
おすすめ映画『ウィッチ』(2015/ロバート・エガース監督)感想‣プリミティブかつ荘厳に映像化された美少女の受難劇!
17世紀の「魔女伝説」をテーマに、赤子をさらわれた家族が次第に狂気の淵へと転落していく姿を描き、第31回サンダンス映画祭で監督賞に輝いたファンタジーホラー。1630年、米国ニューイングランド。ウィリアムとキャサリンの夫婦は、敬けんなキリスト教生活を送るために村から遠く離れ、5人の子どもたちと森の近くにある荒地へとやって来ました。しかし、赤ん坊のサムが何者かに連れ去られ、行方不明となってしまいます。家族が悲しみに沈む中、一家に追い打ちを掛けるように、農作物の凶作、狩猟中の事故、長男の失踪といった厄災が容赦なく降りかかる父ウィリアムは、美しく成長した長女のトマシンが魔女ではないかとの疑いを抱きま始めます。疑心暗鬼となった家族は、狂気の淵へと転がり落ちていきます…第70回英国アカデミー賞で新人賞にあたるライジングスター賞にノミネートされ、本作出演を機会にM・ナイト・シャマランの「スプリット」でもヒロインを務めたアニヤ・テイラー=ジョイが、家族から魔女と疑われるトマシン役を演じています。監督はホラー映画の古典的名作「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)のリメイク版監督に抜てきされ、本作が初メガホンとなるロバート・エガース。