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おすすめ映画感想【アメリカン・ビューティー】(2000/サム・メンデス監督)コミカルで辛辣に描いた中流家庭崩壊のドラマ

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『アメリカン・ビューティー』のあらすじと概要

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

郊外の新興住宅地に暮らす夫婦と娘の三人家族。主人公レスター・バーナム(ケビン・スパイシー)は広告代理店に勤め、シカゴ郊外に住む42歳、彼は一見幸せな家庭を築いているように見えます。しかし、夫婦仲は冷え切り、娘は親と意思の疎通がありません。おかしな青年とゲイ嫌いの父親がいる隣家も同様の家庭でした。だが夫がリストラに合い、娘の友人アンジェラに出会い、性的妄想を抱き始めます。妻は浮気、娘は隣家の青年と駆け落ちを決意するのですが、、、

「アメリカン・ビューティー」とはバラの品種の一つであるという。色は真紅で、発祥の地はアメリカ合衆国。本作品中にも「豊かな家庭の象徴」、「官能の象徴」などいろいろな意味で頻繁に深紅のバラの花びらの映像が使われています。

『アメリカン・ビューティー』のスタッフとキャストについて

RitaEによるPixabayからの画像

サム・メンデス監督:1965年、イギリス生まれ。本編「アメリカン・ビューティー」は映画監督デビュー作品、いきなりアカデミー作品賞と監督賞を含む5部門を受賞する快挙となった。そもそも、初監督の話は、メンデスが演出した舞台を観て感銘を受けたドリームワークス代表のスティーヴン・スピルバーグが、メンデス監督に惚れこみ、彼なら映画でもやっていけるとその才能に太鼓判を押したという事から始まっているそうです。続く「ロード・トゥ・パーディション」(02)も成功を収める。演劇界でも活躍を続け、03年、女優ケイト・ウィンスレットと結婚。08年、ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオの「タイタニック」コンビを主演に迎え、「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」を監督し話題を呼ぶ。

シリーズ初のオスカー監督としてメガホンをとった「007 スカイフォール」(12)が世界中で大ヒットし、続編の「007 スペクター」(15)の監督も務めた。

19年には第1次世界大戦を舞台に若きイギリス兵が最前線を駆け抜けていく姿を全編ワンカット撮影で描いた「1917 命をかけた伝令」を手がけ、第92回アカデミー賞で監督賞を含めた10部門にノミネートされるという大活躍。

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ケビン・スパイシー(レスター・バーナム役):大ヒット作「セブン」(95)で猟奇殺人鬼を怪演し、「ユージュアル・サスペクツ」(95)でアカデミー賞助演男優賞を受賞。本作「アメリカン・ビューティー」(99)の主演で再びオスカーを受賞した。「アルビノ・アリゲイター」(96)で監督業に進出

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アネット・べ二ング(妻キャロリン):「アメリカン・ビューティー」(99)、「華麗なる恋の舞台で」(04)、「キッズ・オールライト」(10)の3作品でアカデミー主演女優賞にノミネート。

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ゾーラ・バーチ (娘ジェーン役):本作品で、主人公の屈折した娘役で強烈な印象を残し、『ゴーストワールド』でも思春期を迎えた不安定な少女を演じ切り話題になった。

ミーナ・スヴァーリ(アンジェラ役):ケヴィン・スペイシー扮する主人公を虜にする小悪魔的で過激な女子高生を演じて注目される。近年はホラー映画への出演が多いが、残念ながら日本劇場未公開作品多数。ランコムのCMに起用されたり、ファンションデザイナーとしても活躍中とか。

『アメリカン・ビューティー』のネタバレ感想

PexelsによるPixabayからの画像

バーナム一家は家族としてひとつ屋根の下で生活はしているものの、みんなの心は離れ離れ、家族三人の精神的なつながりはもはや修正不可能な状態にあったのかもしれません。ありきたりのストーリーであれば、家族に大問題が降り掛かり一致団結して乗り越え、家族が再結束するのでしょうが、本作品は全く異なりました。

主人公レスターの失職と同時に、彼の心の中では今まで体裁を何とか繕っていたタガが完全に外れてしまいました。主人公はこれからは自分の思い通りに生きようという思いに従い始めます。この方向転換は人に迷惑さえ掛けなければ別に問題ではありません。ただし、傍観者ではない家族にとっては大変迷惑な話でした。

この映画には現在のアメリカに潜む数多くの問題が絡んでいる様です。違法なドラッグ売買、GLBTに対する偏見の問題、銃規制の問題等々 最終的にはレスターは凶弾に倒れるという最悪の結末になりますが、死に値すべき罪を犯した訳ではありません。レスターはどこにでもいる様なごく普通の人間でした。何とも理不尽で遣り切れないものがあります。

レスターを演じたケビン・スパイシーは本作品でアカデミー主演男優賞を獲得しています。少し頼りない夫、父親役でしたが、表情の演技が絶品で、女子高生アンジェラに恋する表情に、こっそり自分自身を投射しているおやじ観客は多かったのではないでしょうか?映画ポスターの妖艶な魅力もあったのか、興行的に全世界で大成功を収めた作品だそうです。サム・メンデス監督の映画デビュー作にしてこの出来栄えは本当に素晴らしい。

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