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おすすめ映画『エンド・オブ・ウォッチ』(2012/デビッド・エアー監督)感想‣陽気で悪戯好きのLAPD の警官二人組の”日常”と犯罪都市のリアル

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『エンド・オブ・ウォッチ』のあらすじと概要

ロサンゼルスの重犯罪多発地区、サウス・セントラル近辺、ストリート・ギャングではなく、FBIが血眼で追うメキシコ系麻薬カルテルが街の支配に乗り出し、黒人とメキシコ系ギャングが凌ぎを削り修羅場化寸前の危険レベルMAXの地区が本作の舞台となっています。パトロール警官たちの死と隣り合わせの日常と熱い友情をリアルに描いたポリスアクションムービ―。

サウス・セントラル地区を担当する白人巡査テイラーとその相棒であるメキシコ系巡査ザバラ。パトロール中に思いがけずメキシコ麻薬カルテルのアジトに何度か触れてしまった2人は、組織から「邪魔者」と見做され命を狙われることになります……。「ロス市警全面協力」で撮影され、全編通して複数の登場人物の持つカメラのリアルな映像を中心に物語が進行していきます。

「トレーニング デイ」の脚本を手がけたデビッド・エアーがメガホンを取っています。

2012年製作/109分/アメリカ
原題:End of Watch

『エンド・オブ・ウォッチ』のスタッフとキャストについて

デビッド・エアー監督・脚本・製作:わずか6日間で脚本を書き上げ、撮影もかなり早く行われたようです。少年時代はLAサウスセントラル地区と馴染みが深く、チカーノ(メキシコ系アメリカ人の2世)の住民達と親交を深めてスペイン語を覚えたという。2005年にクリスチャン・ベール主演の犯罪映画『バッドタイム』で映画監督デビューをしています。

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ジェイク・ジレンホール(ブライアン・テイラー)・製作総指揮 – 白人警官。

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マイケル・ペーニャ(マイク・ザヴァラ) – メキシコ系警官。ブライアンの親友で相棒/メキシコ人の両親のもと米シカゴで生まれ育つ。

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ナタリー・マルティネス(ギャビー) – マイクの愛妻/フロリダ州マイアミ出身。両親はキューバ系。ジェニファー・ロペスがプロデュースするブランドのオーディションで選ばれ、キャリアをスタートさせています、

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アナ・ケンドリック(ジャネット)- ブライアンの恋人、結婚する/『マイレージ、マイライフ』でナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞を受賞、アカデミー助演女優賞やゴールデングローブ賞 助演女優賞などにノミネートされています。

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『エンド・オブ・ウォッチ』のネタバレ感想・見どころ

大好きな映画ブラット・ピット主演『フューリー』のデビッド・エアー監督の本作は、リアル過ぎて気持ちの悪くなるシーンも何か所かありますが、ハンディカメラの映像をメインとして、警察への密着番組のドキュメンタリー映像を見せられているような緊迫感が半端ではありません。

陽気のふたりのパトカー内の会話や仕事から離れた平穏な日常生活がある為、犯罪現場での悲惨な状況のリアルさがいやが上にも強調されています。映画だから誇張され過ぎているのではないかという思いは一切しませんでした。多分、現実はもっともっと悲惨な現実があるのではないか、映像には出来ない現実もあるのではないかと逆に想像させられてしまいました…(映像に出来るのはこれがギリギリか!?)

ジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャはロサンゼルス市警ニュートン分署の警官の役作りのため、なんと5ヶ月間に及ぶ訓練を受けたという役作りに徹していたそうです。特にカメレオン俳優という”異名”を持つほどの演技派ジェイク、彼の真骨頂の迫真の名演技が光まくっていました。ラストシーンでは彼らふたりとも凶弾に撃たれ殉死してしまったのかと諦めましたが、ジェイクひとり不死身の回復力(ターミーネーター振り)で相棒マイクの葬儀に立ち会うという展開にびっくり仰天させられました…

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