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おすすめ映画感想|『12モンキーズ』(1996/テリー・ギリアム監督)ブルース・ウィリス主/ブラッド・ピット共演映画

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『12モンキーズ』のあらすじと概要

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ウイルスの蔓延により人類絶滅の危機を救うべく、2035年から現代(1996年)にやって来た男の姿を描いた、時間旅行テーマのSF映画。

ウイルスにより人類の99%が死に至り、21世紀初頭の人類は汚染された地上を捨て、地下での生活を余儀なくされていた。その原因を探り人類の滅亡を防ぐために純粋なウイルスについて知識を得る為に、科学者グループは服役中の囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)をタイム・トラベラーに選び、過去の世界に送り込むのだった。

仏の映像作家、クリス・マルケル監督の名作短編「ラ・ジュテ」(62)にヒントを得て、「ブレードランナー」「許されざる者」のデイヴィッド・ピープルズと妻のジャネットが脚本を執筆した。監督には「未来世紀ブラジル」「フィッシャー・キング」のテリー・ギリアムがあたった。音楽は「フレンズ」のポール・バックマスターで、バンドネオンの印象的なテーマ曲はタンゴ界の第一人者アストル・ピアソラ、エンドテーマ曲はサッチモことルイ・アームストロングの歌う『ワンダフル・ワールド』。

『12モンキーズ』のスタッフとキャストについて

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テリー・ギリアム監督:テリー・ジョーンズとの共同監督で「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(75)で映画初監督を務める。81年には「バンデットQ」がヒットし、「未来世紀ブラジル」(85)は第58回 アカデミー賞で脚本賞にノミネート、「フィッシャー・キング」(91)は第48回 ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。独創的な世界観をもち、鬼才、奇才と称されることが多いと。

ブルース・ウィリス(ジェームス):TVドラマ「こちらブルームーン探偵社」で注目を集め、「ダイ・ハード」(88)のジョン・マクレーン役に抜てきされアクションスターの座を射止める。最近では、「シン・シティ」「ダイ・ハード4.0」などに出演し、圧倒的な人気を誇るハリウッドスターの一人。

ブラッド・ピット(ジェフリー):細菌学者を父に持つ、精神異常者。最終的には彼がボスを努める12モンキーズというグループはウイルスの拡散の首謀者ではなかったのだが、、、

マデリーン・ストウ(精神科医キャサリン):ジェームスが精神異常者ではなくタイムトラベラーである事実に気づき応援する。

最近のブラッド・ピット主演映画感想投稿記事はこちら⇩

感想|『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008/デヴィッド・フィンチャー監督)B.ピット主演映画

感想|『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(1994/エドワード・ズウィック監督)広大なモンタナを舞台とするB・ピット主演、悲劇のラブストーリー。

感想|『フューリー』(2014/デビッド・エアー監督)ブラッド・ピットが戦車長としてナチスドイツ相手に戦いを挑む、超迫力戦争ドラマ

感想|『ジョー・ブラックをよろしく』(1998/マーティン・ブレス監督)1934年「明日なき抱擁」のリメイク作。

 

『12モンキーズ』の感想

ネタバレ有り

てっきり頭の狂ったブラッド・ピット扮するジェフリーが率いる一味が悪だくみをしているものとばかり思っていたら真犯人は細菌学者の助手の男だったとわかる。しかもこの男は55億人もの人間の生命を奪う事になる極悪人ですが、そのウイルスをばら撒いた理由はなんなのでしょうか? ある預言者の言葉によって、自分の使命として啓示でも受けたのでしょうか?この辺がもう少し説明されていれば、ストーリーにもう少し深みが加わったかもしれません。

『ダイ・ハード』でも発揮されているブルース・ウィリスの凄まじい剛腕ぶりは本作品でも健在で、誰にも手が付けられない暴れん坊です。それが、タイムトラベルの不安定な時間のブレも度重なり、意識は常に朦朧としています。タイムトラベラーは捕まれば精神病院か刑務所行きという事になってしまうのでしょう! 

なお、本当にタイムトラベルという事が可能なのか? 大きな夢ではありますが、宇宙旅行より実現性はゼロに等しいと言ってしまっては夢がありませんが、SF小説、映画ではほとんど時間・空間を旅出来ることが前提となって話が進みます。

ブラッド・ピットは本作品出演の意味は芸域を広げるという事なんでしょう。完全にいかれた精神異常者を素晴らしい名演技で演じ切っていますが、ブルース・ウイルスとの絡みもそれ程長くはありませんでした。また、ウイルス拡散の犯人とは全く関係の無い役柄(これは最後の方で漸く分かることですが)であることに、観客は少し肩透かしを食った気分になるかもしれません。それにしては、「12モンキーズ」という題名が前面に出過ぎているような気がします。

最後に

ウイルスの蔓延した世界で人類は地上には住めなくなり、地下に細々と生きている世界は想像も出来ません。それに比べたら現在のマスク着用、三密を避ける位は我慢出来そうです。一日も早く正常な生活に戻れることを願うばかりです。

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