なぜ、医者が教えるサウナの教科書を読んだのか?
少なくともサウナ歴は40年近くあると思う。社会人になってからサウナに誘われる機会が増えた様な気がします。スポーツジムの仕上げにサウナ浴だったり、日帰り入浴施設には必ず付設されているサウナは最近もよく利用していました。また、最近は温泉地のホテルにはサウナが併設される所も増えてきた様な気がします。
但し、サウナ専門家に手ほどきを受けたわけではなく、見よう見真似で今日まで自分流のサウナ浴を愉しんでいて、何不自由ないので改めてサウナの楽しみ方法を本で勉強しようとは思っていませんでした。わたしと同年代の方々も多分そういう考えの方が多いのではないかと思います。
但し、サウナを永年気持ち良く楽しんではいましたが、確かにいくつか常日頃疑問に思っていたことがあります。一つは100度近い高温の中で一体自分の脳細胞はわずかづつ死滅してしまわないのか、サウナに入る度に脳細胞が減っているのではないかという疑問です。残念乍らこの疑問に対する回答は本書にはありませんでした。
本書でまとめられていた内容に関してはどれもわたし自身が実体験している内容が多く、医者からの医学的な解説を受けサウナ効果の素晴らしさを再認識することが出来ました。また、最近の専門用語❓流行語なのか分かりませんでしたが「体がととのう」という認識が少し理解出来ないところがありました。単純に気持ち良かったなぁで終わるケースが多く、家に帰ってバタンキューで、良く朝目覚めてさっぱりーが自分のサウナの効能と思っていました。
本書はたまたま、書店店頭で目に入り、手に取りパラパラとめくってみると興味を引く項目があったので、早速購入して読んでみたものです。
医者が教えるサウナの教科書を読んだあらすじ、感想
サウナの8つの効果:
1.脳疲労が取れて頭がすっきりする
2.決断力と集中力がアップする
3.アイディアやひらめきが舞い降りてくる
4.感情的にならなくなる 等々
このようにサウナには素晴らしい効果がたくさんありますが、まだ、医学に裏付けされた効能は殆んど知られていないのが現状とのことです。
実際にこれらのサウナの効果を得る為の正しい入り方のアドバイスが説明されていましたので、いくつかご紹介します。
1.「サウナ⇒水風呂⇒外気浴」を3-4セット繰り返す
2.80-90度のフィンランド式サウナが最強
3.水風呂の温度は16-17度がベスト
4.外気浴は「気持ちよさ」最優先でなるべく横になる 等々
スポーツジムでは普段サウナでは外気浴はする機会が無いので、サウナ⇒水風呂を2回繰り返す程度でシャワーを浴びて出てしまうのが習慣でした。その為、期待される効果は少し低いのかも知れません。また、水温16-17度というのも相当冷たい水温ではないでしょうか。
★ここまで分かったサウナの科学で説明されていること:
1.お風呂では体の疲れは取れても、脳の疲れは取れない! 水風呂に入ると脳の洗い流しが進む! やはり水風呂は気持ちいものだと感じていましたが、脳が欲していたのかもしれません。
2.サウナは毎日入るのが最も健康効果が高い、心筋梗塞、アルツハイマー症のリスクを下げる。毎日はいると水分が抜け切って体が干からびてしまいはしないか少し心配していましたが、そんなことは無いらしいので、安心しました。
3.サウナに入ると大量に汗をかくことで、水分と塩分排出されるうえ、血管も拡張される。高血圧の要因を排除することが出来る。この効果については毎日サウナ後の血圧測定で実感していました。サウナ前後で実際かなりの血圧の低下効果が見られます。
4.血管の弾力性が増し、心臓病のリスクが低下する。サウナに入る事で自律神経が刺激され、血管が強制敵に伸び縮みさせられるからだと思う。血管年齢の若返り、維持の為にはやはりサウナ効果が期待できそうです。
5.免疫力が高まり風邪やインフルエンザに掛かりにくくなる。サウナに入る人と入らない人の差は50%も風邪に掛かる率が低かったとウィーン大学の調査結果があるそうです。新型コロナにも効果があるのでしょうか?教えてほしいですね。等々
サウナの効能オンパレードでここまで明確に説明されると益々サウナに入りたくなります。
世間の客観手的な意見はどんなものがあるのか
他の人の意見も総じて非常に役だったという意見が多いです。以下ご参考まで
「テレビやネットでサウナは自律神経に良いと聞きサウナを積極的に利用。水風呂がどうしても苦手で膝下まで入って満足していた。ところが本書を読み、この入り方は却って冷え症を生む最悪な入り方だと知りびっくり仰天!そう言われてみれば、最近冬がやたらと辛い、代謝が落ちたらせいか、下腹がポッコリ膨らんだような気がする。ネットやテレビも良いが、やはりしっかり本を読んで正しい知識を身に付けることは大切。次からしっかり気合いを入れて水風呂に肩までつかりたい。」
「サウナの効果に医学的アプローチしている書。他の方も書かれているが、「サウナ室を出る時間は心拍数を目安にするのがベスト」は確かにベストだなと感じる。(実践済み) あとは、「水風呂は16〜17度がベスト。低温過ぎるとドーパミンが出る為サウナ依存になる」はかなり重要なポイント!」
まとめ
わたしの女房の感想は、サウナで一冊本が書けるなんてすごいねという単純な反応でした。わたしもそう思います。結構身近に経験しているものですが、一冊の本にまとめるような知識を集積することはたいへんな努力だと思いました。また、聞くところによると著者のサウナ歴はわずか1年半というから再度驚きました。冒頭に書いた通り、私はすくなくともサウナ歴40年はあるのではないかと思いますが、ここまで研究熱心ではありませんが、人一倍好きなことに間違いはありません。今日からまたより一層好きになることができました。
本書の巻末に掲載されている「全国おすすめサウナ」いつかどこかのサウナにお邪魔させて頂く機会があればと思います。
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