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映画『闇はささやく』(2021/シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ監督作品)感想‣アマンダ・セイフライド主演 超常現象ホラー!怖いけれどちょっと単純か!

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『闇はささやく』のあらすじと概要

BessiによるPixabayからの画像

「Mank マンク」「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライドが主演を務め、呪われた一軒家に引っ越してきた夫婦の運命を描いたサスペンススリラー。

私がクマにキレた理由」のシャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニが監督・脚本を手がけ、エリザベス・ブランデージの小説を映画化したホラー映画。

1980年代。摂食障害を抱える美術修復家キャサリンは、夫や娘とマンハッタンで暮らしていたが、夫の仕事の都合で夫が見つけてきた郊外のハドソン・バレーの農村の家に引越し、新生活をはじめます。家の中で次々と怪現象が起こります。やがてキャサリンは、この家にまつわる忌まわしい過去と、夫の恐ろしい裏の顔を知ることになります。セイフライド演じる妻は、田舎暮らしになかなか馴染めず、新居の異変を感じとっていくところが不気味に描かれている。また、引っ越して来た新しい家屋に纏わる忌まわしい話以外に、夫ジョージ自身にも、数々の疑念が起こり物語は混迷度を増していくことになります。

夫役に「ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語」のジェームズ・ノートンが演じるほか、ナタリア・ダイアー、オスカー俳優のF・マーレイ・エイブラハムらが共演する。

なお、本作品の評価は残念ながら低く「観客を怖がらせる要素は存在するが、凡庸で退屈な脚本がそれをかき消している。『闇はささやく』は魅力的な原作を映像化するのに失敗したと言える。」などと酷評されている。さて、御覧になって皆さんの評価はいかがでしょうか?

Netflixで2021年4月29日から配信にて視聴

2021年製作/121分/アメリカ
原題:Things Heard & Seen

『闇はささやく』のスタッフとキャストについて

jplenioによるPixabayからの画像

シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ監督・脚本:アカデミー賞脚本賞にノミネートされた「アメリカン・スプレンダー」(03)などの作品がある。

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アマンダ・セイフライド(妻キャサリン):1985年生まれ、ペンシルベニア州出身。大ヒットミュージカル映画「レ・ミゼラブル」(12)では、主人公ジャン・バルジャンに育てられた少女コゼット役で美声を披露した。その後も、R指定コメディ「テッド2」(15)でヒロイン役を演じ、「あなたの旅立ち、綴ります」(16)では出演と製作総指揮を兼ねた。

出演作投稿記事:

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ジェームズ・ノートン(夫ジョージ):1985年ロンドン出身。キャリー・マリガン主演映画「17歳の肖像」に出演。

更に、最近の出演作投稿記事はこちら:

レビュー「ストーリー・オブ・マイライフ」(2019)/時代を超え、四姉妹の心の葛藤が生き生きと描かれる感動作!

『闇はささやく』のネタバレ感想

jplenioによるPixabayからの画像

【ネタバレ有り】

ニューヨーク近郊の農村の秋の風景が素晴らしいという好印象が残ります。しかしながら、ストーリーそのものはちょっと怖い内容でした。古い屋敷の因縁話に加え、自分の夫の闇の本性がバレてくるという二重の恐怖。これが田舎町の旧家でアマンダを襲うのですから、拒食症でもなんでもなってしまうのは十分理解出来ます。

夫ジョージの上司の学部長が家に来て、夫のジョージ抜きで”降霊会”をやるシーンがありました。本当ぞくぞくさせられました。家の中の異臭、人の影、光の明滅など人を怖がらせる要素は目一杯仕掛けられているので、怖がり屋は一人では決して本作を見ない方がいいと思います。

サイコな夫はかなりおぞましく、次々に人を殺めて行きます。衝撃的なラストシーンはかなり凄惨。これにはアマンダは本当に気の毒でした。

最後に、夫ジョージはひとりでヨットに乗り、沈んで自殺したような最期になっています。少しあっさりし過ぎている感じは拭えません。これ程の悪事を働いた者への見せしめの意味で、やはりもう少しジタバタともがき苦しむべきではと考えてしまいました…

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