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映画『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』(2012/ダニエル・コーエン監督)感想‣ジャン・レノの天才シェフ役が見もの!

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『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』のあらすじと概要

Nenad MaricによるPixabayからの画像

問題だらけの寄せ集めシェフたちが、20年来の三ツ星レストラン「カルゴ・ラガルド」を守るため奮闘する姿を描いたコメディドラマ。

20年間にわたり三ツ星評価を守り続けてきたパリの超有名高級レストラン「カルゴ・ラガルド」は、厨房の要のベテランシェフのアレクサンドル(ジャン・レノ)がスランプに陥ってしまい、料理への閃きを失い、このままでは次の審査で星を失いかねないという危機に直面していました。次の品評会が迫るなか、新メニューが浮かばないアレクサンドルは、天才的な舌をもつ若手シェフのジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)に出会います。

生意気な性格のためいくつものレストランをクビになり、仕方なくアルバイトとして、老人ホームでペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノと、老人ホームの厨房で働いていた素人シェフも仲間に加わり、アレクサンドルらはカルゴ・ラガルドを守るため立ち上がります。

『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』のスタッフとキャストについて

Scott WebbによるPixabayからの画像

ダニエル・コーエン監督

ジャン・レノ(天才シェフアレクサンドル・ラガルド):83年、リュック・ベッソン監督の「最後の戦い」に出演し、以後「サブウェイ」(84)、「グラン・ブルー」(88)、「ニキータ」(90)などベッソン作品の常連となる。主演作「レオン」(94)で一躍世界的な注目を浴び、翌年「フレンチ・キス」(95)でハリウッドデビュー近年の映画出演作に「プロヴァンスの休日」(14)、「ザ・スクワッド」(15)、「霧の中の少女」(17)など。

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ミカエル・ユーン(ジャッキー・天才料理人)1973年、フランス生まれ。

ラファエル・アゴゲ(ベアトリス):ジャッキーの恋人、大変な美人。1981年フランス・ニーム生まれ。

『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』のネタバレ感想

Gioele FazzeriによるPixabayからの画像

三ツ星レストランでも定期的にミシュランの格付け審査員の調査を受け、格落ちさせられる可能性があるそうだ。本作品の中で描かれた内容はまさかとは思いますが、審査員の趣向に合わせるようなメニューを考え、料理を作っていました。”分子料理”という名前で呼ばれていましたが、欧米で最近の潮流のようです。宇宙食を想わせるもので、触感は取り払われ、目で見ることと舌で味わう”味覚”を愉しむ料理に変わりつつあるようでした。

古株ベテランシェフであるラガルドに取って、分子料理への取り組みはかなり、苦労してしていました。

一方、ㇽガルドの後釜に収まった料理人ジャッキーは料理の腕、味覚に関する感性はずば抜けていますが、人間としてどうなのかなという問題があるようでした。ラガルドに見出されるまでは、あらゆる職場で人間関係が上手く行ったことが無く、職場(レストラン)から追い出されてしまいます。挙句の果てに、妊娠中の恋人の為に、素晴らしい料理の腕を持ちながら、料理人を止めてアルバイトで窓ふき・ペンキ塗りをやって金を稼がざるを得ない境遇に追い込まれます。これは身から出た錆で仕方のないことだと思います。人間としては、物凄く良い面を持っている事は確かのなのですが、他人との付き合い方が自分勝手過ぎるのが玉に傷なのでしょうが、これが世渡りには致命傷になってしまいます。

料理の味にも料理人の人間性というものは多分滲み出て来る様な気がしました。ジャッキーの様な、あらゆる人と衝突ばかり繰り返す料理人に正直、美味しい心のこもった料理が果たして本当に作れるものだろうか(?)とわずかな疑問が残りました。

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