『ふたりソロキャンプ』（4）のあらすじ概要・新登場人物
樹乃倉厳３４歳。生粋のソロキャンパー厳さん、彼のソロキャンプライフのルーツはどこにあったのか？ 厳の過去が明らかになる！ 厳さんは年に一度だけ、普段あまりキャンプでは飲まない日本酒(ビール党？）とひと手間掛けたおつまみを準備して、山でキャンプをします。実はそれは23年前に若くして亡くなった父親と酒を酌み交わす為の命日の”儀式”になっているようでした。
さらに第４巻では雫以外の女性関係も見えてきました。高校の同級生だった芹沢花夏。卒業後ばったり出くわしたのが切っ掛けで二人は一時一緒に生活するようになった過去があるようです。
厳さんの夢は小さなキャンプ場でも良いので、自分のキャンプ場を持つことというのが分かって来ます。現在キャンプブームなので新規参入者も多いのかもしれません。厳さんの夢は実現するのか、単独でやろうとするのか、或はパートナーは誰なのか今後の進展が楽しみですね。
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『ふたりソロキャンプ』（4）アイテム紹介
ニューアイテム
チャークロス・・・炭化させた布で火口として使う。売られている物もあるが、シラカバの樹皮などを利用して保存しておく。焚火ライフには必需品とのことです。数ページに渡り、製造方法詳細を図解しています。まったく存在を知りませんでした。あったら便利だと思います。自家製チャークロスも頻繁にキャンプ通いする人以外は作るのは難しいかもしれません。でも、機会があれば実際作ってみるのも面白いかもしれません。
ザック選びの3要素・・・(１．容量）一般的キャンプに使うなら50－70リットルがお勧め。多分、山小屋泊りのトレッキング用のザックより持参するキャンプ道具もかさばるので容量は大きく、そして重くなるのかも知れません。但し、キャンプ場はバス停などからは徒歩10－30分程度のところに設営されている事が多いので重さはそれ程苦にならないと思われます。
（２．フィット感）背負ってみて体に合っているかどうかが非常に重要、アジャスターなどが付いているので、調整して体に上手くフィットするか感覚を掴む必要があります。
（３．見た目）第一印象で見た目気に入ったザックを選ぶ方が良いそうです。好みは自分次第です。
ザックの中身(収納方法）：これに関しても多ページを割き、事細かく荷物の重さや、取り出す頻度に応じた収納位置などを説明しています。キャンプに限らず、歩行時間が長く、ルートもより厳しいトレッキングをする際、ザックの収納方法についてはより重要になって来ると思います。登山者の後ろ姿を見て、ザックの形を見ればすぐに登山熟達者かまったくの初心者か直ぐ判断が付くほど大きな違いが出るものです。
キャンプ用食事メニュー
・鶏ハムの香味醤かけ・・・鶏むね肉を利用した自家製ハム＋しょうが・ニンニク・白ネギなどの香味醤を混ぜて食べる
・そのまま豆腐の麻婆豆腐・・・肉餡は予め調理しておき冷凍する。現地で温めるだけなので手間が一切掛からない。豆腐は丸ごと別容器で温めておき、万能ねぎを刻んで掛けて一緒に食べる。※豆腐を形を崩さないように現地に持ち込む必要がありそうです。考えても見なかった山メニューです。
・日本酒のおつまみ・・・イカの塩辛＋クリームチーズ、燻製牡蠣の缶詰＋刻み葱＋味噌で缶詰牡蠣のなめろう、サンマの缶詰＋ちくわ＋刻み葱＋しょうが このような一工夫で缶詰も大きく変わりそう
『ふたりソロキャンプ』（4）の見どころ(読みどころ）
焚き火愛好者という人が本当にいるのかも知れません。私自身は山で焚き火は殆んどやりませんが、囲炉裏端に座り込み、料理を食べたり酒を飲むことは至福の時を感じます。100万年以上継続してきた人類の生活様式だったのかも知れません。マキの燃える臭いに何となく懐かしさを感じます。
第4巻はかなり物語のテーマが詰め込まれており、あちらこちらに話題が飛ぶように思われました。厳さんが少年時代亡父と一緒にキャンプをした経験を現在も継続していること、以前恋人らしき女性(花夏）がいたことなども断片的に語られています。最後の方では海外生活を切り上げ、日本に帰国した様子が一瞬描かれていました。厳さんが彼女と撚りを戻し、雫との二人ソロキャンプに支障はないのか心配される所です。
そんな忙しい第4巻のなかでも、キャンプギアの紹介、キャンプの食事メニューなども良く考えられ紹介されています。麻婆豆腐は自宅で作っても食べられますが、キャンプ場でビール片手につまんで食べたら多分堪らないと思います。
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