久し振りの別所温泉を訪問しました。一時期国内担当をしていた時に長野県を担当していたので、その時別所温泉の日帰り温泉を利用しました。現在も有料ながら(200円前後と格安)、3つの日帰り温泉施設(外湯)が利用可能です。当時の好印象、温泉の質の良さが忘れられず今回2泊3日でようやく再訪問の夢が叶いました。以下に紹介させて頂く「旅館花屋」ともう一軒「上松や」に泊まりました。「上松や」については別の機会に紹介させて頂きます。まったく異なるタイプの「旅館」ですが、食事に関してはいずれも甲乙つけ難い素晴らしい内容にびっくり仰天!さらに期待通りの素晴らしい泉質の温泉(源泉掛け流し)を堪能しました。近い内リピート間違い無しですが、旅行誌の豊富な情報では他にも良さそうな宿が目白押しなので、どこに泊まろうか本当に迷ってしまいます。
「旅館花屋」の魅力の一部分をご紹介出来ればと思います。是非次回旅行の参考にしてみてください。
あと、忘れてはならないのが別所温泉のある塩田平地域は、松茸の名産地です。
贅沢な松茸料理が山の中で味わえる、全国的にも珍しい上田名物の「松茸小屋」が9,10月頃にオープンします。街道沿いには「松茸山荘」などの看板が林立・・・可能ならば秋の松茸シーズンに再訪したいものです…
別所温泉『旅館花屋』へのアクセス方法
(自動車利用の場合)東京から関越道・上信越道を経由して2時間40分程度。
(公共機関利用の場合)東京~別所温泉まで乗車時間(JRで約2時間)、東京駅→長野駅(北陸新幹線)、長野駅→別所温泉(上田電鉄別所線)駅から徒歩5分と至近。
別所温泉『旅館花屋』のおすすめポイント
伝統的で洗練された美しい建物
フロント横の格調高いロビー
館内を取り巻く渡り廊下、大正期に作られたものが利用されているとか…
毎日午前11時に館内ツアーが組まれる程、見どころが満載の旅館、今回は参加を見合わせましたが、時間的に余裕がある時はじっくり案内してもらうのも一興!6500坪の庭園に囲まれる旅館…
様々な色のツツジが満開
中庭を囲む様に渡り廊下が配されています
明るい図書室
左奥には露天風呂・内風呂があります。右は大理石風呂(男女入れ替え制となっています)
大きな水車小屋
大輪のピンクのシャクナゲも開花時期を迎えています
歴史ある大きな古時計、現役で精確な時を刻んでいます
窓から内庭を望む。この部屋は元料亭だった部分だとか、窓ガラスの桟もかなりオシャレめ…
ロビーから廊下を歩いて最奥の部屋に案内されました。確かに古さは感じさせるものの、良く整理整頓、掃除が行き届いており、古ぶるしさは微塵も感じる部分はありませんでした(ちょっと心配された部分ではありますが、来て見て杞憂は雲散霧消!)それに畳はあり換えたばかりなのかとても良いにおいがしていました…
源泉掛け流しの心地よい温泉
「大理石張りの大正ロマンの湯」ほぼ無色透明、微かな硫黄臭あり。アルカリ性温泉。
けっして古さを感じることの無い豪華な湯室、周囲を鮮やかなステンドグラスで囲まれているところは「時代物」
小さめな露天風呂ながら肌に優しい快適な温泉、戸外だけあってちょっと温めな感じでした…
ほぼ無色透明、硫黄臭あり
ばっちり適温の内湯、お湯の『素晴らしさ』を実感出来る湯船でした。
優雅な四季を楽しむ 料理こだわりの会席料理
極めてシンプルで分かり易い表示板、何となく禅寺を想像してしまいました…
梁が剥き出しの食事処…
手前右が「八寸」(前菜の数々)いずれも結構食べ応えのある食事量…うっかり途中写真を撮る事を忘れ食事に専念してしまいました…
信州プレミアム牛すきしゃぶ
「お椀」嘗て食事した中では最大級の大型のお椀で出汁の風味も最高の味付けでした…
鮮魚の盛り合わせを頂く「醤油」が特別、透明に近い「一番だし醤油」
【朝食】
ちょっとあっさり目でしたが、非常に美味しい。
洗練された接客サービス
本館の素晴らしさの一つは行き届いた上質な接客サービスの質の高さにあります。笑顔を絶やさず、かなりの気の使いようでした…(満足度期待以上の100%)
最後に
別所温泉近くの『北国街道 海野宿』古民家カフェギャラリー 「麦」に立ち寄りました。
珍しい発芽珈琲がありました。江戸時代から続く伝統的な街並みが保存されています。街道中央には清流が流れています。
信州は美味しいそば屋が多いです。昔、良く通ったのは上田では刀屋です。盛りが大盤振る舞いで「並盛」を注文してもお腹いっぱいになります。また、出汁をとろっとしたそば湯で薄めて飲む味が良く、何杯も飲みました。昼食の時間帯は観光客、地元民が集中する為少し並ぶ覚悟が必要です。
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