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ガラスの城の約束 ブリー・ラーソン主演映画 レビュー

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「ガラスの城の約束」 のあらすじ・概要

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事実に基づく衝撃的な自身の半生を綴り、全米350万部突破のベストセラー、世界35カ国で翻訳されとなったジャネット・ウォールズの「The Glass Castle」を、『ルーム』(2015)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンと自信の出世作でもある『ショート・ターム』(2013)の監督・脚本を務めたデスティン・ダニエル・クレットンのコンビで映画化したヒューマンドラマ『ガラスの城の約束』。

ニューヨークで自立して暮らす主人公の女性が、関係を絶っていたホームレスの父親との再会をきっかけに、本当の幸せをつかむための人生を再び歩み始める姿を描く。人気コラムニストのジャネット(ブリー・ラーソン)は、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていたが、ある日、ニューヨークでホームレスになっていた父親のレックスと再会する。かつて家族のために「ガラスの城」を建てるという夢をもっていた父レックスは、仕事がうまくいかなくなり、次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていった。高校生になったジャネットは大学進学を機にニューヨークへ旅立ち、親との関係を絶とうと計画し貯金を始める。

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「ガラスの城の約束」 ネタバレ感想

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ストーリーとテーマについて

父親レックスは自由奔放に生き、定職につかず、自動車に家財道具を乗せ、地方を遊牧民の様にわたり歩く生活をしている。母親ローズマリーも同じく自由奔放に好きな絵を描くことに没頭して4人の子供の育児・家事は放棄している。また、子供らには学校に通わせず、家で読書だけをやらせて過ごしているというかなり風変わりな家庭に育っている。

両親がお金に無頓着で食べ物も家にほとんどない状態が続き、幼い子供が良くまともに育つものとはらはらこちらが心配させられるほどだが、この4人の兄弟仲は非常に良いのがせめてもの救いとなっている。

借金取りに追われて、一家で夜逃げするシーンや火傷を治療し入院していた病院から逃走するシーンなどとにかくびっくり仰天の場面の連続に驚く。働かないし、食料を与えない、学校にも通わせない、住んでいる家には電気もガスも水道もないのだ。ボロ過ぎる車と物置小屋のようなイエ!

飲んだくれの父親は娘にいつかガラスの城の家を建てようと約束し、家の設計図面まで描いて見せて娘を喜ばせる。また、夜空に満天の星が煌めく原っぱで、酒浸りの父は娘に対して「どれか好きな星をお前にプレゼントするよ」なんて気障なセリフを吐くが非常に白々しいが純真な娘はそのまま信じてしまうところが泣かせどころではある。

ジャネットを初め他の3人の兄弟たちも、自分の両親を半面教師として、一人前の大人に育っているところが面白いところではある。但し、子供たちに対する愛情の深さはずっしりと感じる事は出来ますが、その表現の仕方が、少し違うのではないかと声を上げたくなります。

父親は子供たちに「自分らしく生きることの大切さ」を教えたいらしいのだけれどもこちらから見ているとハラハラドキドキするばかりで、もう少しまともな育て方があるだろうと考えさせられます。

キャラクターとキャストについて

デスティン・ダニエル・クレットン監督:マウイ島出身、日系アメリカ人の母親とアイルランドやスロバキアの血を引く父親に生まれる。『ショート・ターム』がSXSW映画祭でプレミア上映され、審査員賞と観客賞を受賞。

ブリー・ラーソン(ジャネット役):映画「ショート・ターム」(13)などで若手の実力派女優としての評価が高まり、「ルーム」(15)でアカデミー主演女優賞を初ノミネートにして受賞する。その後、自身の主演作「ユニコーン・ストア」(17)で映画監督デビュー。マーベル映画初の女性単独主演作「キャプテン・マーベル」(19)のタイトルロールに抜てきされ、「アベンジャーズ」シリーズ第4作「エンドゲーム」(19)にも出演する超人気女優。なお、ラーソンはクレットン監督と三度目となるタッグを組んで、最新作「Just Mercy」(20)で、司法の不正と戦う実在の人権弁護士、ブライアン・スティーブンソンのライフストーリーに挑むようなので、コロナ禍収束後の上映w楽しみにしたい。

ナオミ・ワッツ(母親ローズマリー役):01年デビッド・リンチ監督に抜擢され「マルホランド・ドライブ」に出演すると、アメリカ国内外から演技を絶賛され、スター女優に。翌年には「リング」のハリウッドリメイク「ザ・リング」に、03年にはショーン・ペンと共演した「21グラム」、ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」(05)などに出演する。「21グラム」に続き「インポッシブル」(12)で、2度目のアカデミー主演女優賞ノミネート。

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ウッディ・ハレルソン(父親レックス役):オリバー・ストーン監督の「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(94)に主演して一躍注目を浴びた。「ラリー・フリント」(96)でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、「メッセンジャー」(09)では同助演男優賞の候補になった。個性派俳優。

まとめ

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ショックだったのは、ジャネットがベビーシッターを一生懸命やって貯めたニューヨーク行の貯金を全部父親に盗まれたシーンだった。娘を家庭から出したくないという心境が良く分からなかった。また、遺産相続で相当な資産を父母は相続した話が最後の方で語られたが、それも使わずにずっと貧乏暮らしをしていたという事だろうか…どうも正気打は無い様な気もするのだが…

私の本作品の評価は84点。

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