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おすすめ映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(2016/ティム・バートン監督)‣鉛の靴を履く少女、空を飛べるのではなく、自分の意思と関係なく浮き上がってしまう(なんじゃこりゃ!)

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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のあらすじと概要

Roman GracによるPixabayからの画像

「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が、ランサム・リグズによるティーン向け全米ベストセラー小説「ハヤブサが守る家」を映画化し、人とは異なる奇妙な能力を持った子どもたちが織りなす物語を描いたファンタジー映画。

フロリダに住む主人公の少年、周囲になじめない孤独なジェイクは、唯一の理解者だった祖父エイブの遺言(「ケインホルム島へ行き、1943年9月3日のループへ行け。そうすれば鳥が全てを教えてくれる」)をジェイクに言い残した為、それに従いウェールズのケインホルム島の森の奥にある古めかしい屋敷を見つける旅に出ます。

そこには、美しくも厳格な女性ミス・ペレグリンの保護のもと、1943年9月3日から同じ一日の時間のループを生き続けている子供たち、植物を魔法のように育てられています。空中浮遊能力を持つ少女や透明人間の男の子、常に無口な双子といった、奇妙な子どもたちが暮らしていました。しかし、彼らは、モンスターに付け狙われて「安全な時間の繰り返し」という閉ざされた世界に生きるしかありませんでした。

主人公ジェイク役は「ヒューゴの不思議な発明」で知られるエイサ・バターフィールド、ミス・ペレグリン役は「007 カジノ・ロワイヤル」「ダーク・シャドウ」のエバ・グリーンが務めています。

2016年製作/127分/アメリカ
原題:Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children

ロッテントマト批評家支持率:57%

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のスタッフとキャストについて

Derek SewellによるPixabayからの画像

ティム・バートン監督:1958年米国カリフォルニア州出身。

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エバ・グリーン(アルマ・ペレグリン):フランス・パリ出身。ダニエル・クレイグ主演の「007 カジノ・ロワイヤル」(06)ではボンドガールを務め、ティム・バートン監督とジョニー・デップがタッグを組む「ダーク・シャドウ」(12)など話題の大作で活躍する。

屋敷の女主人として、厳しくもあたたかく「特殊な能力がある奇妙なこどもたち」を養う。「インブリン」と呼ばれる特殊能力を持った女性で、ハヤブサに変身し、時間を操る能力を持つ。

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エイサ・バターフィールド(ジェイク):ロンドン出身。8歳から子役として活動し、「リトル・ランボーズ」(07)でスクリーンデビュー。映画出演2作目の「縞模様のパジャマの少年」(08)で主演を務め、英国インディペンデント映画賞の有望新人賞にノミネートされる。

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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のネタバレ感想

Roman GracによるPixabayからの画像

摩訶不思議な異能の子供達を巡るダークファンタジー映画。ティム・バートン監督の持ち味が十分発揮された映画と言えるのではないでしょうか。しかし、どちらかというと大人が愉しむ映画というよりは、やはり、子供が見て愉しい映画です。ジェイク役エイサ・バターフィールドがすっかり大人びていたのには驚きました。『ヒューゴの不思議な発明』(11)のヒューゴ役の頃が非常に懐かしい。

一方、今回は幼い子供たちのモンスター達から守る擁護者としての立場だったペレグリン役のエバ・グリーンは『ダーク・シャドウ』で見せた素晴らしい妖艶さはすっかり影を潜めていたのには少々がっかりしました。

ティム・バートン監督のイメージがふんだんに盛り込まれており、「詰め込みすぎて終盤が尻つぼみ」と評されていました。それにしも無尽蔵な奇抜なアイデアがどうやって監督の頭の中から湧き出して来ることを垣間見せる、実に不思議な映画でした。

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