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おすすめ映画『ザ・インタープリター』(2005/シドニー・ポラック監督)感想‣ニコール・キッドマンが国連通訳で世界平和に貢献!?

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『ザ・インタープリター』のあらすじと概要

アフリカの小国、国内紛争の続くマトボ共和国出身のシルビア(ニコール・キッドマン)は、現地のクー語の通訳として国連本部で働いています。ある日、彼女はマトボの大統領暗殺計画に関する会話を偶然聞いてしまいます。それ以来、危険がつきまとう彼女の身を守るため、シークレットサービスが送り込まれます。そのうちの一人、ケラー(ショーン・ペン)はシルビアの言動が噛みあわず彼女に疑惑を持ちはじめ、何かを隠しているのではと疑い始めます・・・暴力の連鎖の悲劇を描いたポリティカル・サスペンス映画。なお、国連では長年、内部での映画などのロケの許可を与えてきませんでしたが、この映画では特別に許可が与えられたそうです。

2005年製作/118分/アメリカ
原題:The Interpreter(通訳)

『ザ・インタープリター』のスタッフとキャストについて

シドニー・ポラック監督:元々俳優として活躍、1965年、映画も監督するようになり、『ひとりぼっちの青春』、『追憶』、『トッツィー』で高い評価を得て、アカデミー賞にもノミネートされています。1985年の『愛と哀しみの果て』でアカデミー作品賞とアカデミー監督賞を受賞しています。本作『ザ・インタープリター』は彼の遺作となった作品。アメリカ映画界に於いて永年に亘り俳優・監督・プロデューサーとして大活躍されていました。

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ニコール・キッドマン(シルヴィア・ブルーム):180CM近い長身、ブルーの瞳、本作ではその美しさが際立っていたように思えました。更に知的なオーラを感じさせる国連での同時通訳という職業、ぴったり嵌っていました。

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ショーン・ペン(トビン・ケラー):ハリウッドの演技派俳優としてはピカイチの実力を発揮していました。身辺警護の仕事に就きますが、彼自身最愛の妻を亡くしたばかりとい境遇にあります。

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『ザ・インタープリター』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り・要注意!

本作の視聴は2回目乍ら、やはりちょっとストーリー内容に難解な部分もありました。導入部、アフリカの小さな国のサッカー場、少年3人がサッカーに興じていましたが、何やら不穏な気配の漂います。そこでは遺棄された多くの遺体の確認作業が行われるショッキングなシーンがあります。後に明らかになりますが、サッカー場では主人公シルヴィアの兄が突然射殺されるという衝撃なシーンで映画が始まります。

こんなシーンの連続ならば、視聴を躊躇ったかもしれません。しかし、場面は一転ニューヨークの国連国際会議場へと映画の舞台は移って行きます。

当然の様に、国際世論は国内紛争が続くコソボでの、抗争解決のため残虐な手段を講じるマトボの大統領に対し非難が集中していました。大統領は自分自身の行為を正当化する為の手段として、国連での演説を通じてアピールすることを狙いっていました…

知的なイメージで身を固めるシルヴィアでしたが、徐々にアフリカ・マトボ共和国と彼女の関連性が明かされていく事になります。銃を構えゲリラ活動に参戦している姿などの写真も開示されていきます。また、彼女の両親らが祖国で犠牲になっていたことも、現在の彼女の背景にある事などが明らかになって行きます。そして、全編に渡り彼女の真剣な表情、信念の強靭さは映画の緊張感を高める効果が十分でした。

たまたま彼女が傍受した『大統領暗殺計画』は実際に計画されたものなのか、あるいは大統領自身が祖国での人気を高める為のペテンででっち上げなのか…最後まで良く理解する事が出来ませんでした…

また、シルヴィアと反政府グループの一団?と思われる連中が市内路線バスに(偶然に?)乗り合わせますがこの設定も良く分かりませんでした。結局このバスには爆弾が仕組まれ多くの犠牲者出しています…

一方、せっかく国連を舞台とした映画であるにもかかわらず、アフリカの紛争地域の国内問題、内戦問題などに関するメッセージなどは一切発信されることが無いのはちょっと残念な気がします。

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