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おすすめ映画『奇術師フーディーニ 妖しき幻想』(2007/ジリアン・アームストロング監督)感想‣奇術師ハリー・フーディーニを描いたロマンティックサスペンス

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『奇術師フーディーニ 妖しき幻想』のあらすじと概要

実在した伝説の奇術師フーディーニと霊能者をかたる女性の危険な駆け引きを、「メメント」のガイ・ピアースと「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演で描いたロマンティックサスペンス。20世紀初頭。世界的な奇術師フーディーニは、他界した母の最期の言葉を言い当てた者に高額の賞金を与えると宣言します。これを知ったインチキ霊能者メアリーは娘のベンジーと共謀し、最期の言葉を入手するべくフーディーニに接近します。しかしフーディーニのマネージャーであるシュガーマンに邪魔されて上手くいきません。フーディーニと接する内に彼との間に恋愛感情が芽生え始めたメアリーは、恋心と賞金の間で揺れ動くことになりますが……。

なお、メアリーの一人娘ベンジー役の少女シアーシャ・ローナンのまだまだあどけなさの残る演技が光っています。

2007年製作/96分/イギリス・オーストラリア合作(日本劇場未公開)

原題:Death Defying Acts

『奇術師フーディーニ 妖しき幻想』のスタッフとキャストについて

ジリアン・アームストロング監督:1979年の長編映画『わが青春の輝き』でカンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされています。

ガイ・ピアース(ハリー・フーディーニ):97年、名作「L.A.コンフィデンシャル」でハリウッドデビューを果たし、クリストファー・ノーラン監督作「メメント」(00)では主演を務めています。

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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(メアリー・マクガーヴィー):02年には「シカゴ」に出演し、アカデミー賞助演女優賞を獲得しています。

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ティモシー・スポール(シュガーマン):「ハリー・ポッターシリーズ」のピーター・ペティグリュー役をはじめ、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(07)や「英国王のスピーチ」(10)など話題作でバイプレイヤーとして存在感を発揮しています。

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シアーシャ・ローナン(ベンジー・マクガーヴィー): 米ニューヨークで生まれ、3歳からはアイルランドで過ごす。9歳から同国のTVドラマに出演し、2007年の「I Could Never Be Your Woman(原題)」でスクリーンデビューを果たしています。

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『奇術師フーディーニ 妖しき幻想』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有り!ご注意】

フーディーニは「脱出王」の異名を取り、ハンガリーのブダペスト市出身、アメリカ合衆国で名を馳せた奇術師です。「不可能を可能にする男」という評価を得て、現在でも「アメリカで最も有名な奇術師」と呼ばれるほど認知度は高く、奇術師の代名詞ともなっている人物とあります。

本編では、手錠で雁字搦めに縛られて水槽に沈められながらも、見事に抜け出すショーを一度やってのけていました。

一方、インチキ霊能者メアリーはフーディーニの母親の遺言を言い当てた人に1万㌦の賞金を出すという突拍子も無い提案を聞き、果敢に挑戦しようとします。金に目の無いメアリー親子は早速フーディーニに接近、ヒントを得ようと必死にあれこれ調査を開始します。しかしながら、妻子あるフーディーニは美貌のメアリーのぞっこん惚れ込んでしまうという展開となります。他方のメアリーとしてもは実らぬ(と知りつつ)恋を取るべきか、1万㌦という大金を取るべきか大いに悩みます…

何もかもお見通しで常識あるマネージャー・シュガーマンの横槍やら、はたまた助太刀などもあるものの、「母親の遺言」のヒントは手に入らないまま、銀行の金庫に厳重に納められていた「遺言書」が公開される運命の日を迎えます…しかしながら、インチキ降霊師のメアリーは呆気なく退散、ところが驚くべき事に娘のベンジーに不思議な”現象”が起きるところはかなりの驚きでした。(何が起こったか?ここでは伏せて行きましょう!)

世界的な名声を誇る「脱出王」フーディーニと(インチキながら)美貌の霊能者との闘いでは分の悪さは一目瞭然でした。キャサリンの美しさを持ってしても「脱出王」のオーラには打ち勝つ事は出来ません。その意味では本作品は主演俳優二人によるケミストリーがちょっと不発に終わってしまったかなぁという気はします。但し、女性監督らしくまだ10代前半であったシアーシャ・ローナンの演技を引き出しているお見事な手腕は素晴らしい…

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