尾瀬の最高峰・燧ヶ岳(ひうちがたけ)を目的に、福島県桧枝岐村(ひのえまたむら)で2連泊してきました。
拠点にした民宿「ひのき屋」が期待以上だったので、アクセス、宿、登山の様子をまとめます。
檜枝岐へのアクセスと寄り道
民宿ひのき屋は、街道沿いから日帰り温泉「駒の湯」方面へ曲がった奥にあります。少し分かりづらい場所です。宿の駐車場は台数が少ないため、今回は「燧の湯」の駐車場に置かせてもらいました。
東京から約270km、高速を利用しても5〜6時間はかかります。那須塩原から南会津・檜枝岐までの約80kmは車も少なく道も整備されているので、運転はそれほど苦になりません。
なお、ひのき屋より登山口(御池登山口)駐車場までは12㌔約一時間の走行、途中、山道となります。ほとんど対向車は通りませんが、道が狭いので注意が必要です。(駐車場料金は一日千円)
寄り道した道の駅
湯の香しおばら:朝採れの高原野菜やフルーツが並びます。高原大根が名物で、5〜6本まとめ買いする地元の方も。
道の駅たじま、道の駅番屋:ルート沿いにあるので休憩に最適です。「番屋」は食堂を兼ねた小規模な道の駅です。
宿泊した民宿「ひのき屋」|食事と温泉が忘れられない


今回はネットで空きを見つけて電話予約。事前情報なしでしたが、大正解でした。
何より女将さんの対応が温かく、朝夕の食事が素晴らしい。岩魚の刺身、鮎の塩焼きなど、高級食材というよりは、地元野菜や山菜に手間をかけた、心のこもった品数の多さに驚きます。
桧枝岐名物の**「裁ちそば」**は、冷たく大きなお椀で。絶品でした。満腹で、用意していただいた舞茸の炊き込みご飯まで食べきれなかったほど。二日目の夜には、なんとサンショウウオの天ぷらまで。


宿から徒歩2〜3分の**日帰り温泉「燧の湯」**は、宿泊者は滞在中何度でも無料で入れます。無色透明でほのかに硫黄の香り、pH9.1のアルカリ性で肌にまとわりつくようなトロッとした湯触り。源泉かけ流しです。この時期はアブが多いので、露天風呂ではご注意を。
部屋は10畳の和室を二晩。9月下旬は夜、窓を開けて寝ると少し肌寒いくらいでした。
福島「また来て割」
9月20日から始まったキャンペーンで、8,000円以上の宿泊で3,000円引きになりました。今回は通常9,000円のところ、6,000円で泊まれました。期間・予算限定、早い者勝ちなので、福島旅行を考えている方は県の公式サイトをチェックしてみてください。申請も簡単でした。

燧ヶ岳の登山コースと注意点
コース:御池〜俎嵓(まないたぐら)〜燧ヶ岳〜御池(ピストン)
快調なペースで登ることが出来ました。登山道は決して楽ではなく、急登と平坦地の繰り返しになります。



事前のネット情報では「登山口からの最初の急登さえ越えれば楽」という声もありましたが、実際は違いました。
最初の急登を登り切り、広沢田代という湿原で一服。その後も「湿原→登り」の繰り返しが2回続き、ピーク直前にはガレ場の急登が現れます。ここでやっと以前登った燧ヶ岳らしい厳しさを思い出しました。山頂直下から視界が一気に開け、山頂では達成感があります。
今回の学び
上りと下りのコースタイムがほぼ同じでした。大きな岩が多く、下りの方が神経を使い慎重になるためです。
ストックは、岩場では先端のゴムキャップを外し、金属の先でバランスを取る方が圧倒的に下りやすい。後ろから来たベテランの方に教えていただきました。モンベルでは「キャップは外さなくて良い」と言われていましたが、場面に応じて使い分けるのが正解でした。
登山の記録|山頂からの景色と高山植物



池塘は尾瀬らしい静けさ。夏の花は終わり、黄色いキンコウカや、鮮やかな蕾のミヤマリンドウがあちこちに群生していました。
山頂からは尾瀬ヶ原と、静かに佇む尾瀬沼を一望。
午後から雨予報でしたが、山頂までは晴れ。下山中にパラッと来ましたがすぐに回復しました。
早朝5時出発のため、お弁当をお願いしました。これがまた豪華。おにぎり2つに加え、ゆで卵、手羽先の味噌唐揚げ、鮎のみりん干し、チーズ、ソーセージまで入ったおかずパック付き。持参した梨は丸かじり。水分と甘さが疲れた体に染みました。


まとめ
燧ヶ岳のためだけの2連泊という贅沢な日程でしたが、宿と温泉が良いと登山の楽しさが倍増しますね。
檜枝岐には数多くの宿があるので「ひのき屋は最高」とは言い切れませんが、私がこれまで泊まった民宿の中では間違いなく最高ランクでした。また必ず泊まりたい宿です。


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