おすすめ映画『危険なプロット』(2012/フランソワ・オゾン監督)感想‣スリリングな心理戦を繰り広げるサスペンスタッチのドラマ。
フランソワ・オゾン監督が、文才あふれる少年と彼に翻弄される国語教師が繰り広げる心理戦を描いた作品。かつて作家を目指していた高校教師ジェルマンは、生徒たちの作文を採点している最中、男子生徒クロードが書いた文章に目を留まります。それは、あるクラスメイトとその家族を皮肉につづった作文でした。それは、数学が苦手なクラスメイトのラファに勉強を教えるため、彼の家に行った際に見聞きした家族の様子が細かく書かれていました。