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公開中 新作おすすめ映画|『最後の決闘裁判』(2021/リドリ―・スコット監督)

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『最後の決闘裁判』のあらすじ概要

巨匠リドリー・スコット監督が手掛ける26本目の長編映画。原作はエリック・ジェイガーのノンフィクション『決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル』を基に描く。アカデミー脚本賞受賞作「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)以来のタッグとなるマット・デイモンとベン・アフレック(さらにニコール・ホロフセナー)による脚本を映画化した歴史ミステリー

1386年、百年戦争さなかの中世フランスが舞台。実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語、描かれるのは、歴史を変えたとされる事件と、死を賭して己の正義を証明しようと挑んだ人々による衝撃の実話を描く。

フランス・ノルマンディーの騎士カルージュの妻マルグリットが、夫の旧友従騎士ル・グリに暴行されたと訴えるが、目撃者もおらず、ル・グリは無実を主張。真実の行方は、カルージュとル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる。

決闘の勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は罪人として死罪になる。そして、もし夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を受けることになる(それほどのリスクを背負ってなお、女性の地位などほぼなかった時代に、彼女が声を上げたという事実が最重要)人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれる。

TVシリーズ「キリング・イヴ Killing Eve」でエミー主演女優賞を受賞、今や鳥を落とす程の勢いに乗るジョディ・カマーが、女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決意する女性マルグリットに扮したほか、カルージュをマット・デイモン、ル・グリをアダム・ドライバー、カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君ピエール伯をベン・アフレックがそれぞれ演じており、豪華キャスト勢ぞろいの様相に圧倒される。

なお、83歳のスコット監督は11月にも27本目の長編監督作「ハウス・オブ・グッチ」の公開が控えています。

原題:The Last Duel

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『最後の決闘裁判』のスタッフとキャストについて

リドリ―・スコット監督:1937年生まれ、英・ダーラム州出身。11月12日公開予定の「ドーナツキング」も製作総指揮を務める。

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マット・デイモン(出演・脚本・製作)➢騎士ジャン・ド・カルージュ、勇敢で武骨、処世術には欠けていても誠実で愛すべき男として感じられる。

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アダム・ドライバー➢従騎士ジャック・ル・グリ、カルージュの旧友であり、女性の扱いに長けた漁色家。不快な尊大さを滲み出している。マルグリットはまさか彼を訴え出るとは考えても見なかった。

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ジョディ・カマー➢カルージュの妻・マルグリット。1993年英・リバプール出身。高校の文化祭で披露した一人芝居が演劇教師の目にとまり、勧められて受けたBBCラジオドラマのオーディションに合格して俳優業を始めたという。

ベン・アフレック➢アランソン伯ピエール2世、メイクが素晴らしく初めは誰が演じているが判別がつかなかった。ㇽ・グリとはかなり馬が合っていそう。

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『最後の決闘裁判』のネタバレ感想

(ネタバレ注意)

最初から最後まで一切気の抜ける場面が無く、153分スクリーンに目が釘付けになることは間違いない傑作だと感じました。14世紀の英仏百年戦争の凄まじい戦闘シーンは圧倒的な迫力で度肝を抜かれました。当時のパリの街を再現した情景なども家の庭で家畜の飼育が行われているなど仔細に描かれていました。

何度もの戦を勝ち抜く強豪として描かれ、勇敢で武骨なカルージュに対して彼の旧友のㇽ・グリは同じく騎士ではるものの、主君であるピエール伯から領地の徴税を任せられる程聡明な頭脳を持っている一方、かなりの色好みとして描かれています。

旧友カルージュの妻を夫の留守の間に凌辱するという軽薄な行動を何故取ったのか大きな疑問が残されます。また、芥川龍之介の『羅生門』を思い出させるような、3人各様の主張に基づく映像が繰り返し映し出されますが、100人中99人が「非は誰にあるのか(出張は間違っている)」明確な判断はつくのではないかと思いました。

本作品は間違いなく、劇場に足を運び見る価値は十分ある映画と感じました。

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