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おすすめ映画『スノーデン』(2016/オリバー・ストーン監督)感想➢元CIA職員エドワード・スノーデンの実話!

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『スノーデン』のあらすじと概要

Walter BieckによるPixabayからの画像

ハリウッドを代表する社会派監督オリバー・ストーンが、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデンの実話を、ジョセフ・ゴードン=レビット主演で映画化した作品。

2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚する。ガーディアン誌にその情報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員であるコンピューターの専門家29歳の青年エドワード・スノーデンでした。

国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのかを詳細を描出していきます。NSAやCIAから得られる多額の報酬と輝かしいキャリア、恋人と築き上げた幸せな人生のすべてを捨ててまで重大な告発(米政府の極秘情報を暴露)を決意する背景には、民主主義と個人の自由を揺るがす米政府への不信を募らせたことが深く影響していました。

更に、スノーデン自身が私生活を監視される恐怖に襲われ、徐々にストレスに蝕まれていった極限心理が生々しいサスペンスとともに描かれています。テロとは何の関係もない個人のインターネットや携帯電話での発言、趣味、愛情、友情さえも脅かされかねない現実にとても耐えられなかったのだと思います。

テロリストのみならず全世界の個人情報が全て秘密裏に監視されている事実に愕然とし、危機感を募らせていく過程を、パートナーとしてスノーデンを支え続けたリンゼイ・ミルズとの関係も交えながら描き出しています。

『スノーデン』のスタッフとキャストについて

eliolaによるPixabayからの画像

オリバー・ストーン監督・脚本:父親はウォール街で成功を収めた株式仲買人。アカデミー脚色賞を受賞した「ミッドナイト・エクスプレス」(78)や「コナン・ザ・グレート」(82)、「スカーフェイス」(83)などで脚本家として頭角を現す。自分自身の一年間の兵役経験を生かして撮られた『プラトーン』『7月4日に生まれて』で二度のアカデミー賞監督賞に輝き、『JFK』『ニクソン』『ブッシュ』というアメリカ大統領をテーマにした3本の問題作を発表してきた。

ジョセフ・ゴードン=レビット(スノーデン):クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」(10)、「ダークナイト ライジング」(12)、スティーブン・スピルバーグ監督のアカデミー賞候補作「リンカーン」(12)などに出演

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シャイリーン・ウッドリー(リンゼイ):長編2作目「ファミリー・ツリー」(11/アレクサンダー・ペイン監督)ではジョージ・クルーニーの娘役を演じた。同作は批評家受けが良く、興行的にも成功しており、ウッドリーの今後のスクリーンでの活躍にも期待がかかる。

ザッカリー・クイント(グレン・グリーンウォルド):06年に始まった「HEROES」(~10)で連続殺人鬼サイラーを演じブレイクする。J・J・エイブラムス監督によるリブート版「スター・トレック」(09)でスポック役に抜てきされて長編映画デビューを果たしています。

『スノーデン』のネタバレ感想

Alfons SchülerによるPixabayからの画像

行き着くところは米国内兵器産業を潤わす事が全ての目的であることが映画の中でわずかに語られます。この事は、大義名分はどうあれ、多くの米国市民を初め全世界の人々は既に薄々と或ははっきりと気が付いていると思います。

全世界のありとあらゆる不都合な情報の発信元を突き止め、つぶされてしまうというのは米国や他の大国もやっている事は似たり寄ったりという気がします。その機関で働く人間も余程の無神経な人は別として、やはり、スノーデン氏同様精神的に相当なストレスを感じるのではないかと思われます。

また、このような内容の映画が米国内でも一般に公開されていることは、米国の”寛容さ”という表現が当たっているのかどうか分かりませんが、或は”表現の自由”なのでしょうか? 国家機密を暴露した”大罪人”の『自伝映画』の公開を許しているというのはどういうことなのでしょうか?

スノーデン氏の”警告”は日本では、喉元過ぎれば熱さ忘れるで既に気に掛けている人は少ないのではないかと思います。自分のメール、電話、インターネットの閲覧記録は全て誰かに見られているという事実は薄気味の悪い事だし、誰かに悪用されたら堪りません。

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