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映画『テスラ エジソンが恐れた天才』(2020/マイケル・アルメレイダ監督)感想‣交流送電システムでエジソンを超える

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『テスラ エジソンが恐れた天才』のあらすじと概要

Hans BraxmeierによるPixabayからの画像

6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホークが、19世紀から20世紀にかけて活躍した孤高の天才発明家ニコラ・テスラを演じた伝記映画。電力システム、ラジオ、ラジコン、電気モーター、点火プラグなど、もしも世界から消えてしまったら、私たちの暮らしが成り立たないものばかりを次々と発明しています。電流戦争でエジソンに勝利しながらも、天才であるがゆえに、研究一筋の繊細な心は実業界や社交界とは全く合わず、孤独に転落していった孤独な人生を歩んだテスラの半生を描く映画。

1884年、移民としてニューヨークへやって来たテスラは、あこがれのエジソンのもとで働き始める。しかし直流方式の送電を考案したエジソン(筋金入りの直流信奉者)に対し、テスラは交流方式を主張し、両者は激しい対立の末に決別。

テスラは実業家ウェスティングハウスと組んでシカゴ万博でエジソンを叩きのめし、一躍時代の寵児となります。さらに、大財閥J・P・モルガンの娘アンと交流し、彼女の父親モルガンから莫大な資金提供を得て“無線”の実現に挑むテスラでしたが、研究一筋の繊細な心は実業界や社交界と不協和音を立て始めていました。

「ツイン・ピークス」シリーズのカイル・マクラクランがエジソンを演じる。監督・脚本は「ハムレット」でもホーク、マクラクランと組んだマイケル・アルメレイダ。

『テスラ エジソンが恐れた天才』のスタッフとキャストについて

David MarkによるPixabayからの画像

マイケル・アルメレイダ監督・脚本『ハムレット』『アナーキー』などの作品があります。

イーサン・ホーク(テスラ):出演作投稿記事はこちら:

感想|『トレーニング デイ』(2001/アントワーン・フークア監督、デンゼル・ワシントン、イーサン・ホークが”タッグ”を組む刑事ドラマ

映画感想|『ストックホルム・ケース』(2020/ロバート・バドロー監督)イーサン・ホーク主演で描く犯罪ドラマ

6才のボクが、大人になるまで。映画 レビュー

カイル・マクラクラン(トーマス・エジソン):1959年生まれ、米国ワシントン州ヤキマ出身。舞台での活動を認められ、デヴィッド・リンチの『デューン/砂の惑星』の主役に抜擢される。以来、リンチ作品の常連となり、『ブルーベルベット』やテレビシリーズ『ツイン・ピークス』でブレイクする。

イブ・ヒューソン(アン・モルガン):1991年生まれ、アイルランドの女優。U2のボノの娘。

『テスラ エジソンが恐れた天才』のネタバレ感想

Hans BraxmeierによるPixabayからの画像

テスラという人物をこの映画を見て初めて知りました。テスラはアメリカの電気自動車メーカーとして有名ですが、名前の謂われは本作品主人公二コラ・テスラにちなむことを知りました。

大変な発明家でエジソンと同じような大活躍をしながら、人との付き合いが余り好きではなく、名前はエジソン程有名ではありません。しかし、社会への貢献度はエジソンと遜色が無い様です。

本作品は自伝映画はいうものの、脚色もされており、事実とは反する様な表現も多々ある様です。ご丁寧にもナレーションではっきりと「これは事実ではなりません」と解説が加えられている”良心的”な作品になっています。

テスラの人物像、その天才的発明の偉大さは十分伝わってきましたが、コロラド州で雷をアンテナで受けるシーン(重要な発明らしいですが部外者に十分理解できません)やら、電気椅子の犯罪者を刑に処するシーンなど意味がイマイチ理解に苦しむところもありました。

テスラが劇中で突然、2人組バンド「ティアーズ・フォー・フィアーズ」の「Everybody Wants to Rule the World」を歌うシーンは余りに唐突で、何やら意味が分からず戸惑いました。

また、天才発明家として何度も奇抜な行動にでますが、JPモルガンが家族でテニスを愉しんでいるテニスコートの植え込みの向こう側から、新しい出資の話を依頼するシーンは思わず笑ってしまいました。天才であり、新しい発想に溢れ、何をしでかすか分からない不思議な人物として大変興味を引かれました。

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