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おすすめ映画|『シングルマン』(2009/トム・フォード監督)主演コリン・ファースの男の色気と演技力が光るゲイ映画!

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『シングルマン』のあらすじと概要

Asim KhanによるPixabayからの画像

世界的ファッション・デザイナーとして活躍するトム・フォードが長編映画初監督に挑んだ話題作。1964年に発表されたクリストファー・イシャーウッドの同名小説を原作に基づく。

1962年のキューバ危機下にあったロサンゼルス。長年の同性愛の恋人だったジムを8ヶ月前に交通事故で失い、生きる価値を見失っていたイギリス人の大学教授ジョージはピストル自殺を企てる。大学のデスクを片付け、弾丸を購入。「ネクタイはウィンザーノットで」と遺書をしたため、死ぬ準備を進める。しかしジョージの教え子、ケニーが何かを悟りジョージに近づこうとする…

「ブリジット・ジョーンズの日記」のコリン・ファースが主人公を繊細に演じ、ベネチア国際映画祭で主演男優賞を獲得。共演にジュリアン・ムーア、マシュー・グードほか。

『シングルマン』のスタッフとキャストについて

Bronisław DróżkaによるPixabayからの画像

トム・フォード監督:94年にグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任。00年からはグッチの傘下となったイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターも兼任した。05年、自身のブランド「トム・フォード」を設立。監督デビュー作本作「シングルマン」(09)では、主演のコリン・ファースにベネチア国際映画祭の最優秀男優賞をもたらすなど、映画監督としても才能を開花させる。

08年の「007 慰めの報酬」以降、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンド着用のスーツ等のデザインを手がけることでも知られるという。

16年、長編映画第2作目となった『ノクターナル・アニマルズ』が第73回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品され、高く評価されている。

コリン・ファース (ジョージ・ファルコナー教授):大学講師の両親のもとイギリスに生まれ、幼い頃はナイジェリアで過ごし、5歳でイギリスに戻った経験を持つ。本作品でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされている。

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ジュリアン・ムーア「42丁目のワーニャ」(94)での演技が評価され、「SAFE」(95)で初主演を務める。「ブギーナイツ」(97)でアカデミー助演女優賞、「ことの終わり」(99)で主演女優賞にノミネート。02年度には「エデンより彼方に」で主演女優賞、「めぐりあう時間たち」で助演賞と2部門で同時ノミネートされた。と、長い活躍の経歴を持つ大女優。

本作品ではコリン・ファーストの絡みのシーンは非常に短い時間だったのが少し残念。

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ニコラス・ホルト(教え子ケニー):1989年生まれ、英ロンドン郊外ウォーキンガム出身。幼い頃から演技を学び、1996年に子役としてデビュー。ヒュー・グラント主演の映画「アバウト・ア・ボーイ」(02)で注目を浴び、「ニコラス・ケイジのウェザーマン」(05)で米映画に初出演。本作品『シングルマン』では高い評価を受けている。今後の活躍が期待される。

『シングルマン』のネタバレ感想

Vladan RajkovicによるPixabayからの画像

コリン・ファースの心理劇。ジュリアン・ムーアとの共演とありますが、二人のからみのシーンはごく僅かな短い時間で残念でした。この場面は、かなり意味深な夜中の密会シーンで終わります。

本編映画の鑑賞は一切事前に予備知識を持たなかった為、開けてびっくり!コリン・ファースが何とゲイを演じる映画にびっくり仰天してしまいました。まさかの意外性に本当に驚かされました。

一方、監督は世界的なファッションデザイナーでもあるトム・フォードです。わたしはこの作品を見て初めて、『トム・フォード』という名前を知ったのですが、うちのかみさんはトム・フォードという名前は知っていたそうです。映画監督をしている事も知らなかったし、ましてや高級化粧品・高級ファッション商品には全く縁がありません。デザイナーでもあり映画監督という二足の草鞋というと語弊がありますが、当に天は二物を与えたのでしょう。

本作品内では人物の目のアップが頻繁に映し出されました。人間の魅力を目に集中させて引き出そうという意図があったのでしょうか? でも、目からその人の心理をくみ取る事は決してやさしい事ではありません。

最終的にはファルコナー教授(コリン)の教え子ケニーが、彼の自宅まで夜中に訪問したことによって、彼は自殺を思いとどまる思いもつかぬ展開になっていきます。(ケニーはおそらく、推論ですが、教授の様子を少し前から観察していて、自殺を図る気配を察知していた可能性があります)教授のその当日の心理の微妙な変化は、タイミングをひとつ間違えれば、拳銃の引き金を引きかねない、非常危険な状態にあった事だけは間違いありません。どっちに転んでもおかしくない危機を奇跡的に乗り越える事が出来ました。非常にスリㇽに富んだドラマであり、かなり良く出来たサスペンス映画だと感じました。

蛇足乍ら、教授の着ていたドレスシャツは着心地が良さそうでした…

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