誰もが認める美貌と演技力、そして頭の良さを持つナタリー・ポートマン。しかも既に2児(上の子は10才の男の子)の母親です。映画でも母親役がしっかり板についています。最近観た映画10作品について、まとめてみましたので参考にしてみてください。
- 『ブーリン家の姉妹』(2008/ジャスティン・チャドウィック監督)
- 『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(2018/グザヴィエ・ドラン監督)
- 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007/ウォン・カーウァイ監督)
- 『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)
- 『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)
- 『宮廷画家ゴヤは見た』(2006/ミロス・フォアマン監督)
- 『マーズ・アタック!』(1996/ティム・バートン監督)
- 『愛と闇の物語』(2015/ナタリー・ポートマン 監督・脚本・主演)
- 『抱きたいカンケイ』(2011/アイバン・ライトマン監督)
- 『ソング・トゥ・ソング』(2017/テレンス・マリック監督)
『ブーリン家の姉妹』(2008/ジャスティン・チャドウィック監督)
16世紀のイギリス・ヘンリー8世統治時代の宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。フィリッパ・グレゴリーによる同名小説を原作としているもの。男子の世継ぎがなかったことに、いら立つヘンリー(エリック・バナ)が愛人を求めていることを知った、野心家のブーリン卿(マーク・ライアンス)は聡明な長女のアン(ナタリー・ポートマン)を愛人候補に仕立てる。しかしながら、王が目に留めたのは、結婚したばかりの気だての良い次女メアリー(スカーレット・ヨハンソン)だったことから、姉妹間の葛藤が生じる。どちらも国王の寵愛を受けながら、まったく異なる道を歩むことになる美しい姉妹の劇的に変転する人生を鮮やかに映し出す歴史劇。
本作ではナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという当代きっての若手女優の夢のような初共演が実現。その兄役を『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェス(ジョージ・ブーリン)が好演する。後にイギリスに黄金時代をもたらしたエリザベス1世の母親となるアンの壮絶な生涯には正に息をのむ。
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『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(2018/グザヴィエ・ドラン監督)
自身俳優としても活躍しているクサヴィエ・ドラン監督最新作、初の英語作品映画。カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた前作「たかが世界の終わり」から5年に及ぶ構想期間を経て作られたもの。
2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去った。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた死の真相について、真相を知っていたのは11歳の少年ルパート・ターナーだった。10年後、新進俳優として注目される存在となっていたルパートは、ジョンと交わしていた100通以上の手紙を1冊の本として出版。さらには、著名なジャーナリストの取材を受けて、すべてを明らかにすると宣言する……。
物語は、ドランが幼いころ、当時夢中で憧れていたレオナルド・ディカプリオに手紙を送ったという自身の経験から着想を得た。「タイタニック」は単に子供の頃から好きと言うだけではなく、ドラン監督に取ってすべての出発点だったと語っています。
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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007/ウォン・カーウァイ監督)
「2046」「恋する惑星」「花様年華」のウォン・カーウァイ監督が初めてアメリカを舞台として英語劇に挑んだロードムービー仕立てラブストーリー。
恋人の心変わりで失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、元恋人の家の向かいにあるカフェに出入りするようになる。毎晩、ブルーベリーパイにアイスを添えて用意してくれるオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)と話すことで、徐々に慰められていくエリザベスであったが、それでも元恋人への想いを捨てきれない彼女はひとり旅に出ることを決意します。しかしながら、行く先々で彼女が出会うのもまた、さまざまな“傷心”を抱える男と女たちでした、、、
グラミー賞受賞歌手ノラ・ジョーンズが主演デビューを飾ったほか、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズら超豪華キャストが勢ぞろいしている驚きの映画。
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『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)
「グラン・ブルー」のリュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作映画初出演となったナタリー・ポートマンの鮮烈なデビュー作。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じています。
映画「レオン」の主題歌は、スティング「Shape of my Heart」超絶の名曲!
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『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)
全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーの同名ベストセラー小説を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が映画化し、レニー・ゼルウィガーがアカデミー助演女優賞を受賞。激動の時代の中で、強く生き抜く女性の強さが感動を呼ぶ作品。
南北戦争末期、自ら兵隊を志願し戦争に参加してから3年、激しい戦いの只中に置かれることになったノイマンは、友人を失い、自分も負傷した為、故郷であるコールドマウンテンと、出発前の僅かな時間しか共に過ごすことが出来なかった最愛の女性エイダに再び会うため死を覚悟で脱走し、徒歩でコールドマウンテンに向かう旅に出た。
撮影は「イングリッシュ・ペイシェント」でオスカー受賞のジョン・シール。
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『宮廷画家ゴヤは見た』(2006/ミロス・フォアマン監督)
「カッコーの巣の上で」「アマデウス」のオスカー監督ミロス・フォアマンが、18世紀末スペインの国王カルロス4世の宮廷画家ゴヤの目を通し、絵のモデルとなった神父と少女が辿る数奇な運命を描いた人間ドラマ。
肖像画を描いてもらうためゴヤのアトリエを訪れたロレンソ神父(ハビエル・バルデム)は、そこで見た絵の中の少女イネス(ナタリー・ポートマン)の美しさに心をすっかり奪われてしまいます。ところがある日、イネスは食堂で豚肉を食べなかったというだけでユダヤ教徒の疑いをかけられ捕らえられ、異端審問所に囚われてしまいます。過酷な「審問」の苦痛に耐えかねて、真実とは異なる告白をしてしまうことになります。
製作は3度のオスカーに輝くソウル・ゼインツ。脚本はブニュエル作品で知られる大家ジャン=クロード・カリエールが担当した。
この映画の出発点は、半世紀前にチェコスロバキアの学生だったフォアマン監督が、異端審問と共産主義社会に共通点(理不尽な世界!)を見出したことにあるという。
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『マーズ・アタック!』(1996/ティム・バートン監督)
ハッブル宇宙望遠鏡が、円盤の大編隊を確認!火星人来襲! 友好的に出迎えた地球人を相手に、火星人による大虐殺が始まった。「バットマン」「シザーハンズ」のティム・バートンによるSFコメディ。大統領と詐欺師の2役を演じるジャック・ニコルソンほか、グレン・クローズ アネット・ベニング、ピアース・ブロスナン、マイケル・J・フォックス、ナタリー・ポートマン、トム・ジョーンズなど超豪華キャストが出演しています。
日本と海外では映画評価の温度差が非常に激しく、特に本国アメリカ合衆国では、公開当時ティム・バートン史上最悪・C級映画以下と酷評されていた作品だそうです。しかし、一部ではカルトな人気も得ていると。
おすすめ映画|『マーズ・アタック!』(1996/ティム・バートン監督)B級テイストのSFコメディ映画
『愛と闇の物語』(2015/ナタリー・ポートマン 監督・脚本・主演)
「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンが監督・脚本・主演を務め、イスラエルの作家でジャーナリストのアモス・オズの自伝的小説を映画化した作品。
イスラエル建国前夜、幼少期のアモスが両親とともに過ごしていた英国統治下のエルサレムで体験した日々を描いています。1945年、英国統治下のエルサレムで父アリー、母ファニアとともに暮らす少年アモス。
一家は、ほかの多くのユダヤ人同様に、迫害から逃れるためヨーロッパからエルサレムに移住して来ました。しかし母のファニアは、ウクライナの裕福な商人の家で育った事も影響し、エルサレムではつらいことばかり戦争の恐怖と、その後に続く日々の退屈さが徐々に心に暗い影を落としていきます。
さまざまな不安や不満が鬱積する中、ファニアは持ち前の想像力を生かして冒険物語を創作しては、息子のアモスに語って聞かせることで、一心に息子に愛情を注いでいました。そしてアモスにとっては、母から物語を聞かされたことや詩を詠んでもらったこと、言葉や言語を教えてもらったことが、後の人生に大きな影響を与えていくことになります。ナタリー・ポートマンが母ファニアを演じています。
おすすめ映画|『愛と闇の物語』(2015/ナタリー・ポートマン 監督・脚本・主演)建国前夜のイスラエルに移住してきたユダヤ人一家を描く歴史ドラマ
『抱きたいカンケイ』(2011/アイバン・ライトマン監督)
都市の病院に勤務する医者のエマ(ポートマン)は、週80時間も働く日々の仕事に追われ、恋愛をする暇のない独身女性。そんなある日、ひょんなことから、テレビの番組アシスタントとして働く長年の親友アダム(カッチャー)と一線を超え、肉体関係を持ってしまう。2人は恋愛感情も嫉妬もデートもない、カラダだけの関係をしばらく続けることを約束していましたが、やがてお互いの気持ちに少しづつ変化が生じてきます。しかし、男女の恋愛で傷つきたくないエマは普通の恋愛をする事を、どうしても素直にに受け入れる事が出来ずにいました、、、
監督は「ゴーストバスターズ」のアイバン・ライトマン。共演にケビン・クライン。
おすすめ新作映画|『抱きたいカンケイ』(2011/アイバン・ライトマン監督)オスカー女優のナタリー・ポートマン主演、初のラブコメディ映画。
『ソング・トゥ・ソング』(2017/テレンス・マリック監督)
「名もなき生涯」「ツリー・オブ・ライフ」「天国の日々」などを手がけてきた名匠テレンス・マリックが、ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンという豪華実力派俳優を迎え、4人の男女が幸せを模索する姿をセリフを極力少なくして、流麗な映像美で描いた詩的な人間ドラマ。
舞台はアメリカ有数の音楽の街・テキサス州オースティン。フリーターのフェイは大物プロデューサーで地位も名声もお金もあるクックと密かに付き合い、売れないソングライターのBVは、そんなフェイに思いを寄せていた。その一方で、恋愛をゲームのように楽しむクックは夢を諦めたウェイトレスのロンダを誘惑します。夢を追う事と、そこに立ちはだかる現実とのギャップもテーマとなっています。誘惑と裏切りのさまざまな思いが交錯する中、4人には思いもよらない運命が待ち受けていました。
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