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無料動画配信で見られるおすすめ映画|『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014/セオドア・メルフィ監督)チョイ悪オヤジと少年の交流

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』のあらすじと概要

Jan CarsonによるPixabayからの画像

ビル・マーレイ扮する破天荒で偏屈なダメオヤジ(ヴィンセント)が、12歳の少年との交流を通して生きる力を取り戻していく姿を描いたハートフルなヒューマンコメディ。

アルコールとギャンブルに熱中する、嫌われ者の偏屈親父ヴィンセントは、隣に引っ越してきたシングルマザーの看護師マギーから、彼女の仕事中に12歳の息子オリバーの面倒を見るよう頼まれてしまう。

嫌々ながらも引き受けたヴィンセントは、学校帰りのオリバーを年齢も考えずに自分行きつけのバーや競馬場に連れまわす始末、バーでの注文方法からいじめっ子へのパンチの浴びせ方まで、ろくでもないことばかりを彼に次々に教え込んでいく。

オリバーはそんなヴィンセントと反発しあいながらも、一緒に過ごすうちに、介護施設でヴィンセントの妻とのやり取りを見たりして、彼の隠された優しさや心の傷に気づいていく。

ベテラン俳優マーレイは本作でゴールデングローブ賞主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)に5度目のノミネート。オリバーの母親役に「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」のメリッサ・マッカーシー。「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツが妊婦のストリッパー役で出演。

『ヴィンセントが教えてくれたこと』の監督とキャストについて

Juergen_GによるPixabayからの画像

セオドア・メルフィ監督:広告ディレクターとして100本以上のCMを監督し、国際的な広告賞で高い評価を得る。2014年、プロデューサーのリッチ・カーターとともに製作会社ブラザーを設立し、第1弾作品として初の本作品長編映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を発表。製作・監督・脚本を兼ねた同作は、北米で4館から2500館へと拡大公開され、興収4400万ドルのスマッシュ・ヒットを記録した。ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル)にノミネートされた。

ビル・マーレイ(ヴィンセント):03年の「ロスト・イン・トランスレーション」では日本にやってきた落ち目のハリウッドスターを好演した。

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本作品では、何となく品の良くないどこにでもいる様なオヤジ役をさらりと自然体で表現しているところが良かった。少年オリヴァ―との付き合いも、決して良い見本とならず、大人の世界を垣間見せる事で、良い言葉で言えば世渡りのルールの様なものを態度で教えていた様に思われます。また、赤いズボンが大変似合っていました。

メリッサ・マッカーシー(オリヴァ―の母親マギー):看護師という仕事を持ち、離婚している為に子供の面倒を十分に見られないという後ろめたさを常に感じている。また、オリヴァ―は養子である事もあり、実子以上の愛情を注ごうとはするものの中々女の手だけでは難しい。

コメディ映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(11)でアカデミー助演女優賞にノミネートされる。以降、「デンジャラス・バディ」(13)や、「SPY スパイ」(15・日本劇場未公開)、などの主演作が全米で大ヒット。

ジェイデン・マーテル(オリヴァ―):ホラー映画史上に残る大ヒットを記録した「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(17)で主人公のひとりビル役に抜てきされ出演。

本作品では聡明な子供役を好演している。短期間のうちにヴィンセントの人間性を掴み、学校での『周囲の聖人』の発表会で取り上げるが、物凄く良く出来たプレゼン内容に全会場が拍手する。

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ナオミ・ワッツ(ロシア人ストリッパー・ダカ):本当はナオミが出演するという事で本作品を見た。しかしながら、妊娠中で腹ボテのストリッパー、ヴィンセントのガールフレンド役とは驚いた。メイクの為か、印象もかなり違っていました。

タンク・ガール」(95)や「娼婦ベロニカ」(98)などに出演するも、なかなか芽が出なかった。しかし、01年デビッド・リンチ監督に抜擢され、少し難解な映画「マルホランド・ドライブ」に出演すると、アメリカ国内外から演技を絶賛され、スター女優になる。

なお、ニコール・キッドマンとはオーストラリア、シドニーの同じ学校に通い、10代の頃からの長年の仲良しとのこと。

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『ヴィンセントが教えてくれたこと』のネタバレ感想&見どころ

Walter FrehnerによるPixabayからの画像

どう見ても12才の子供のシッター役には不適格と思われるグータラおやじに子守役を頼まざるを得ないお母さんも気の毒だと思いました。しかし、一番気の毒なのはそんなおやじに面倒を見られる子供自身だと思います。しかし、そんなオヤジを毛嫌いすることも無く、いじめっ子に対して一発ぎゃふんとブチかましたのが、オリヴァ―には効いたのか、俄然頼りになる存在となっていくのが面白いところ。

教育的に、世に言う一般的な真面な父親とは真逆の事ばかりを教えているので、見ている方はハラハラです、一方、オリヴァ―は大変聡明な子供です。母親の心配を他所に、ヴィンセントの良い面ばかりをしっかり吸収しています。やはり、ビル・マーレイの人間性そのものが、ヴィンセントそのものにジワリと滲み出ている様な印象を持ちました。そんな彼に観客は次第次第に感情移入していくのではないでしょうか?

最後の『聖人』の発表会の内容は明らかに出来過ぎです。グータラおやじも実はすごい所もあるという話に、最後に”ついうっかり”大きく感動させられてしまいました。

やはり、自分の事を良く理解してくれる人が、たったひとりでもいる事は本当に心の支えになり、有り難いという事を再認識しました。

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