『モネ・ゲーム』のあらすじと概要
オスカー俳優コリン・ファースとラブコメの女王キャメロン・ディアスが初共演、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が脚本を手がけた犯罪コメディ。1966年の映画『泥棒貴族』のマイケル・ホフマン監督によるリメイク。
ずっこけ美術学芸員のハリー(コリン・ファース)は、印象派の巨匠モネの名画「積みわら」の贋作を用意し、詐欺をもくろむ。相棒のPJ(キャメロン・ディアス)が絵画の所有者になりすまし、億万長者、メディア王で美術収集家ライオネル・シャバンダー(アラン・リックマン)のもとで働いていたが、彼の横柄さと人使いの荒さには日頃から我慢できないものを感じていた。
ハリーをライオネルをカモにして、贋作を掴ませ15億円を奪おうとするが、超天然のPJが次々とトラブルを巻き起こし、シャバンダーの雇った新たなドイツ人鑑定士(スタンリー・トゥッチ)が登場するなど、完璧だったはずの計画はまったく思いもよらない方向へと転がっていきます。
『モネ・ゲーム』のスタッフとキャストについて
コリン・ファース:1960年英国ハンプシャー州出身。大学講師の両親のもとイギリスに生まれ、幼い頃はナイジェリアで過ごし、5歳でイギリスに戻る。1983年、ウエスト・エンド・シアターの「アナザー・カントリー」で初舞台を踏み、翌94年の同作の映画版でスクリーンデビュー。
マイケル・ホフマン監督:1956年生まれ、米国ハワイ州出身。最近の映画作品には『かけがえのない人』がある。
本作品ではボスとの関係が余り良くない学芸員役、初めの計画とはまったく異なる方向に進むドタバタ劇は志村けんのコントを見ている様で大笑いした。
出演映画投稿記事:
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キャメロン・ディアス:1972年生まれ、米サンディエゴ出身。16歳から5年間、ファッションモデルとして日本を含め世界中で活躍。1994年、ジム・キャリー主演のコメディ映画「マスク」のヒロイン役でスクリーンデビューを果たす。
超天然のテキサス出身のカウガールははまり役。
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アラン・リックマン:1946年生まれ、アイルランド人の父とウェールズ出身の母のもと英ロンドンに生まれる。大ヒットした「ハリー・ポッター」シリーズでは、1作目「賢者の石」(01)から最終章「死の秘宝 PART2」(11)までセブルス・スネイプ教授役を演じた。
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大富豪でハリーに対する態度は冷酷ながら、人柄としては中々憎めない所も持っている。
『モネ・ゲーム』のネタバレ感想
大富豪ライオネルの行動はかなり奇抜でした。ヌーディスト愛好があり、会社でも一糸まとわぬ姿でいる事もある様でした。最後のシーンでは豪邸の美術品のセキュリティーとして生きたライオンを番犬替わりに放し飼いしている所は流石に驚きました。
真面目な映画なんだとは思いますが、かなりのずっこけシーンに笑えます。一方、コリン・ファースが真面目な顔をして演技しているところが面白味を倍増しています。いつも集団で行動している日本人のシーンは正直あまり頂けません。アラン・リックマンも「こいつらと飯を食うのはあきあきだ」というような顔をしていました。何年経っても日本人の固定したイメージというのは払しょくされないのは本当に残念です。
超豪華キャストによる軽めのコメディー映画として、意外性もあり十分楽しめる映画である事に間違いありません。
ロンドン、サボイホテルでチェックアウトする際、請求書の内容が何ページも印刷されて出てくるシーンがありましたが、PJはルームサービスであんなに多くのものを注文したのでしょうか?かなり高そうでした。この出費をカバーする為にハリーは明朝の陶器を必死の思いで盗みだそうとした様です???
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