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おすすめ映画感想|『フェイス・オブ・ラブ』(2013/アリー・ポジン監督)こんな偶然なんてとても信じられない〜

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『フェイス・オブ・ラブ』のあらすじと概要

ともに4度のアカデミー賞ノミネートを誇る名優アネット・ベニングとエド・ハリスが初共演し、最愛の夫を失った女性が、亡き夫と瓜二つの男性と出会ったことから生まれる物語を描いた円熟した二人の大人のラブストーリー。

30年間連れ添った最愛の夫ギャレットを水難事故で亡くしたニッキーは、事故から5年後、建築家だった夫と通った思い出の美術館で、ギャレットそっくりの男性トム(教師であり芸術家)と出会います。新たな恋の予感に胸が躍る一方、夫との思い出や周囲からどう思われるかも気になり、新たな一歩を踏み出すべきか思い悩むニッキーでしたが……。しかし、ニッキーはトムが自分の亡き夫にとてもよく似ていることをトムに言うことが出来ずにいました。一方、トムもニッキーに対して自分の心臓の具合が悪いことを伝えることが出来ずにいました…

ニッキー役をベニングが、亡き夫ギャレットとニッキーの前に現れる新たな男性トムをハリスが1人2人で演じた。また、ニッキーの良き理解者でもある隣人ロジャー役で、2014年8月に他界したロビン・ウィリアムズが出演している。

原題:The Face of Love(愛の肖像)

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『フェイス・オブ・ラブ』のスタッフとキャストについて

アリー・ポジン監督・脚本:ポジン監督の母親が実際に亡夫にそっくりな男性を見かけたという実話が基になっているそうだ/亡夫の思い出から抜け出せず、瓜二つの男性に心を惹かれてしまう。ふたりの男性の間で揺れ動く気持ちを実に上手く演じています。

アネット・べ二ング(ニッキ―):「グリフターズ 詐欺師たち」(90)でアカデミー助演女優賞にノミネート。この演技を見たウォーレン・ベイティからのオファーで、ベイティの主演作「バグジー」(91)に相手役で出演。

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エド・ハリス(ギャレット・トム一人二役):「ビューティフル・マインド」(01)では諜報員役を好演し、02年の「めぐりあう時間たち」で3度目の助演男優賞にノミネートされる。

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ロビン・ウィリアムズ(ニッキーが暮らす家の向かいに住む伴侶を亡くした男性・ロジャー):97年の「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」でアカデミー助演男優賞を受賞した。/本作では妻を亡くした中年男性役、密かにニッキーに思いを寄せるが、片思いに終わってしまう不幸な男性役です。いつも満面の笑みを浮かべているのが印象的でした。

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『フェイス・オブ・ラブ』のネタバレ感想

30年間連れ添った最愛の夫が亡くなった5年後に、瓜二つの男性と出会うなんて不思議な事があるものです。しかも、亡夫は建築家、新しく知り合った男性トムは芸術家/教師という職業も共通点がありました。

本作ストーリー内容の通り、ニッキーはトムに対して「あなたは、わたしの亡くなった主人にそっくりです」なんて正面切って言えないと思います。娘サマーがトムと対面して気が動顛したように、本当であれば気味が悪くて話しかける事も、付き合う事も出来ないのではないかと少し考えてしまいました。

30年間も連れ添った夫婦なので喪失感は非常に大きく、ぽっかりと空いた空虚感を埋める方法はなかなか見つからず、立ち直る事は難しい。そこに「彼」の出現、付き合って見ると感じも好いし、違和感もないという事で親密な関係に発展して行きます。

しかしながら、亡夫との思い出の地であるメキシコにトムと訪問することは果たして現実として有り得ることなのか、この点も少し考えてしまいました。愉しい思い出もあったと思いますが、その場所は夫が海難事故に遭遇した悲しい場所でもあります。

本作品を見乍ら、途中で何回も「実はぼくは死んでいなかったんだよ」と自白するのではないかという思いを、今か今かと待っていました。残念ながらサスペンス映画ではなく、純粋なロマンス映画だったのです。少しだけ期待が大き過ぎた!

 

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