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おすすめ映画『アイデンティティー』(2003/ジェームズ・マンゴールド監督)感想‣かなりの恐怖感を味わう事の出来る逃げ場の無い”密室”ミステリー!

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『アイデンティティー』のあらすじと概要

豪雨のために交通が遮断され、さびれたモーテルに泊まることになった11人の男女は、若いカップル、わがままな女優とそのマネージャー、囚人と彼を護送する刑事、子供連れの夫婦など。まもなく女優が行方不明になり、その頭部がランドリーの乾燥機の中で発見されます。その後も、一人また一人と次々に殺されていきます。犯人は一体誰なのか? その目的は何なのか? 謎の犯人は殺人を続けていきます。そして、死体は消えてしまうという不思議な現象が起こります…一方、多重人格障害を持つ死刑囚の再審理の話が同時に進行するサスペンス映画。

監督は「17歳のカルテ」のジェームズ・マンゴールド。脚本は「キラー・スノーマン」のマイケル・クーニー。

2003年製作/90分/アメリカ
原題:Identity

『アイデンティティー』のスタッフとキャストについて

ジェームズ・マンゴールド監督:マーベル・コミックスの人気キャラクター、ウルヴァリンを主人公にしたシリーズ第2弾「ウルヴァリン:SAMURAI」(13)の監督に起用され、シリーズ最終章「LOGAN ローガン」(17)では、監督・製作総指揮・共同脚本を兼ね、スーパーヒーロー映画として史上初めてアカデミー脚色賞にノミネートされています。

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ジョン・キューザック(エド・ダコタ):カロラインの運転手で、元ロサンゼルス市警察の警察官。3号室に宿泊する。メキシコ人女性の自殺を止められなかった事から精神を病み、6年間警察官として働いていたが現在は病気休職中/嵐の中運転中に交通事故を起こし、被害者を救助しようとしますが、川が氾濫して仕方なく一軒のモーテルに駆け込みます。

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レベッカ・デモーネイ(カロライン・スザンヌ):落ち目の女優。8号室に宿泊する。エドの雇い主だが、我侭でよくトラブルを起こす。仕事のため、エドと共にロサンゼルスへ向かっていました。

レイ・リオッタ(サミュエル・ロード):囚人を移送中の刑事。10号室に宿泊する。ネバダ州刑務所に向かっていた。実は囚人であり、移送中に本物の刑事を殺して成り代わっています/すっかり刑事に成り代わりモーテルに泊まり、そこで発生する事件の犯人探しに協力します。

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『アイデンティティー』のネタバレ(無し)感想・見どころ

サスペンスミステリー映画なので、我慢して種明かし無しで感想を書こうと思います。ジェームズ・マンゴールドは、現在公開中の映画、ハリソン・フォード演じる考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画の金字塔「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作目の監督・脚本も担当しています。更に『17歳のカルテ』等々非常に多彩な作品を世に送り出しています。

本作は、嵐の豪雨の中どこにも逃げ出す事が出来ないモーテルにたまたま居合わせた男女11名の身に襲い掛かる恐怖が描かれていきます。集まった人物は非常の個性派揃いです。また、本性が暴かれていますが、別人物に成り代わっている人の存在も不気味です。そして、次々と殺人事件が起こりますが、犯人の姿は一切見えず、残った人全員が容疑者に見えてきます。しかし、その動機が一向に見えてきません…一体何人生き残る事が出来るのか恐怖のどん底に突き落とされる事になります!

一方、モーテルで恐怖の一夜を明かす11人のストーリーと並行し、全く別の場所で多重人格障害を持つ死刑囚の死刑執行日の前日、再審理の話が同時に進行するところも、後々重要なポイントとなってきます。

最後は、全く想像もしなかった締め括りです。これも、恐怖のどん底に落とされ、且つ、後々まで恐怖の余韻を残す終わり方にびっくり仰天しました。これだけは全く見抜く事は出来ませんでした。

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