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映画『恋愛適齢期』(2003/ナンシー・マイヤーズ監督)感想‣ 熟年男女の恋愛をテーマにした爆笑!?ロマンチック・ コメディ

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映画『恋愛適齢期』のあらすじ・概要

若い女性との恋愛遍歴を重ねる中年男性プレイボーイが、交際相手の母親に心惹かれてしまいます。そんな自分にとまどう熟年男女の大人のラブ・コメディ。主人公は主演、助演合わせて3度のオスカー受賞歴を持つ名優ジャック・ニコルソン。彼が恋する同世代の女性役のダイアン・キートンは、本作でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞、オスカーでも同賞にノミネートされています。監督は「ホリデイ」「マイ・インターン」等でも大人の恋愛をコミカルに描いたナンシー・メイヤーズ。

 

2003年製作/128分/アメリカ
原題:Something’s Gotta Give

映画『恋愛適齢期』のスタッフとキャストについて

ナンシー・メイヤーズ監督・脚本「恋愛適齢期」「ホリデイ」「恋するベーカリー」「マイ・インターン」といった名作ロマンティックコメディで知られる。

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ジャック・ニコルソン(ハリー・サンボーン):コーマン関連の作品に多数出演し、アカデミー助演男優賞に初ノミネートされた「イージー・ライダー」(69)でブレイクする/本編では音楽業界で成功し、30歳未満の女性が恋愛対象の結婚経験ゼロの裕福な独身プレイボーイ役。撮影当時は66,7歳(1937年生まれ)

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ダイアン・キートン(エリカ・バリー):1970年、「ふたりの誓い」で映画デビューし、続く「ゴッドファーザー」(72)で広く知られるようになり、続編2作にも出演/一度の結婚経験のある独身の54歳の人気劇作家を演じます。彼女はこの年では恋愛はもう出来ないと諦めていました。

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キアヌ・リーブス(ジュリアン・マーサー医師):年が20歳も違うエリカに一目惚れしてしまいます。三角関係へと…しかしパリでの夜男らしいある決断をします。

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フランシス・マクドーマント(ゾーイ):出演場面は少ないもののそれなりの存在感を示していました。

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映画『恋愛適齢期』のネタバレ感想

【ネタバレ有り】

ジャック・ニコルソンのハリ―が付き合っている若い女性マリンの母親が所有する海浜の別荘(ビーチハウス)に訪れると、予期せず彼女の母親とばったり鉢合わせする、という最悪のケースなんてまったく想像も出来ませんでした。ダイアン・キートン扮するエリカは内心は面白い筈がありませんが、気まずい対面に際しても彼女らの「大人対応」にはまず驚きました。しかしながら、その夜彼は突然の心臓発作に襲われるというハプニングが起こります。一命は取り留めるものの、暫し安静の必要があり、母親と一つ屋根の下に暮し養生する羽目になります。

恋愛対象としては30才以下の若い女性しか興味がなかった63歳のハリーですが、なんとなくマリンの母親エリカに次第に心が惹かれる様子を女性監督らしい、繊細さで面白可笑しく描いて行くところはたいへん興味深い内容となっています。著名な劇作家の母親は離婚した後、戯曲の執筆に専心して、少し寂しい思いもしながらも長い間独身暮らしをし、自分自身恋愛関連の戯曲を何作も手掛けているもおのの、自分はもはや恋愛の出来る年齢ではないと半ば諦め掛けていていました。

一方、ハリ―は今までの若い女性との付き合いでは感じる事が出来なかった異質の「恋愛感情」をエリカとの間に見出してたのかもしれません。エリカも最初は娘の”恋人”にしては年齢差もあり過ぎ、言葉には表しませんが『スケベじじい』という冷たい目で見ていたに違いありません。とても短い時間ながら一緒に暮し会話をしていている内に、彼本来の内面的な人間性に気付き、引かれていく様子が描かれています。

人それぞれに、一般的に言われる『恋愛適齢期』には関係無く、運命の出会いというのはあるものという事を実感させられる映画となりました。

ジュリアン医師という恋敵の出現により、この恋は潰えるかと思いましたが、土壇場でのジュリアン医師の引き際の潔さは見事でした。

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