今回、福地温泉宿泊は初訪問。名古屋在勤時に北アルプスの山登り目的で、足繁く新穂高温泉に向かうバスを利用しました。平湯から乗り換えたバスは当然登山客ばかりと思っていましたが、途中の「福地温泉」で多くの温泉客らしき人々が次々に降車していく姿に正直驚きました。「福地温泉」という名前は関東出身の人にはあまり知られていません。その時は「田舎の温泉地がどうしてこんなに人気があるのかなぁ?」と正直不思議に感じました。ところが、後に”温泉通”で奥飛騨温泉郷に詳しい友人に聞いたところ、福地温泉には素晴らしい「温泉宿」がたくさんある。名古屋から何度も泊まりに行っているという話でした。知識が無いという事は恐ろしいもの…それを聞いて、一度は行ってみようと思いつつ、転勤で東京本社に戻ってしまい中々訪問する事が出来ずにいました。漸く念願が叶いました。噂通りの素晴らしい「温泉宿」と巡り会うことができました。最近訪問した温泉宿の中では間違いなくベスト3に入る宿で大変お勧めです。もう少しアクセスし易ければリピーター間違い無しなのですが、往復700㌔はさすがにちょっと遠い…
「元湯孫九郎」へのアクセス
車:(東京方面から)中央長野自動車道を松本方面へ~松本IC~R158で平湯へ。R471で新平湯方面へ。松本からおよそ80分程度。
高速バス :新宿発高山線平湯下車、バス乗換新穂高行き福地ゆりみ坂下車
「元湯孫九郎」の魅力のポイント
孫九郎の一番の売りは豊富な湯量の源泉掛け流し温泉です。広々とした大露天風呂、泉質の異なる内湯など何度も繰り返し入る事が出来ました。
温泉
深い緑に囲まれた大露天風呂
露天風呂にあるちょっと緑色がかった泉色の源泉掛け流し風呂
露天風呂と異なる泉質の内風呂、源泉を直接飲むことが出来ます(胃腸の病に効能があるとか…柄杓が有りました…)但しがぶ飲みは禁物、一度に柄杓一杯だけ!
こちらは無色透明で湯船に流し込まれる源泉
早朝の露天風呂の様子
早朝の”蒼の湯”
奥の湯船はぬるめの湯、長湯が出来ます。
食事
かなりのボリュームと一品一品が丹精込められた料理ばかりでした。山奥ながら豊富な食材に驚きました…たいへん失礼ながらこんな山深い温泉宿にとても洗練された逸品料理の数々に舌鼓
地場産の山菜・食材を主に使用した前菜盛り合わせ、こごみ胡麻和え
目の前で焼く岩魚の塩焼き(囲炉裏ではありません)
前菜拡大 きゃらぶき、焼きなす、湯葉豆腐、酢の物、稚鮎有馬煮
鯉、ます、川ふぐの胡麻和え
鰆と紅芯大根の紅あんかけ
豆腐とアボガドのグラタン
ひだ丹生川の生きクラゲ、信州林檎の天ぷら
特製エゴマ味噌特製五平餅
飛騨牛温泉しゃぶしゃぶ
【朝食】は夕食と同じ大広間の同じ席に案内されました
温泉がゆと豆乳鍋、勿論白飯も頂きました
部屋・館内の雰囲気・充実したサービス
最近客室数を24室→21室に減らし、益々顧客サービス向上を心掛けているとのこと。
風情漂う帳場(フロント)午前11時チェックアウトというのも嬉しい。
チェックインの際、こちらに座って館内の説明を受けました。
趣のある玄関
昼間は大型バスも行きかう道路、素晴らしい風情のある道で夕食後のそぞろ歩きに持って来いです
西方の空に夕焼けがほんのりと…それでも翌朝は天気は崩れ雨…
男性内風呂に向かう廊下
中庭から温泉棟へ
女性用の内風呂に向かう廊下
室内の心を込め活けた生花
角部屋で採光、通風は抜群。入室したところに既に布団が準備されていました(奥飛騨温泉旅館の共通した流儀なんでしょうか?)
豊富な現地の土産物が揃うショップ
『音泉リビングParagon』の何となく物々しい音響機械!音楽オンチなのでその素晴らしさが理解出来ず…温泉浴+音泉浴とか 音楽に聞き入る事が出来る落ち着いた雰囲気のラウンジ…選曲はお店任せの様でした
福地温泉から上高地観光
上高地は交通規制がある為、平湯温泉の駐車場に車を停め、バスに乗り換えて上高地に向かいました。往復2800円/一人。松本よりの沢渡駐車場に車を停める事も出来ます。こちらもバス料金は同額。
奥穂高岳(3190㍍)、ジャンダルムを背景に梓川に架かる河童橋(一枚の絵!)
清らかな渓流の流れに感動
河童橋から上流への遊歩道を歩くと『熊出没注意』の看板多し!
焼岳の勇姿。ごく最近の情報では焼岳は登山規制中の為、登山出来ないと…(登る予定のある方は現地場を事前要確認…頂上付近の地面は熱を帯び熱い…)
何度も振り返り雄姿を確認
心洗われる感動的な清流の流れ
白い花 名前が分からず残念!!
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