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おすすめ映画感想|『グリーンマイル』(2000/フランク・ダラボン監督)タラボン監督&スティーブン・キング脚本コンビが放つ感動作

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『グリーンマイル』のあらすじと概要

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アメリカ南部の死刑囚舎房を舞台に、不思議な力を持つ死刑囚と看守たちとの心の交流を描く。

大恐慌時代の1935年、ポールは刑務所の看守主任を務めていた。グリーンマイルと呼ばれる通路を通って電気椅子に向かう受刑者たちに安らかな死を迎えさせてやることが、彼らの仕事だった。ある年、この刑務所に身長2メートルを越す黒人の大男、コーフィが送られてくる。双子の少女を殺害した罪で死刑囚となった男です。ところがこの男は、ある日、不思議な力でポールが患っていた病気(尿路感染症)を局部を掴んだだけで治してしまい、更に所長の奥さんの不治の病気を治したり、死んだネズミを蘇生させたりと数々の奇跡を起こしていきました。

『グリーンマイル』のスタッフとキャストについて

Wil LawsonによるPixabayからの画像

フランク・ダラボン監督:スティーブン・キングの小説を映画化した「ショーシャンクの空に」(94)では自らメガホンを取り、長編監督デビューを果たす。

原作:スティーブン・キング 処女長編小説「キャリー」が出版され、2年後にはブライアン・デ・パルマ監督によって映画化。以降、「シャイニング」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」をはじめ50本以上が映画・TVドラマ化される大流行作家のひとり。

トム・ハンクス(ポール):本作品では看守主任ポールを演じている。死刑囚コーフィ―の不思議な能力と心の優しさに触れ、いち早く本当に殺人犯なのか疑った人物。

ハリウッドを代表する演技派スター俳優として活躍を続け、近年の主演作に「キャプテン・フィリップス」(13)、「ハドソン川の奇跡」(16)、「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」(17)、「幸せへのまわり道」(00)等がある。

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マイケル・クラーク・ダンカン(コーヒィ):不思議な力をもつ死刑囚コーフィ役に抜てき。双子の幼女を殺害した罪でコールド・マウンテン刑務所に投獄される。同作で世界的に有名になり、アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた。「アイランド」(05)にも出演。12年7月13日心筋梗塞で病院に運ばれ、そのまま回復することなく9月3日に息を引き取った。享年は54歳。

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デビッド・モース:主人公ポールの相棒であるブルータス・ハウエルを演じた。その他の主な出演作に、「12モンキーズ」(95)「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)、「パッセンジャーズ」「ハート・ロッカー」(ともに08)、「ワールド・ウォー Z」(12)

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『グリーンマイル』のネタバレ感想

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ネタバレ有り

不思議な映画でストーリーに完全に引き込まれていきました。見終わった後も、ずっと印象深く記憶に残っていた本作品を久し振りに見直してみました。

トム・ハンクスが演じる看守とその看守仲間3名は良心的な人間ばかりなのに、問題のある看守パーシー1人が、州知事と義理の血縁関係を振りかざして、横暴極まりない態度が一向に改まらず、遣りたい放題で、強烈なコントラストを付けていました。 

一方、入所して来る囚人達(死刑囚)も個性派揃いです。なかでも身長2mを超える巨漢のコーフィの迫力は圧巻です。しかし、体格に不釣り合いな程心の純粋さ、優しさを持っていました。結局少女2名の殺人罪で死刑になってしまいますが、真相はどうやら冤罪の様です。

驚くべき事に、コーフィ―は神様から授かった人の病を治す超能力を持っていました。人間の醜い所をたくさん見てきたので、これ以上は生きたくないと悟り、他人の罪を自ら被る決心をしているのは何とも痛ましい限りです。看守のポールらも八方手を尽くして冤罪を晴らすべく努力をします。結果は翻らず、とうとう死刑執行の日を迎えます。

看守のポールはこの時44歳でしたが、刑務所を辞めて他の職に就きました。死刑の執行人という職業は1930年代失業者の溢れてた時代背景もあり、職業の選り好みは出来ない時代でも、精神的にかなりタフな仕事であったろうと思われます。

最後に

看守長ポールはコーフィーの不思議な能力の一部を引き継ぎ、非常に長生きをしています。回想を語っている時点では既に108才であると語っていました。

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