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おすすめ映画『ラスト・オブ・モヒカン』(1992/マイケル・マン監督)感想‣長髪のモヒカン族の勇者ダニエル・デイ=ルイス!

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『ラスト・オブ・モヒカン』のあらすじ概要

18世紀半ば、イギリスとフランスがアメリカで戦ったフレンチ・インディアン戦争を背景に、英国人開拓者の孤児だったモヒカン族の青年ホークアイが、父親であるマンロー大佐が守備をし、英仏軍の砲弾が飛び交う激戦の地ヘンリー砦へ向かう途中、フランス側につくヒューロン族に襲われた英国大佐令嬢姉妹を救う。無声映画時代から何度も映画化され、古典的名作とされるジェームズ・F・クーパーの小説の再映画化。主人公に扮したD・デイ=ルイスが従来のイメージをまったく払拭するキャラクターを見せるアクション・ロマンとなっています。

1992年製作/112分/アメリカ
原題:The Last of The Mohicans

ロッテントマト批評家支持率:93%

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『ラスト・オブ・モヒカン』のスタッフとキャストについて

マイケル・マン監督・製作:人気TVシリーズ「特捜刑事マイアミ・バイス」(84〜89)などの製作を手がける一方、映画「刑事グラハム 凍りついた欲望」(86)などの監督を務め、TVと映画を両輪に活躍する。

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ダニエル・デイ=ルイス(ホークアイ / ナサニエル・ポー):日頃から狩猟でライフルの腕を磨いているので、かなりの熟練度を持つライフルの達人。砦に居た民兵たちを扇動して逃がしたと、英国兵に逮捕され、絞首刑を待つ身となる。しかし、城砦が陥落したことから、命を永らえる事に…

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コーラ マデリーン・ストウ(コーラ):ヘイワード少佐から求愛されるが、断る。命を助けられた事からホークアイに恋心を持つようになる。父親の大佐やヘイワード少佐の民兵らに対する、英国国営を第一とする態度に業を煮やし真向から意を唱える気丈な女性。

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ジョディ・メイ(アリス):コーラの妹。最期の壮絶なシーンは痛ましい。

ラッセル・ミーンズ(チンガチェック):モヒカン族首長のふたりの息子ホークアイ(亡くなった両親に代わって実の子として育てている)とウンカス(実の息子)を分け隔てなく育てる。成長したホークアイを英国人牧師に育てさせていた。

スティーヴン・ウォディントン(ヘイワード少佐):コーラへの横恋慕、失恋した腹いせにホークアイに対して冷酷な態度を示す。最後に男気を示し、コーラの身代わりとなり、火あぶりにされる。

『ラスト・オブ・モヒカン』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り

西部劇映画で良く見たインディアンと騎兵隊の闘いよりもずっと前の植民地での英仏戦争が舞台という事なので、歴史はもっと古い時代の物でした。インディアンの異なる種族がフランス側に味方したり、イギリス側に味方したりとかなり錯綜している様相いは正直少々驚きました。先住民同士が英仏間の狭間でいがみ合ったいるというのも大きな迷惑な話でした・・・

モヒカンと聞いて想像するのは「モヒカンカット」だろうと思います。主演ダニエル・デイ=ルイス扮するホークアイはモヒカン族の酋長に育てられた白人の孤児(両親は殺されてしまった)という前提です。しかし、残念ながら彼の頭髪は長髪で「モヒカン」ではありません。わたしは、ダニエル・デイ=ルイスがモヒカンカットで出演しているシーンを想像すると、大変モヒカン族の方には失礼ですが、思わず吹き出してしまいます。

マンロー大佐が死守するヘンリー砦は難攻不落の様に堅固に見えました。しかしながら、塹壕を砦の間近まで掘り進め、城壁に近接した地点からぶっ放されるフランスの大砲は凄まじい威力を発揮していました。あっという間に落城降伏となります。それはそれで多くの英仏兵士や砦内の民兵らが犠牲にならずに良かったと喜んだのも束の間、敗走する英国兵らは今度はヒューロン族からの総攻撃を受ける事になります。500人近い先住民らのエキストラを使い、撮影されたと聞きましたが、壮絶な死闘シーンの連続にはびっくり仰天!

偶々川岸に係留されていた丸木舟(何となく東海上に浮かぶ孤島蘭嶼=ランユー台湾先住民タオ族の木船そっくり)を漕ぎ進め、激流を下るシーンは迫力満点でした。悪魔の様に執拗なヒューロン族の追跡には逃げる術も無く、次々と犠牲者がでます。

最終決着がついたところでほっと一息はつけるものの、見終わってどっと疲れが出る映画でした。

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