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おすすめ映画『ヘレディタリー 継承』(2018/アリ・アリスター監督)感想‣亡くなった祖母から“何か”を受け継いでしまった家族の、恐ろしい運命とは!?

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『ヘレディタリー 継承』のあらすじと概要

家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持っていた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行いました。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家にその後奇妙な出来事が頻発します。娘の事故死により最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしていきますが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていました…監督、脚本は本作で長編監督デビューを果たしたアリ・アスター。かなり凄惨な描写も含まれるため、視聴にはある程度覚悟が必要となります。

配給A24

2018年製作/127分/アメリカ
原題:Hereditary

『ヘレディタリー 継承』のスタッフとキャストについて

アリ・アリスター監督・脚本:本作はサンダンス映画祭やサウス・バイ・サウスウェスト映画祭で注目を浴びるとともに、「エクソシスト」に並ぶホラーの誕生と米国内の批評家から絶賛された作品です。

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トニ・コレット 主演・製作総指揮(アニー・グラハム):ミニチュア制作のアーティスト、細かい手作業で自分達の生活そのものをモチーフにした作品を手がけています。自身夢遊病者であることを告白しています。

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アレックス・ウルフ(ピーター・グラハム):ネガティブオーラをまき散らします。

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ミリー・シャピロ(チャーリー・グラハム):他人にも母であるアニーにも心を開かず、何かに取りつかれたように家の周りを裸足で徘徊し、学校で死んだ鳥を見つけると、頭をハサミで切り取って持ち帰るなど異常な行動を繰り返す娘。どうしようもない凄惨な最期を遂げます/新人子役。

『ヘレディタリー 継承』のネタバレ感想・見どころ

何が怖かったかというと主人公アニーの恐怖に引き攣り絶叫する顔が凄まじい。こんなに悪魔に呪われた一家というものがあるものなのか正直驚きました。また、冒頭の導入部の映像がミニチュアで出来た部屋をカメラが遠くから捉えていくと、途切れることなくそれが現実の映像へと変化していくテクニックに驚かされました…

家庭内でも学校でも一切外部と関係を持とうとしない娘の存在も不気味さが漂っていました。しかし前半に突然の想像を絶するような悲壮な死を遂げてしまいます。車に同乗していた兄ピーターは呆然自失の状態で家に戻っていました。翌朝事故の惨状を目撃した母親は発狂寸前の状態でした。

それ以降ふり掛かる不思議な現象の数は枚挙に暇が有りません。迫りくる恐怖体験の嵐にどこまで耐えることが出来るのか? 公開当時の劇場の状況をレポートした紹介文によると、館内に響き渡る絶叫は殆んど無かったと…当に恐ろし過ぎて声も出せない恐怖シーンの連続だったのでしょうか…

不気味な映像、不安感を煽りたてるような音楽、出演陣の意味深な表情、ツリーハウス、屋根裏部屋、製作途中のミニチュアハウスの数々、小道具大道具それらすべてに伏線が敷かれていく様子で、後々の展開ではしっかり回収されていきます…

夢遊病者であった主人公が徐々に精神の安定を崩され発狂していく推移がこれでもかこれでもかと、しつこく徹底的に繰り返されていきます。これではまともな精神状態の人間でも最後にはこうなるなぁと説得されました。

想像をはるかに超えたラストへの展開により恐怖のどん底に突き落とされます…映像シーンが夢に出てこないことを祈るばかり…

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