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ものすごい映画『3時10分、決断のとき』(2007/ジェームズ・マンゴールド監督)感想‣ラッセル・クロウとクリスチャン・ベール主演の西部劇!

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『3時10分、決断のとき』のあらすじ概要

エルモア・レナード原作の傑作西部劇「決断の3時10分」(1957)を、ラッセル・クロウ&クリスチャン・ベール主演、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジェームズ・マンゴールド監督でリメイクした映画。

地主からの嫌がらせで、馬小屋に火を放たれた牧場主ダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)一家。困窮した生活から抜け出すために、強盗団の頭目として西部中に名を知られた、悪名高い無法者のベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)を、刑務所に送る為、3日後の3時10分発のユマ行きの汽車に乗せるまで護送をする仕事を、ダンは200㌦で引き受けます。ダンの決断とその後の運命が描かれます。共演はピーター・フォンダ、グレチェン・モル。

アメリカ国内では約5300万ドル、アメリカ国外では約1600万ドルの興行収入を挙げ、衰退著しい西部劇映画としては久々のヒット作品となっています。

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『3時10分、決断のとき』のスタッフとキャストについて

ジェームズ・マンゴールド監督「17歳のカルテ」(99)ではアンジェリーナ・ジョリーにアカデミー助演女優賞、「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」(05)ではリース・ウィザースプーンに同主演女優賞をもたらした。

クリスチャン・ベール(ダン・エヴァンス):薬物に依存する天才ボクサーを演じるため13キロ減量し、歯並びまで変えて臨んだ「ザ・ファイター」(10)でアカデミー助演男優賞を初ノミネートで受賞した//悪党ベンはダンに交渉を仄めかし見逃す様に頼みます。しかしダンは生活苦の真っ只中であっても息子らに父親としての尊厳と誇りを賭けて護送を成功させたいと願い、孤独な戦いに挑む事を決断する姿が清々しい。

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ラッセル・クロウ(ベン・ウェイド):残虐性と寛容さ、正確な射撃の腕前と深い教養という相反する要素を併せ持つ非常に難しい役柄の男ベン・ウェイドを見事に演じて、批評家からは高い演技力を絶賛されています。強盗団の大ボスにしては少し柔和な表情もあり過ぎたとも思えますが…

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ピーター・フォンダ(バイロン・マッケルロイ):アメリカン・ニューシネマの傑作「イージー・ライダー」(69)では製作・共同脚本・主演の三役を務め一躍人気スターに/本作品では年老いた賞金稼ぎを演じています。

グレッチェン・モル(ダンの妻/アリス・エヴァンス)

pen_ashによるPixabayからの画像

『3時10分、決断のとき』のネタバレ感想

ネタバレ有り

一刻も早く3時10分になり、列車が駅に到着しないかハラハラドキドキさせられました。映画の中でも何回も懐中時計の時間を確認する場面がありました。しかし、中々時間が過ぎません。その間、強盗団のボスであるベン・ウェイドの手下が執拗にボスを助け出す準備を進めて行きます。ベンの護衛団も次々撃たれ一人また一人と脱落して行きますが、ユマ行の列車に乗せる為コンテンションの駅まで無事に到着します。強盗団の手下の人数は残りわずか7名。しかしボスを無事助け出す為に協力した街の人には報奨金を提供する事を街中の人に告げると、あっという間に20-30人の金目当ての人間を味方に付けてしまう悪賢さを発揮します。

コンテンションの地元の保安官も命欲しさに、早々と白旗を上げます。しかし、彼はボスの手下に容赦無く撃ち殺されてしまいます。ベンも1000㌦を現金で支払うから、見逃してくれと懇請しますが、ダンは頑なにそれを拒否し続け、最後まで護送の列車に乗せる事を命懸けで成し遂げます。このダンの揺るぎの無い決断は、子供に対して親がどれだけ立派な事を成し遂げたか(堂々と息子に語る事の出来る選択をしたかどうか、、、)を見せたいという思いがあった事が明かされていきます。

一方、極悪非道の強盗団のボスであるベン・ウェイドもダンとの短い会話の中からダンの心意気を感じ取り理解を示します。最後には、ダンは護送列車に自ら乗り込むというびっくり仰天する行動に出ます。このよな行動からもベンは根っからの悪人ではなく、そこそこの教養も持ち、深い人情味がある人物であったことが理解出来ます。

しかしながら、映画を観賞した後、父親ダンの取った行動は相当勇気がいる事であり、もし、自分が同じ立場にいた場合、ダンと同じ行動・選択をする勇気はたぶん無いだろうなぁと正直考えてしまいました。(これではいかんと思います!)さて、皆さんは如何でしょう!?

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