>

映画『アナイアレイション-全滅領域-』(2018/アレックス・ガーランド監督)感想‣謎の光に包まれたエリアに派遣された女性調査隊が遭遇する摩訶不思議なミステリー!

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
Michael HeckによるPixabayからの画像
スポンサーリンク

映画『アナイアレイション 全滅領域』のあらすじ概要

「エクス・マキナ」の監督・脚本を手がけたアレックス・ガーランドが「ブラック・スワン」のオスカー女優ナタリー・ポートマンを主演に迎え、SFファンタジー作家ジェフ・バンダミアのベストセラー「サザーン・リーチ」を実写映画化したSFアクションスリラー。

不可解な現象が起こる謎の領域「エリアX」がアメリカ国内の海岸地帯に拡大。現地に調査隊が派遣され、元兵士の生物学者レナの夫も加わりますが、彼らは音信不通となり行方不明になってしまいます。やがてレナの夫だけが生還したものの、瀕死の重傷を負っており昏睡状態に陥ります。レナは夫の身に何が起きたのか突き止めるべく、自ら女性だけの調査隊に志願し、エリアX内部の未知の領域に足を踏み入れます。そこで彼女が目撃したのは、不気味で不穏な空気が流れる森林、生態系の突然変異によって生まれた異様な景色と化け物のような生き物たちとの遭遇が待ち構えていました…

キーワード『シマ―』。光に包まれた謎の空間シマー。どんどん膨張し世界を覆い尽くそうとしています。シマー内では外界と通信できず時間の感覚や磁気もくるってしまいます。食事は2週間分なのに4ヶ月も生き延びられる摩訶不思議な空間となっています。また、シマーではDNAが変異するので動物は急激な速度で異常な進化を遂げ、植物は人間の形に変容したり様々な花を咲かせています…

本来生物の細胞分裂には限界があります。その限界を突破できれば不死になる事ができます。そして、当に膨張するシマ―のなかでは限界の無い細胞分裂が繰り返されている世界となっています…

Netflixで2018年3月12日から配信されていましたが、現在はユーネクストで有料の課金料金で視聴が可能となっています。

2018年製作/115分/イギリス・アメリカ合作
原題:Annihilation

Michael HeckによるPixabayからの画像

映画『アナイアレイション 全滅領域』のスタッフとキャストについて

アレックス・ガーランド監督・脚本:1996年に発表した初の小説「ビーチ」でジェネレーションXの代弁者として脚光を浴び、同作は00年にダニー・ボイル監督、レオナルド・ディカプリオ主演で「ザ・ビーチ」として映画化されています。

おすすめ映画感想|『エクス・マキナ』(2015/アレックス・ガーランド監督)アカデミー賞視覚効果賞受賞作

ナタリー・ポートマン(レナ):軍を退役後、生物学教授として大学で教鞭をとっています。が、夫が特殊任務の唯一の生存者として戻って来ますが、危篤状態となってしまう。一体何が現場でどんな事態が起こっているのか探る為志願して、女性ばかりの調査隊に志願する。なお、レナは夫を大変愛しているにもかかわらず、夫が常時不在の寂しさから同僚と浮気をしています。また、ケインはレナの不倫を知り、そのショックから危険な任務に敢えて志願した背景があるようです。

映画『ズーランダー』(2001/ベン・スティラー監督・主演)感想‣華やかなアパレル産業の舞台裏をチラ見…

ジェニファー・ジェイソン・リー(ヴェントレス博士):「ロード・トゥ・パーディション」(02)や「イン・ザ・カット」(03)、「脳内ニューヨーク」(08)などに出演し、クエンティン・タランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」(15)でアカデミー賞やゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされています。

映画『ヘイトフル・エイト』(感想)クエンティン・タランティーノ監督描く緊張感漲る密室ミステリーの真冬が舞台の西部劇(真夏の暑さも忘れそう…)

オスカー・アイザック(ケイン、レナの夫):1年前に軍の極秘計画に参加したが音信不通となる。が、突然帰宅するが原因不明の病気に置かされていた為意識不明となり、その後危篤状態となってしまう。普段から非常に無口、無事帰任した後も殆んど言葉を発しなかった。

おすすめ映画|『ギリシャに消えた嘘』(2014/ホセイン・アミニ監督)『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミスの小説が原作、キルステン・ダンスト出演。

stanbalikによるPixabayからの画像

映画『アナイアレイション 全滅領域』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有り、ご注意!!!】

エイリアンとの遭遇らしいのですが、宇宙人の姿・形を見ることは出来ません。光に包まれた謎の空間シマーがカギとなります。しかし、全容は全く分からず、出演者の言葉で「シマーは全てを反射するプリズム」という事に多くの謎が集約されています。分かった様でなんだかよく分かりません。生物の細胞分裂には一定の制限がある為、限界を超えるともうそれ以上分裂出来なくなります。そして死ぬ事になります。シマ―の中では部細胞分裂に制限が無い為、生物は不滅であるという説明がありました…

そんな摩訶不思議な「地域(シマ―)」と、ナタリー・ポートマン扮するレナが何故関係するかというと、原因はお互いに愛し合っている夫婦であるにも関わらず、不在の多い夫に一人残された寂しさを紛らわす為に彼女は不倫していました。それが夫にばれていた事が原因?夫は妻の浮気を知ったショックで死を覚悟の任務に志願した!?

わたしは、映画解説など一切読まずに本編観賞しました。 B級映画?という評される感想も多々ありました。しかしながら、視聴後改めて何件かの映画評、解説を読むと結構深読み出来る意外と面白い内容である事に気付かされました。さらに、想像も出来ない、意表を突かれたラストにびっくり仰天させられました。是非とも最後までじっくり観賞される事をお勧めします…

コメント

タイトルとURLをコピーしました