映画『ロード・オブ・ザ・リング』のあらすじ概要
世界的ベストセラーであるJ・R・R・トールキンの「指輪物語」(全世界で一億人を超えるファンがいると言われる)を映画化した気宇壮大な傑作ファンタジー3部作の第1部。「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部からなります。監督は「乙女の祈り」のピーター・ジャクソン。
中つ国を舞台とし、ホビットのフロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)ら旅の仲間が一つの指輪を捨て、冥王サウロンを滅ぼすための冒険が描かれます。
ホビット族が平和に暮らすホビット庄の青年フロド・バギンズは、111歳の誕生日を機に旅立つ養父ビルボが残していった、ひとつの指輪を手に入れます。しかし、その指輪こそ、かつて冥王サウロンが作り出した、世界を滅ぼす魔力を秘めた禁断の指輪でした。
遥か昔に肉体を滅ぼされたサウロンは、指輪に封じ込めた力を解放し、再び中つ国を支配しようと徐々に魔力を強め、世界には暗雲が漂っていました。指輪を破壊するには、遥か彼方にある滅びの山の火口に投げ捨てるしかなく、フロドは人間やエルフ、ドワーフの各種族から集まった旅の仲間とともにいくつもの困難と危険が待ち受ける旅に出ます。
『指輪物語』は超有名なファンタジー物語ですが、キリスト教以前のヨーロッパ土着の存在に体系的な歴史を与え、その魅力を甦らせた物語であることでも知られているそうです…
また、本作第一部「旅の仲間」はアカデミー賞(2002)作品賞を含む合計13部門にノミネート、最多4部門に輝いています。
2001年製作/178分/アメリカ
原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring(旅の仲間)
映画『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフとキャストについて
ピーター・ジャクソン監督・共同脚本:ニュージーランド出身の映画監督、念願だった「キング・コング」のリメイク(05)を手がけ、シアーシャ・ローナン主演の「ラブリーボーン」(09)もヒットした。
➢映画『ラブリーボーン』(2009/ピーター・ジャクソン監督)感想‣10代のシアーシャ・ローナン主演によるベストセラー小説の映画化!
ヴィゴ・モーテンセン(アラルゴン):1980年代前半にニューヨークの舞台で俳優として活動を始め、「刑事ジョン・ブック 目撃者」(85)の端役で映画デビューしています。
➢おすすめ映画|『グリーンブック』(2018/ピーター・ファレリー監督)
イライジャ・ウッド(フロド・バギンズ):賢く慈悲に満ち溢れたホビットで、その情け深さこそが物語最大のテーマの一つ。ビルボが持っていた魔法の指輪はフロドに託された
➢おすすめ映画|『エターナル・サンシャイン』(2004/ミシェル・ゴンドリー監督)
イアン・マッケラン(ガンダルフ):子どもの頃から演劇に熱中し、ケンブリッジ大学在学中も学生劇に打ち込む。
➢おすすめ映画感想|『シェイクスピアの庭』(2018/ケネス・ブラナー監督・主演)シェイクスピアは生まれ故郷で、どんな晩年を送ったのだろうか?
ケイト・ブランシェット(ガラドリエル):エルフ、森の奥方と呼ばれる。穏やかで、神聖な美しさがとても印象的。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』のネタバレ感想・見どころ
『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の第一部「旅の仲間」だけで上映時間は3時間超の巨編です。しかも1部だけではまだ旅のほんの序の口に過ぎず、(と言っても想像を絶するような試練を切り抜けて来たことは確か)この先一体全体どんなストーリー展開が待っているのか、興味津々で続きを見ない訳には行かなくなりました…
80年代の映画館は座席指定ではなく、拝観料金を払えば全て自由席どの席で見ようと勝手でした。また、何回見ようとこれも勝手な時代でした。中学時代からの古い友人は1回見て帰るのは勿体無いのでどんな面白く無い映画でも最低2回は見て帰るという”映画好き”でした。彼がもし80年代に『ロード・オブ・ザ・リング』を見たら6時間以上映画館で延々と見続けたかもしれません。そして、6時間以上掛けて見ても多分まだ観足りなかったと言いそうな映画ではないかと感じました。連続する美しい風景映像(ニュージーランドを中心にロケされた)また、多種多様な登場”人物”(人間だけではなく、人間に似た姿形の別種族というのも興味をそそる内容)、敵対する勢力が恐ろしく強靭で、地獄から這い出して来た様な怖い容貌をしています。計り知れないパワーを秘めた『指輪』の行く末が気になります。
ケイト・ブランシェット出演作品という事で見た作品です。ようやく2/3を過ぎたところでケイトは登場します。「森の奥方」と呼ばれ、神的な美しさをたたえている容姿は期待以上に素晴らしく、びっくり仰天!やはりこういった役がはまり役の様な気がします。3時間余りの映画の中で出演シーンはわずか5分程度で誠に残念。第2部、第3部で更なる活躍のシーンがあるのかないのか、非常に気になるところです…
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