3月上旬の終末に福島県裏な磐梯レイクリゾートに2泊3日で行ってきました。新型コロナウイルスの問題がここまで大きくなる以前に既にツアーに予約申し込みを済ませていました。日本全国の観光地で旅行客が激減、北海道などでは一般市民の外出見合わせなどのニュースが聞こえており、申し込んだツアーが予定通り実施されるか一抹の不安がありましたが、現地ホテルに到着した瞬間にこの不安は吹っ飛びました。いつも通りの温泉ツアーを満喫することが出来ました。今回は中国人観光客他はあまり見掛けませんでしたが、裏磐梯は老若男女日本人の人気の高さに支えられ相変わらずの大賑わいをみせていました。
温泉その他おすすめポイントにつき取りまとめてみました。是非今後の会津地方お出掛けの際の参考にしてください。
なお、今年行った温泉地は以下の4か所です。どちらも好天に恵まれ楽しい温泉旅行でした。(ご参考まで)
群馬県草津温泉には異なる泉質の七種類の源泉があるのをご存知でしたか?(1)
北海道白老虎杖浜温泉、登別温泉、ニセコ五色温泉とニセコスキー(3)
東京から猫魔温泉への旅程
(行き)東京駅→郡山駅 (新幹線)1時間18分、郡山→猪苗代(普通列車)43分、猪苗代→裏磐梯レイクリゾート (バス)約30分。
(帰り)裏磐梯レイクリゾート→会津鶴ヶ城(バス1時間)、会津鶴ヶ城→大内宿(バス40分)、大内宿→新幹線 新白河駅(バス1時間)、新白河駅→東京(新幹線)1時間18分。
今回は東京駅からツアー料金に含みの指定された新幹線に乗り込みました。我々の車両は定員の7、8割程の乗車率だったでしょうか、途中の乗換駅(郡山駅)では磐越西線の車両(2両編成)吹雪と強風で50分程度の遅延が発生、郡山駅で乗車を待たされたものの、1時間程度の遅れで何とか宿に到着することが出来ました。
猫魔温泉の概要
東北福島の温泉地はそれ程頻度は高くありませんが、以前いわきスパ・ハワイアンズ、岳温泉(花かんざし)、高湯温泉(玉子屋)、安達太良山(くろがね小屋)等々訪問していましたが、今回の裏磐梯猫魔温泉(裏磐梯レイクリゾート)は初めての宿泊となりました。
レイクリゾートの温泉のおすすめポイントは豊富な湯量の源泉掛け流しの温泉、桧原湖を見下ろす開放感溢れる絶景の大露天風呂を擁している事です。また、スキー、ハイキング(冬季はスノーシュー)など各種スポーツアクティビティも愉しめるので老若男女に人気があります。
宿泊した本館(五色の森)には源泉掛流しの内風呂(2)+スチームサウナ、桧原湖に面する絶景露天風呂(1)があります。
源泉の特徴は「黄金の湯」と言われ赤褐色で、肌触りが良く、とても優しい中性(pH6.8)温泉で、疲れにくく、長湯に適しているそうです。又、天然の保湿成分「メタケイ酸」含有量が美肌効果が期待される100mgをはるかに上回る驚異の200mg以上を含みます。
到着した日の夜は強風・吹雪の中での露天風呂を体験しました。さすがに真夜中の屋外の露天風呂には入浴客も私以外わずか一人しかおらず、本来目の前に広がっていた桧原湖も漆黒の闇の中で何も見えず、真っ暗闇の湖面から吹き上がる粉雪と烈風が周囲の赤松林を吹き抜ける大きな音で癒しの雰囲気とはほど遠い感じでした。2日目の朝一雪は上がり、ようやく眼前に広がる桧原湖の全景を目の当たりにした瞬間、その美しさにびっくりしました。
内湯は温度が高めの赤褐色の小さめの湯船と、透明の湯でプール並の大きさの浴槽と2種類の泉質の湯を愉しむことが出来ます。
源泉掛け流しの天然温泉で自噴(毎分580リットル)の源泉を有しているとの事、鉄分豊富なお湯の為、湧出時は無色透明ながら、空気に触れると酸化して、赤褐色に変色します。
猫魔温泉以外の特色及び周辺の見どころ情報
冬季は周辺に8か所ほどのスキー場がある為、若いグループの宿泊客も多く大変活気に溢れている施設です。また、有名な五色沼の入り口からは徒歩3分程です。積雪期はかんじき(スノーシュー)が必携です。ホテルではガイド付ミニツアー(1-2時間程度)が組まれており、興味があれば参加することが可能です。この施設は標高800㍍の高原に立地する為、夏場はバードウォッチング、ホタル鑑賞、夏の夜空の星座鑑賞などアウトドアの活動を思う存分愉しむことが出来そうです。
食事は朝晩ともレストランでビュッフェスタイルの豊富な種類の料理が提供されました。加えて会津の特色ある郷土料理の『会津のこづゆ』薄味したての汁煮、里芋、白滝、大根、キクラゲ、干し貝柱、焼き麩を小さく丸めた玉麩と刻みセリを乗せて食べます。これが絶品で何杯でお代わりしたくなります。その他には、『ニシンの山椒漬け』『鯉の甘煮』『まんじゅうの天婦羅』や『三五八漬』(甘酒に塩を加えた大根などの漬物)などは会津ならではの味わいがありました。
NHK「ブラタモリ#44会津磐梯山」でタモリさんが来訪した格調高い『裏磐梯高原ホテル』はレイクリゾートからは道路の向かい側反徒歩5分位のところにあります。1階の喫茶室にて寛ぎましたが、生憎磐梯山の山頂付近は雲に隠れており、山裾の一部しか見る事ができませんでした。本来であれば手前の弥六沼の背後に広がる雄大な磐梯山の絶景を堪能できるポイントらしいです。
最終日10:30にチェックアウトを済ませた後は、バスに乗り(1)会津若松の鶴ヶ城 (2)茅葺屋根の民家が立ち並ぶ集落で有名な大内宿に立ち寄り、新幹線新白河駅から一路東京に戻りました。
最後に
以前は殆んど高速道路を利用して自動車で訪問していました。今回初めて新幹線往復チケット代込みのパックツアー(阪急交通社)に申し込んで参加してみました。その便利さ気楽さ安さと質の高さに本当に驚きました。2泊3日でなんとわずか@2万円です。東北復興割引1万円の補助が出されていると聞きました。リピーターになること間違いありません。
パックツアーもその質は当然ピンからキリと思いますが、良い旅行商品をじっくり探せばびっくりするようなお買い得ツアーがあるかもしれませんね! でも、今回の旅の企画は価格的にはかなりレアな商品ではないかと思っています。
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