次々と大作映画に出演し、人気急上昇中のティモシー・シャラメです。勿論、圧倒的に女性ファンが大いに間違いありません。しかし、我々男性から見てもルックスだけではなく、演技力のすばらしさ、存在感の大きさが感じられるので、出演映画封切り時には真っ先に映画館に出掛けてしまう程の魅力を感じています。
- 『キング』(2019/デビッド・ミショッド監督)
- 『インターステラ―』(2014/クリストファー・ノーラン監督)
- 『DUNE デューン 砂の惑星』(2021/ドゥニ・ビルヌーブ監督)
- 『ドント・ルック・アップ』(2021/アダム・マッケイ監督)
- 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021/ウェス・アンダーソン監督)
- 『荒野の誓い』(2017/スコット・クーパー監督)
- 『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2019/グレタ・ガーウィグ監督)
- 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019/ウッディ・アレン監督)
- 『君の名前で僕を呼んで』(2017/ルカ・グァダニーノ監督)
- 『レディ・バード』(2017/グレタ・ガーウィグ監督)
『キング』(2019/デビッド・ミショッド監督)
「君の名前で僕を呼んで」「ビューティフル・ボーイ」のティモシー・シャラメがイングランド王ヘンリー5世に扮して主演を務めた映画。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ヘンリー四世」2部作や「ヘンリー五世」に着想を得た物語で、自由気ままな王子が宮廷内のさまざまな問題や戦争など、混乱する時代を生きることで国王として成長していく姿を描いています。
若き日のヘンリー5世をシャラメが王冠をかぶり麗しい王族衣装をまとう一方で、甲冑を身につけるたくましい姿など、シャラメが放つ多彩な魅力が切り取られている。他に、ジョエル・エドガートン、ジョーン・ハリス、リリー=ローズ・デップ、ロバート・パティンソン、ベン・メンデルソーンら豪華キャストが共演しています。
監督は「アニマル・キングダム」「ウォー・マシーン 戦争は話術だ!」のデビッド・ミショッド。なお、脚本はミショッド監督と俳優ジョエル・エドガートンが共同で執筆しています。
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『インターステラ―』(2014/クリストファー・ノーラン監督)
「テネット」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品。
世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。
主演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインほか。
「ダークナイト」や「インセプション」同様に、ノーラン監督の実弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加。撮影は、これまでのノーラン作品を担当していたウォーリー・フィスターが自身の監督作「トランセンデンス」製作のため参加できず、代わりに「裏切りのサーカス」「her 世界でひとつの彼女」などを手がけて注目を集めているホイテ・バン・ホイテマが担当しているという。
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『DUNE デューン 砂の惑星』(2021/ドゥニ・ビルヌーブ監督)
物語の複雑さ重厚さにより映像化が困難な小説とされていますが、既に何度か映画化、TVシリーズ化されています。最近では、1984年にはデイヴィッド・リンチが映画『デューン/砂の惑星』、2000年にはリチャード・P・ルビンスタインがテレビシリーズ『デューン/砂の惑星』をそれぞれ製作しています。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が製作する本作は通算5度目の映像化作品となります。
人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家(領主)が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。
アラキスは抗老化作用を持つ香料、また、宇宙で最も価値のある物質「メランジ」の唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀でした。
公開中 新作映画|『DUNE デューン 砂の惑星』(2021/ドゥニ・ビルヌーブ監督)ティモシー・シャラメ主演SFアドベンチャー巨編
『ドント・ルック・アップ』(2021/アダム・マッケイ監督)
レオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスが主演し、彗星衝突という地球の危機を察知した落ちこぼれの天文学者と教え子が、世界中にその事実を伝えようと奔走する姿を、「バイス」、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」ではアカデミー賞脚色賞を受賞しているアダム・マッケイ監督が描いたダークなユーモアと政治的な風刺が思う存分溢れるコメディドラマ。
落ちこぼれ気味の田舎の天文学者ランドール・ミンディ教授(レオナルド・ディカプリオ)はある日、教え子の大学院生ケイト・ディビアスキー(ジェニファー・ローレンス)とともに、地球に衝突する恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせようと躍起になる。
仲間の協力も得て、オーリアン大統領(メリル・ストリープ)とその息子で大統領補佐官のジェイソン(ジョナ・ヒル)と対面する機会を得たり、陽気な朝のテレビ番組「デイリー・リップ」(テレビ司会者役のケイト・ブランシェットが出演)に出演して、熱心に危機を訴えてまわる2人ですが、彗星衝突の影響の大きさを誰からも真剣に信用されない。
しかし人類への警告は至難の業で、空回りしてばかり。そのうちに事態は思わぬ方向へと転がっていき……。
劇場公開中 おすすめ新作映画|『ドント・ルック・アップ』(2021/アダム・マッケイ監督)彗星衝突による地球滅亡の危機を描く・空前絶後のオールスターキャスト
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021/ウェス・アンダーソン監督)
「グランド・ブダペスト・ホテル」「犬ヶ島」のウェス・アンダーソン監督が、20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で働く個性豊かな編集者たちの活躍を描いた長編第10作目。様々な国を舞台にしたコスモポリタンな作風が特徴であり、本作は雑誌The New Yorker誌への賛辞とともに、フランスとその文化に対する敬意と愛情が満ち溢れていました。
国際問題からアート、ファッション、グルメに至るまで深く切り込んだ記事で人気を集めるフレンチ・ディスパッチ誌。編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr.のもとには、向こう見ずな自転車レポーターのサゼラック、批評家で編年史家のベレンセン、孤高のエッセイストのクレメンツら、ひと癖もふた癖もある才能豊かなジャーナリストたちが揃っていました。
ところがある日、編集長が仕事中に急死し、遺言によって廃刊が決定してしまう。何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号が如何に作られていくか…
公開中 おすすめ新作映画感想|『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021/ウェス・アンダーソン監督)3つの記事をオムニバス形式で描いた物語
『荒野の誓い』(2017/スコット・クーパー監督)
「ファーナス 訣別の朝」でもタッグを組んだクリスチャン・ベールとスコット・クーパー監督による、産業革命後の開拓地を舞台にした西部劇。
西部開拓時代が終焉を迎えた19世紀末、産業革命によって急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるアメリカ・ニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務めるジョー・ブロッカー(クリスチャン・ベール)は、かつて宿敵関係にあったシャイアン族の酋長、癌に冒されており余命わずかなイエロー・ホークとその家族をモンタナ州へ護送する任務に就くことになります。その道中でコマンチ族の虐殺によって家族を失い、身寄りの無いロザリー(ロザムンド・パイク)と出会い、彼女も旅に加わることとなる。一行はなんとか厳しい辺境地を乗り越えたが、ある地点で互いの協力なしでは生きていけない危機的な状況に何度も陥いることになる。
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『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2019/グレタ・ガーウィグ監督)
「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再タッグを組んだ注目作。150年年前のルイザ・メイ・オルコットの半自伝的小説「若草物語」を新たな視点で映画化。南北戦争時代に家族が寄り添い力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす永遠不朽の物語。オルコットの分身でもある作家志望の次女ジョー(シアーシャ・ローナン)を主人公に躍動的なタッチで描く。堅実派の長女メグ(エマ・ワトソン)、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で引き籠り勝ちで繊細な三女ベス、人懐っこく頑固で腕白な末っ子エイミー(注目株フローレンス・ピュー)。女性が表現者として成功することが難しい時代=南北戦争の最中に、ジョーは作家になる夢を叶えようと必死になっていた。性別によって決められてしまう保守的な時代の人生を乗り越えようと、思いを寄せる隣人の幼なじみで大金持ちローリー(ティモシー・シャラメ)からのプロポーズを断ってしまう。自分が信じる道を突き進もうとするジョーであったが……。
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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019/ウッディ・アレン監督)
名匠ウッディ・アレン(84)が、原点「アニー・ホール」(1977)を彷彿とさせる、新たなロマンティックコメディを生み出した。7月3日に日本公開本作品「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は、雨の日のニューヨークを舞台として、すれ違う男女を軽やかに描いた、まさにアレン監督の魅力溢れるラブストーリーが展開する。
出演は、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、「マレフィセント」シリーズのエル・ファニング、世界の歌姫セレーナ・ゴメスが彩る。
大学生カップルのギャツビーとアシュレーは、アシュレーが著名な映画監督にインタビューをするためにマンハッタンに行くことになったのをきっかけに、週末をニューヨークで過ごすことを計画していた。だが、その計画は悪天候などにより崩れだし、事態は思わぬ方向へ転がっていく。。最後には想像もつかなかった大どんでん返しが…
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『君の名前で僕を呼んで』(2017/ルカ・グァダニーノ監督)
80年代の北イタリアが舞台。そこで両親と長いヴァカンスを過ごす少年エリオ(ティモシー・シャラメ)が出会ったのは、年上の米国人青年オリヴァー(アーミー・ハマー)だ。17歳と24歳の青年が織りなす、豊かな田園風景の広がる田舎町で、ひと夏の情熱的な恋の行方を、描くラブストーリー。アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆。
83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会い、家族と一緒に、同じ民家で寝起きし6週間の夏季休暇を過ごすことになった。一緒に川で泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり、音楽を聴いたりして心が開放感につつまれ、過ごすうちに、エリオは一緒に生活しているオリヴァーに徐々に特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいて来るのだが……。
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『レディ・バード』(2017/グレタ・ガーウィグ監督)
「フランシス・ハ」「20センチュリー・ウーマン」などで知られる女優のグレタ・ガーウィグが、自身の出身地でもある米カリフォルニア州の田舎町サクラメントを舞台に、自伝的要素を盛り込みながら描いた青春映画。
「フランシス・ハ」や「ハンナだけど、生きていく!」などでは脚本も手がけ、「Nights and Weekends」(日本未公開)では共同監督を務めた経験もあるガーウィグが、初の単独監督作としてメガホンをとった。
カリフォルニア州のサクラメント。閉塞感漂う片田舎の町でカトリック系の女子高に通い、自らを「レディ・バード」と呼ぶ17歳のクリスティンが、高校生活最後の年を迎え、友人やボーイフレンド、家族、そして自分の将来について悩み、揺れ動く様子を、みずみずしくユーモアたっぷりに描いた。
映画感想|『レディ・バード』(2017/女優グレタ・ガーウィグが、自伝的要素を取り入れながら監督・脚本を手掛けた青春ドラマ)
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