『イントゥ・ザ・ブルー』のあらすじと概要
カリブ海バハマ諸島のある島に住み、貧しいながらも恋人のサム（ジェシカ・アルバ）と幸せな日々を送っているジャレッド（ポール・ウォーカー）は、いつか財宝を積んだ沈没船を見つけることを夢見ている。そんなある日、ジャレッドの幼馴染ブライスが知り合ったばかりという友人のアマンダを連れてバカンスに訪れます。彼らはカリブ海でダイビングを楽しんでいる最中に、古い沈没船の遺留品と思われる金装飾品、さらには大量の麻薬を積んだまま沈んでいる墜落機を海底で見つけます…77年製作「ザ・ディープ」のリメイク作品。
2005年製作／110分／アメリカ
原題：Into the Blue
『イントゥ・ザ・ブルー』のスタッフとキャストについて
ジョン・ストックウェル監督：アメリカ合衆国の俳優、モデル、映画監督、脚本家。『ブルー・クラッシュ』など海洋もの映画が得意。
ポール・ウォーカー（ジャレット）：ダイビングインストラクター。財宝を積んだ沈没船を見つけることを夢見ている。トレーラーハウス暮らしで貧乏ながらも恋人のサムとの暮らしに幸せを感じています。一攫千金のチャンスの夢を追いかけていますが、いつまで貧乏暮らしに堪えられるか？
「ワイルド・スピード」（01）で共演者のビン・ディーゼルとともにブレイクし、第3弾以外のシリーズ全作に参加しています。
ジェシカ・アルバ（サム）：ジャレットの恋人。サメの調教師。ジャレットを一途に愛する献身的な性格。
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スコット・カーン（ブライス）：ジャレットの幼馴染。弁護士。大きな借金を抱えている。弁護士らしからぬ軽はずみな行動が次々と問題を起こし、ジャレットとサムを窮地に陥れます。
アシュレイ・スコット（アマンダ）：ブライスと数日前にクラブで知り合う。大量のコカインを見かけて、大金持ちになる空想をしている。ダイビング中にサメに噛まれて死亡していまいます(可哀想に）
ジョシュ・ブローリン(ベイツ）：サルベージ業を営む男。仕事の都合で環境破壊をしており、ジャレットからは好かれていない。実は麻薬密売の大黒幕。美しい海洋風景の中で行われた悪行には恐懼…
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『イントゥ・ザ・ブルー』のネタバレ感想・見どころ
バハマ諸島の透明な海の中のシーンがこれでもかこれでもかという程繰り返されます。ジョン・ストックウェル監督の海中撮影の取り方も実に見事でした。真っ白な砂、透明度抜群の海水は正にダイバー天国。魚の多さも驚異的！大型のサメもうようよ悠然と泳いでいました。あまり人を襲わない種なのかも知れませんが、何と後半アマンダは人食いザメの餌食になるという悲劇的なシーンが待ち構えていました。
ストーリーの妙は彼らが偶然に黄金を満載した１００年以上前の伝説の船らしきものを発見したと同時に、”麻薬”を大量に搭載して最近墜落した飛行機を発見したことでした。どちらの”お宝”の価値も目も眩むような大金に化ける可能性が大きいものでした。主役のジャレットとサムのふたりは極めて真っ当な考えの持ち主でした。正式な手続きを踏むこと（と言っても沈没船の名前が入った物を釣り上げれば船の権利が取れてお金持ちになれる！）で、”黄金船”を自分達の”所有物”と登録しようと試みますが、幼馴染ブライスと連れのアマンダはまず大量の麻薬に目が眩んでしまい、横取りか一部分だけでも勝手に処理して金に換えてしまおうと悪巧みをします。この事から彼らが墜落した飛行機の在り処を知っている事がマフィアにバレてしまいます…
海洋、宝探し、島と来れば思い出すのはアラン・ドロン主演の仏映画『冒険者たち』(かなり古い映画ですが…）この映画でもマフィアの横槍が入りました。
季節外れの冬に観賞するのも乙なモノです。美しい憧れの海とは思うもののあれ程サメがウヨウヨしている海域でのスノーケリングやスキューバダイビングをする勇気はちょっとありません。
なお、サメに襲われたアマンダを診た医師が「ライセンスは持っていたのか？」と質問していました。サメの急襲とライセンス保持はどんな関係があるんでしょう？もし、Ｃカードのことならば、カード取得時の講習内容にサメのいる海域で泳ぐなとは特になかったような？（自己責任？）
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