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映画『パブリック・エネミーズ』(2009/マイケル・マン監督)感想‣FBIから「社会の敵No.1」と呼ばれた銀行強盗デリンジャーをジョ二―・デップが演じる

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映画『パブリック・エネミーズ』のあらすじ概要

「ヒート」「インサイダー」のマイケル・マン監督が、伝説の銀行強盗ジョン・デリンジャーの半生をジョニー・デップ主演で映画化した伝記アクション。原作はブライアン・バーロウによる、実在の犯罪者ジョン・デリンジャーを主人公としたノンフィクション本です。

大恐慌時代1933年アメリカ中西部を舞台に、アメリカを震撼させた大胆不敵な手口で銀行強盗と脱獄を何度も繰り返し、弱者からは奪わないという姿勢で、犯罪者でありながら大スターのようにもてはやされていました。FBIから「パブリック・エネミーNO.1」(社会の敵)として指名手配されたデリンジャーと彼の神秘的な魅力を持つ恋人ビリーの過激でありながら、とても儚い逃亡劇が描かれます。共演にクリスチャン・ベール、マリオン・コティヤール。

2009年製作/141分/アメリカ
原題:Public Enemies

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Sabrina EickhoffによるPixabayからの画像

映画『パブリック・エネミーズ』のスタッフとキャストについて

マイケル・マン監督・制作・共同脚本:映画監督デビュー作「ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー」(81)で国際的な評価を獲得。人気TVシリーズ「特捜刑事マイアミ・バイス」(84〜89)などの製作を手がける。

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ジョニー・デップ(ジョン・デリンジャー):世界最大の映画スターの一人とされています。デップが出演した映画はアメリカの興行収入が37億ドル以上、世界では100億ドル以上の興行収入を記録しているそうです。ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせ、幼少期からの経験により、特に初期の映画作品にはドラッグをテーマに扱ったり少し変わった性格の変人を演じたりするケースが多い/本作では大胆な出口で次々と銀行を襲い、逮捕されても何度も脱獄するしたたかさを持った強盗犯役を演じます。

クリスチャン・ベール(メルヴィン・パーヴィス捜査官):13歳の時にスティーヴン・スピルバーグ監督作品『太陽の帝国』(1987年)に、オーディション参加者4000人の中から選ばれ、主人公役で映画デビューを果たしています。

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マリオン・コティヤール(ビリー・フレシェット):アルノー・デプレシャン監督の『そして僕は恋をする』や『TAXi』シリーズに出演して知名度を上げ、『TAXi』と『美しい妹』ではセザール賞有望若手女優賞にノミネートされています。ティム・バートン監督作「ビッグ・フィッシュ」(03)でアメリカに進出/本作ではデリンジャーの恋人役、彼を愛しながらも儚い人生の結末を予感したところもあった。警察に捉えられデリンジャーの所在を白状させるべく、執拗な尋問に遭う。

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ジェイソン・クラーク(ジョン・“レッド”・ハミルトン):デリンジャーの忠実な仲間。

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映画『パブリック・エネミーズ』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有り】

本作の見どころは、登場人物の超豪華さです。ジョニー・デップ、クリスチャン・ベール、マリオン・コンティヤール、ジェイソン・クラーク、チヤニング・テイタム更にチョイ役ながらキャリー・マリガンなどの出演にびっくり仰天しました。ストーリー的にはこれだけ豪華な出演陣の魅力を100%発揮した作品かと問われれば、残念乍らちょっと残念な気もします。しかしながら、ジョニー・デップ対クリスチャン・ベールの両雄の対決を見るだけで一応満足出来る映画だと感じました。米国30年代当時の最速の車、黒塗りのV8フォードに横乗りして、マシンガンを打ちまくるシーンが何度も出てきます。捕らえた2,3人の人質を盾として車の横に立たせて、警察の追手から逃走するシーンは圧巻でした。

実は公開当時の09年劇場で初回鑑賞したものを、今回は久々の再視聴となりました。10年以上前の印象はうろ覚え乍ら、度重なる凄まじい銃撃戦の迫力に圧倒された事を覚えています。しかし、あれだけの銃弾を雨霰の様に撃ち合い、良く流れ弾に当たらないものだぁと妙に関心しました。不死身のデリンジャー!また、ギャングとFBI捜査官がほとんど同じようないで立ち(双方共に頗るカッコいいスーツ姿…)なので、敵か味方か非常に分かりずらかった様な気がします。また、州で一番厳重な刑務所からも”簡単に”脱走で出来てしまう、多分実際にそうだったのだろうと思いますが、この甘っちょろさがデリンジャーをより大胆不敵にしてしまった様な気がします…

銀行強盗の手口はかなり大胆で、彼の仲間思いである事は良く分かります。しかし、ちょっと脇が甘いかなぁと思いました。何度も刑務所から抜け出す事成功していましたが、終盤はすっかり運が尽きたように凋落の一途を辿ります。(年齢的には30代前半!)結局信じていた”仲間”から次々と潜伏先の情報が洩れてしまい、最後の大きなヤマの後、海外へ逃避する夢をとうとう叶えることは出来ませんでした!本当に哀れな最期でした。

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