>

映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(感想)フランスの国民的シャンソン歌手をマリオン・コティヤールがなり切りで熱演!

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
スポンサーリンク

『エディット・ピアフ 愛の讃歌』のあらすじと概要

Pierre BlachéによるPixabayからの画像

「愛の讃歌」「ばら色の人生」など、数々の名曲を残したフランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフ。その波乱に満ちた47年間の生涯を描き、フランスで500万人以上を動員したという作品。

ピアフになりきった主演マリオン・コティヤールは、第80回アカデミー賞主演女優賞受賞。1915年、第1次大戦中の貧しい大道芸人の娘に生まれ、売春宿を営む祖母に育てられ、失った視力を奇蹟的に回復させ、路上で歌って日銭を稼いでいたところを見出され、街角からデビューした伝説の歌姫エディット・ピアフ。

愛に傷つき、希望を失いながらも歌への情熱だけは決して失わなかったピアフ。47年という短い生涯で人一倍の不幸と幸せを体験した彼女にとって歌こそが人生そのものでした。

不幸な生い立ちとスキャンダル、彼女の音楽は傷心的な声を伴った痛切なバラードであり、その悲劇的な生涯を反映していたのが特徴だったという。少し時代的には古いのですが、有名な曲としては「ばら色の人生 La vie en rose」(1946年)、愛の讃歌 Hymne à l’amour」 (1949年)、「ミロール Milord」 (1959年)、「水に流して Non, je ne regrette rien」 (1960年)などがあります。自身の人生そのものを反映させたバラードで庶民に圧倒的に支持され、フランスの国民的歌手になったピアフの人生が描かれます。

2007年製作/140分/フランス・チェコ・イギリス合作
原題:La Mome

『エディット・ピアフ 愛の讃歌』のスタッフとキャストについて

jplenioによるPixabayからの画像

オリビエ・ダアン監督:67年生まれ、フランス出身。2007年の本作品『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』で、2008年のセザール賞などにノミネートされた。『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』では2014年に開催される第67回カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選ばれた。

マリオン・コティヤール(ピアフ):本作品でエディット・ピアフに成り切った演技が評価され、第33回セザール賞主演女優賞や第65回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、フランス人女優としては49年振りのアカデミー主演女優賞を受賞している。

雑誌インタビューでは「撮影中は『テイクが終わってスタッフが準備をしている間も、自分に戻ることはほとんどなかった』と語る」この言葉からもマリオンのピアフへの成り切り度合を知ることが出来ます。

出演映画投稿記事:

映画感想|『ダークナイト ライジング』(2012/クリストファー・ノーラン監督)3部作完結編!

映画|『ビッグ・フィッシュ』(2003/ティム・バートン監督)ユアン・マクレガー主演大人向けファンタジー映画

映画投稿|『NINE』(2010/ロブ・マーシャル監督)ダニエル・デイ=ルイス主演ミュージカル映画、女優陣の華やかさに圧倒される

感想ネタバレ|『インセプション』(2010年クリストファー・ノーラン監督)レオナルド・ディカプリオ主演SFアクション映画

ジェラール・ドパルデュー他

『エディット・ピアフ 愛の讃歌』のネタバレ感想

MustangJoeによるPixabayからの画像

シャンソン歌手エディット・ピアフはフランスを初め世界的にかなり有名です。しかし、わたしはこの映画を見るまで名前は知りませでした。シャンソン歌手といえば、かつてアラン・ドロンとデュエットしていたダリダの名前が思い浮かびます。

本作品でどんな歌手だったのか非常に良く理解出来ました。下町の貧窮の中で育ちましたが、持って生まれた天性の歌唱力に恵まれ、世に認められ、誰からも愛される歌手に成長していきます。

100年位前に生まれたピアフですが、そのころのフランス・パリの世相が描かれています。また貧民街・売春宿で育った事で、かなり人柄も言葉も下品が抜け切れない様子が描かれています。それを、マリオン・コティヤールが100%ピアフに成り切り演じているところは驚きました。

シャンペンを煽るように飲み干し、モルヒネ依存症になり、リューマチにも悩まされていたそうです。また、若いのに年の割に風貌は、映像では60歳代の印象を受けましたが、徹底した役作りで本人にそっくり。

他映画で見るマリオン・コティヤールのイメージとは180度も違う、マリオンを見る事は驚きでしたが、また、非常に新鮮でもありました。

辛い人生、楽しい人生など快楽・辛酸などをなめ尽くしているピアフだからこそ歌えるシャンソンがあると思います。本作品内で、華奢で小さな体に反し、歌われる歌はピアフの恐ろしい声量の大きさは良く分かりました。上手かどうかはシャンソンの良さが聞き分けられないので何ともコメントしようがありません…全国民に敬愛された偉大な存在であったことは十分に伝わってきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました