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おすすめ映画『アウトバーン』(2016/エラン・クリービー監督)感想➢ドイツアウトバーンを疾走するカーアクション・サスペンス映画

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『アウトバーン』のあらすじと概要

Helmut H. KroissによるPixabayからの画像

マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルト主演で、速度無制限の高速道路=アウトバーンを舞台に描くカーアクション作品。

麻薬が積まれたトラックと、500万ユーロを載せた高級車。巧妙に仕組まれた、危険な取引に巻き込まれてしまったケイシー、彼は天才的なドライブテクニックを持ち、異国ドイツで裏社会の仕事に手を染めていたアメリカ人の自動車泥棒でした。そんなケイシーに転機が訪れまいた。ジュリエットというアメリカ人女性と出会い、恋に落ちる。ところが重い病気を患っている恋人のジュリエットを救う為、彼女を救う腎臓移植手術には高額な費用が必要なことを知ったケイシーは、トルコ人マフィアの大ボスであるゲランから高額報酬を提示され誘いに乗りとある大仕事へと臨む。しかし、それは麻薬王ハーゲン・カールが密輸した大量のコカインをトラックごと強奪するという極めて危険な仕事でした。

主人公ケイシー役にホルト、恋人のジュリエット役に「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」主演のフェリシティ・ジョーンズ。アンソニー・ホプキンス、ベン・キングズレーという大御所が、それぞれ悪役として脇を固める。製作は「マトリックス」シリーズのジョエル・シルバー。

ケイシーが次々と乗り込む高級スポーツカーは車好きにはたまらない上、CGに頼らない撮影にこだわった大クラッシュに目を見張る。スタントを担当したのは「ラッシュ プライドと友情」でF1のハイスピード・バトルを実現させたドイツの〈アクション・コンセプト社〉だけに、絶対に目が離せないものとなっています。

2016年製作/99分/イギリス・ドイツ合作
原題:Collide

ロッテントマト批評家支持率:24%

『アウトバーン』のスタッフとキャストについて

Josch13によるPixabayからの画像

エラン・クリービー監督・脚本:ミュージックビデオ、コマーシャルビデオの監督を多数つとめている。

ニコラス・ホルト(ケイシー):イギリス・バークシャー出身。09年には、映画「シングルマン」の演技で高い評価を得たほか、ウェストエンドで初舞台を踏んだ。人気シリーズ第4弾「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(11)でハンク/ビースト役に起用された。

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フェリシティー・ジョーンズ(ジュリエット):イギリス・バーミンガム出身。、11歳の時に芸能活動をスタート。2006年、オックスフォード大学を卒業する。08年に長編映画デビューを果たし、11年の「今日、キミに会えたら」(日本劇場未公開)の演技でサンダンス映画祭の特別審査員賞を受賞している。

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アンソニー・ホプキンス(麻薬王ハーゲン・カール):イギリス・ウェールズ出身。映画史に残る悪役として今でも人気を誇るハンニバル・レクターを演じた「羊たちの沈黙」(91)でアカデミー主演男優賞を受賞。認知症の父親役を演じた「ファーザー」(20)で、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞。83歳での受賞で同賞の最高齢受賞記録を更新した。

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マーワン・ケンザリ(マティス・ケイシーの相棒)

ベン・キングズレー(トルコ人マフィア・ゲラン)

『アウトバーン』のネタバレ感想

Herbert AustによるPixabayからの画像

恋人の腎臓移植手術費用捻出の為、ドイツ最大の麻薬王から密輸の麻薬を盗む危険を冒すという少し馬鹿げたストーリーではありましたが、金髪に変えていたフェリシティー・ジョーンズがとてもキュートなので、彼女の生命を守るためならたとえ命懸けで何でもやるだろうという事に少しは納得しました。

アウトバーンを舞台に超高級車が時速240㌔超の迫力ある激走シーンはかなり見応えがありました。クラッシュして車が何回転しようと、主人公ケーシーは、大した擦り傷も無く不死身なのは、ターミネーターを見ている様で驚きの展開でした。

アンソニー・ホプキンスの麻薬王ぶりも板に付いていました。教養もかなり高い文化人のなりをしています。ところが、南米チリから密輸される麻薬はゴルフボールの中に隠しており、支払う代金は高級車の車内の壁の裏に隠して運びだされます。それにして少しも知的レベルの高さを感じられないスキームです。その奪った€500万を風呂敷包みにぶら下げて逃走するシーンは何となく涙ぐましい感じがしました。もしかしたら、エラン・クリービー監督は相当な苦労人なのではなかろうかと察せられました。

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