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おすすめ映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021/キャリー・ジョージ・フクナガ監督)感想‣前作から6年振りとなる007シーリズの作品!

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『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじ概要

ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ25作目がようやく世界公開されました。当初、本作は2020年4月に世界公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年半も公開を延期され、しびれを切れせていたファンも多いのではないでしょうか。なお、「007 カジノロワイヤル」から5作にわたってボンド役を演じたダニエル・クレイグが、本作を最後にボンド役を引退するそうです。クレイグが演じるボンドの集大成とも言える本作、大いに期待が高まりました。

スペクターとの戦いから5年後、現役を退きジャマイカで優雅で穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げ、誘拐された科学者ヴァルド・オブルチェフを救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新生物兵器技術を有した正体不明の黒幕を追うことになります……。

ダニエル・クレイグが5度目のボンドを演じ、前作「007 スペクター」から引き続きレア・セドゥー、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レイフ・ファインズらが共演。

新たに「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」のアナ・デ・アルマス、「キャプテン・マーベル」のラシャーナ・リンチらが出演し、「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ・マーキュリー役でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役として登場する。

監督は、「ビースト・オブ・ノー・ネーション」の日系アメリカ人キャリー・ジョージ・フクナガ。

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『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のスタッフとキャストについて

キャリー・ジョージ・フクナガ監督:米カリフォルニア州出身の日系アメリカ人。15歳から脚本を書き始める。05年、脚本・監督作「Victoria para Chino(原題)」がサンダンス映画祭で短編映画賞の特別賞を受賞。列車でアメリカを目指すメキシコ移民の現実を描いた長編監督デビュー作「闇の列車、光の旅」(09)でサンダンス映画祭の監督賞を受賞した。

「監督がボンドをやればいい」と取り沙汰されるほど格好良い。42歳。しかも独身。

➢共同脚本作 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。映画 レビュー

ダニエル・クレイグ:パブのオーナーの父と美術教師の母の間に生まれ、両親の離婚後は母と姉とリバプールで暮らす。幼い頃から演劇に興味を持ち、小学生のときに初舞台を踏む。16歳で高校を辞めて入団したナショナル・ユース・シアターでは海外公演にも参加している。本作品で6代目ジェイムズ・ボンド役を引退してしまうのは本当に残念です。

出演作投稿記事➢

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レイフ・ファインズ(M):英国を代表する俳優のひとり。写真家の父と小説家の母をもつ。ナショナル・シアターやロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで舞台に立ち、1995年のブロードウェイ公演「ハムレット」でトニー賞を獲得している。

感想|『オフィシャル・シークレット』(上映中/ギャビン・フッド監督)キーラ・ナイトレイ主演でイラク戦争にまつわる国民を裏切る政府の不正を告発(実話)

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ラミ・マレック(リューツィファー・サフィン)本作の悪役、テロリストのリーダー

レア・セドゥ(マドレーヌ・スワン):前作のボンドガール。仏パリ出身。シャイな性格を克服しようと演劇を始め、2006年「Mes copines(原題)」で映画デビューを果たしている。『スペクター』で彼のミッションを支援した医師であり、ミスター・ホワイトの娘。

出演作➢映画感想|『イングロリアス・バスターズ』(2009年/クエンティン・タランティーノ監督)ブラッド・ピット主演の戦争映画

映画感想|『たかが世界の終わり』(2017/グザヴィエ・ドラン監督)死期が近い若手作家の苦悩と家族の葛藤や愛を描く人間ドラマ

クリストフ・ヴァルツ(エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド):オーストリア・ウィーン出身。前作の悪役であり巨大組織「スペクター」を束ねていた首領。彼の身柄は現在MI6の管理下に置かれている。出演作➢感想ネタバレ|『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012/クエンティン・タランティーノ監督・脚本 ウェスタン映画 

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『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレ感想

(ネタバレご注意!!)

冒頭アクションシーンの撮影地はイタリア南部にある世界遺産マテーラです。度肝を抜かれる衝撃のシーンの連続、カーチェイスで画面にくぎ付けになりました。美しい町の景色に見とれる暇は全くありません。爆発シーンでは思わず身を起こしたほどの大迫力でした。6万人以上のマテーラ市民がロケ地で大歓声を送ったということも頷けます。この地で撮影される大作映画としては、メル・ギブソン監督の『パッション』(04)以来です。

007名物のド派手なカーチェイス、これがすべて実写とは超驚きです。同地で4週間撮影の為に滞在し、3回のカーチェイスシーンが真剣に撮影されたとの情報があります。鉄壁の防弾ガラスに守られた アストンマーティンがありましたが、実車であのような防弾性能はあり得るのでしょうか?驚きました。

約3時間と長めの上映時間(ボンド映画史上最長とか)前半のアクションシーンに圧倒され、後半はややその余韻の中でやや落ち着いたストーリーの展開を愉しむという感じです。少々ネタバレになりますが、最後にマドレーヌ・スワンにボンドと同じく澄んだ青い目の娘マチルダがいた事にはびっくり仰天しました!

敵の要塞基地は英国海軍のミサイルで爆破されますが、逃げ遅れたボンドは絶対絶命です。

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