いつも通っている鹿沼のゴルフ場からは、天気さえ良ければいつでも近くに大きく見える山でした。登るのは今回2度目でした。前回登った記憶は全く薄れており、改めて登ってみて余りの厳しい登りに驚きました。これほど厳しい(悪路の登山道の連続)山は少ないのではないかと思います。
晴れた日に登れば、気分もまた異なり良い登山の印象が残ったのかもしれません。終始今にも降り出しそうな愚図ついてた空模様の中、よく頑張ったものです。
いつもは、東武鉄道株主優待券(現在の相場は650円で全線利用可能)を利用して新鹿沼まで行きゴルフをしています。6月30日までの有効期限以前に使い切る必要があった為、今回最後の一枚を使いました。正常料金は淺草→東武日光1390円なのでほぼ半額なので、日光に行かれる際はとても使い勝手が良いと思います。
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男体山へのアクセスルート(東武鉄道電車・バス利用)
【行き】
北千住5:13発(始発) → 東武日光駅7:39着 【東武スカイツリーライン区間急行南栗橋行きを乗り継ぎ、日光へ】
東武日光7:55発 → 二荒山神社中宮祠8:48着【東武バス日光線】
【帰り】東武日光17:23発 → 北千住19:02着 (特急けごん44号)
『男体山』登山の状況
コースタイム
9:06 二荒山神社中宮祠から入山
9:07 1合目着
9:51 4合目着(2合目あたりから車道にでるので、しばらく舗装道路を道なりに歩いて登る事になります。4合目の看板から本格的な登山道に入る)
10:39 6合目 大きな岩がひたすら続く為、非常に歩きづらい登山道が続きます。
11:01 8合目 かなりの急峻な道をひたすら登ります。曇りの為、ほとんど景色は見えませんでした。
11:37 頂上到着 9合目以降火山状の赤土の山歩きとなります。頂上で上空からわずかに日が差す事がありましたが、眼下の中禅寺湖は全く見えず。
12:00 暫し休息後、頂上出発
13:32 5合目着 転倒しない様に慎重に下る。1㍍を越える大岩の間をすり抜ける様に下る道が続き、全身を使っての下山が続く。
15:00 登山口着
コース状況
標高差1284㍍、ほぼ30年振りに挑戦しましたが、かなりきつい山でした。アプローチが長いわけではなく、急峻な登りがひたすら連続する為です。その登りも大きな岩の隙間を辿り、大股で一歩一歩登る為、両脚及び両腕、背筋などの筋肉を駆使して登る事になります。しかも、登りよりも下山時に両脚に負担が掛かる為、わたしの場合下山のタイムが登り時間を上回りました。
登山ルートは絶対に間違う筈の無いほどの一本道且つ、コースアウトしない様に危険個所等にはロープ、矢印などがある為、安心出来ます。一方、少々管理され過ぎ感は否めません。
わたしはストックを利用していない為、下山の際、大きな岩がゴロゴロ続く岩場の連続する場所を下降中は注意が必要です。一度バランスを崩し、前のめりに転倒しそうになりましたが、両手を地面に突き、かろうじて顔面を岩にぶつける事は避ける事が出来ました。
まったく気が抜ける場所も無い、緊張の下り3時間でした。
また、自宅から持ち込んだ凍結したポリタンク(2リットル)は山中の気温が上がらず、ほとんど融けず山頂までに融けた水を飲み切ってしまったのは失敗でした。’3/4は氷のまま)途中水場は無いので注意が必要です。
下山後の温泉
下山後、日帰り入浴の出来る温泉宿を探しました。「中禅寺金谷ホテル」などもありましたが、下山口の二荒山神社中宮祠から更に1.6㌔程離れているようだったので、少し日光方面に戻る中禅寺温泉街の道路沿いにある「日光山水」を利用させて頂きました。こちらは数百㍍と至近(日帰り入浴800円タオル付き)
予め、日光駅行きバスの時間を確認した上でゆったり小一時間、温泉浴と水シャワーを繰り返し疲れた全身を癒しました。硫黄泉100%の源泉掛け流しは良いお湯でした。ph1.8の強酸性泉
中禅寺温泉の温泉街は人影まばらでした。コロナ禍の中、平日しかも曇り空という条件も重なった為かもしれません。梅雨の時期も開けて、夏休みに入れば少しは観光客・登山客の数も増えてくるのでしょうか、、、
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