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アイルランド・ダブリン出身の「コリン・ファレル」おすすめ映画10作品(最近見た映画、見直した映画限定、順不同)

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日本でも大変人気のあるコリン・ファレル。徹底した役作りも評判です。『ロブスター』では、18キロも体重を増やして撮影に挑んだという事です。最近公開されたばかりの『THE BATMAN ザ・バットマン』では、徹底したメイク・役作りで”ペンギン”を演じていたのが、コリン・ファレルだとは気づきませんでした(残念!)最近見た映画を中心に10作品をご紹介します。参考にしてみてください。

『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』(2017/ソフィア・コッポラ監督)

南北戦争期のアメリカ南部。人里離れた森の中にあるファーンズワース女子学園には、実家に帰ることができない少女たちが5人、教師のエドウィナ、校長のマーサ、計7人の白人女性が密やかに暮らしていました。白を基調に色あせたパステルカラーのドレスを纏ったうら若い女性たちが、鬱蒼とした森に囲まれた白い瀟洒な館で暮らしています。戦闘で怪我を負った北軍兵士の男が偶然に森の中から助け出され、学園の中で匿われることになります。女性に対し紳士的で美しいその兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていきます。やがて彼は居心地の良さを感じるようになり、一人で歩けるほどに脚が回復した後も、庭番として学園に残ることを望むようになります。

しかしながら、やがて情欲と危険な嫉妬に支配されるようになった女たちは、ある決断を下すことになります。

映画感想|『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』(2017/ソフィア・コッポラ監督)カンヌ国際映画祭・監督賞受賞スリラー

『ジェントルメン』(2020/ガイ・リッチー監督)

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督によるクライムサスペンス。

イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキー(マシュー・マコノヒー)が、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡った。その噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出す。莫大な利権をめぐり、紳士の顔をした実は凶暴な彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け引きが果てしなく展開する。

おすすめ映画|『ジェントルメン』(2020/ガイ・リッチー監督)マシュー・マコノヒーがロンドン暗黒街のマリファナ・キングを演じる

『ブレイン・ゲーム』(2015/アルフォンソ・ポヤート監督)

「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士役で知られる名優アンソニー・ホプキンスと「The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」「ロブスター」のコリン・ファレルが共演し、持てる超能力を駆使して頭脳戦を展開するサイコサスペンススリラー。

連続殺人事件の捜査に行き詰まったFBI捜査官ジョー・メリウェザー(ジェフリー・ディーン・モーガン)とその相棒キャサリン・コウルズ(アビー・コーニッシュ)は、引退した元同僚のアナリストで医師で、世間との関わりを断って生きていたジョン・クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)の元を訪ねて行きます。ジョンの超能力を使って連続殺人犯を逮捕しようと助けを求めました。やがて、犯人はチャールズ・アンブローズ(コリン・ファレル)という名前の男であることが判明しますが(出番は結構遅い)、チャールズは超能力を駆使して犯行を重ねており、その能力はジョンをはるかに凌駕するものでした。

おすすめ映画|『ブレイン・ゲーム』(2015/アルフォンソ・ポヤート監督)アンソニー・ホプキンス主演 サスペンススリラー

『ニューヨーク 冬物語』(2013/アキバ・ゴールズマン監督)

アカデミー脚色賞を受賞した「ビューティフル・マインド」ほか、「ダ・ヴィンチ・コード」「シンデレラマン」などロン・ハワード作品の脚本家としても知られるアキバ・ゴールズマンが初監督を務め、マーク・ヘルプリンの全米ベストセラー小説を映画化したファンタジー・ドラマ。

1900年代のニューヨーク、幼少期に両親と離れ離れになったピーター(コリン・ファレル)は、裏社会を牛耳る男(ラッセル・クロウ)の下で悪事を働く毎日を過ごしていた。そんなある日、美しい令嬢ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会った彼は瞬く間に恋に落ちるが、不治の病に侵され余命わずかな彼女は亡くしてしまう。

100年後、生きながらえていたもののピーターは生きる意味さえもわからず街を彷徨い続けていた。若き日の姿のまま生かされた彼は、すべての記憶を失くし、生きる価値さえ見出せないでいた。そんな中、余命わずかの美しい令嬢ベバリーとの運命的な恋と、はかなく散った命についての記憶が、ベバリーの妹ウィラとの再会を果たす事で蘇ってくるのだった。

映画感想|『ニューヨーク 冬物語』(2013/アキバ・ゴールズマン監督)コリン・ファレル主演のファンタジー・ドラマ

『S.W.A.T.』(2003/クラーク・ジョンソン監督)

1970年代に米国で製作されたテレビ人気ドラマシリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリメイク作品。

ロサンゼルスを舞台とするSWATに所属している警察官の活躍を描く作品です。SWATの新チーム結成と訓練をリアルに描写する前半と、麻薬王アレックスの護送任務に端を発する大がかりな市街戦が展開される後半との二部が描かれています。

国際指名手配を受けていた麻薬王アレックスが「逃がしてくれたヤツには1億ドル払う」と宣言した為、街中のギャングがその賞金のため彼の奪回を計画。そんな状況の中、相棒のせいでS.W.A.T.から追放され倉庫係をしていたストリート、女性ながらすご腕のサンチェスらがアレックス護送の任務に当たります。監督は俳優として「ニック・オブ・タイム」などで活躍、TV監督を経て映画に進出したクラーク・ジョンソンが担当しました。

おすすめ映画|『S.W.A.T.』(2003/クラーク・ジョンソン監督)

『ロブスター』(2015/ヨルゴス・ランティモス監督)

ティモス監督が、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズら豪華キャストを迎えて手がけた、自身初の英語作品。

2015年・第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来、独身者は身柄を確保されて豪華なホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、特殊な手術を施され、自分が希望する動物に変えられて森に放たれてしまうという運命が待ってました。主人公のお兄さんは犬にされていました。

独り身のデビッドも湖畔のとても眺めの良いゴージャスなホテルへと送られますが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、とても堪えられなくなり、ほどなくして独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出してしまいます。森では独身者のリーダーが決めた「恋愛禁止」のルールがありますが、彼はそれを破り、近眼の女性と恋に落ちてしまいます。

おすすめ映画|『ロブスター』(2015/ヨルゴス・ランティモス監督)SF恋愛映画!

『マイノリティ・リポート 』(2002/スティーブン・スピルバーグ監督)

2054年のワシントン。プリコグ(precog:precognitive、予言者)と呼ばれる3人の予知能力者が未来の殺人を予知システムが実用化された近未来、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうシステムの導入以後、西暦2054年のワシントンD.C.の殺人発生率は0%になったと報告されていました。

犯罪予防局のジョン・アンダートン(トム・クルーズ)は最もそのシステムを信じていましたが、しかし、ある日、ジョンは自分自身が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると、突然予知されたことを知ります。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走しますが…。

おすすめ映画感想|『マイノリティ・リポート 』(2002/スティーブン・スピルバーグ監督)トム・クルーズ主演の近未来SF映画の金字塔!

『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017/ヨルゴス・ランティモス監督)

「ロブスター」「籠の中の乙女」のギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、幸せな家庭が1人の少年を迎え入れたことで崩壊していく様子を描き、第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したサスペンススリラー。

郊外の豪邸で暮らす心臓外科医スティーブンは、美しい眼科医の妻や可愛い子どもたちに囲まれ順風満帆な人生を歩んでいるように見えました。しかし、謎の少年マーティンを自宅に招き入れたことをきっかけに、すぐに家族と打ち解けるものの、それ以来一家には奇妙な現象が次々と起き始めます。子どもたちが原因不明で突然歩けなくなったり目から血を流したりと…やがてスティーブンは、容赦ない選択を迫られることになります。それは、スティーブンはかつてマーティンの父のオペを担当しており、不幸にもオペの途中死亡するという”医療ミス”を起こしていました。

ある理由から少年に追い詰められていく主人公スティーブンを「ロブスター」でもランティモス監督と組んだコリン・ファレル、スティーブンの妻を「ドッグヴィル」のニコール・キッドマン、謎の少年マーティンを「ダンケルク」のバリー・コーガンがそれぞれ演じる。

おすすめ映画|『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017/ヨルゴス・ランティモス監督)

『THE BATMAN ザ・バットマン』(2022/マット・リーブス監督)

クリストファー・ノーランが手がけた「ダークナイト」三部作などで知られる人気キャラクターのバットマンを主役に描くサスペンスアクション。

青年ブルース・ウェインがバットマンになろうとしてから2年目の姿を描き、社会に蔓延する嘘を暴いていく知能犯リドラーによってブルースの人間としての本性がむき出しにされていく様が描かれます。両親を殺された過去を持つ青年ブルース(本作品では大富豪のイメージは刷新されています)は復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せ、悪と敵対する「バットマン」になろうとしています。しかし、バットマンの活躍も空しく、未だ犯罪は減る気配が無い背徳都市ゴッサムシティが舞台。陰気な雨が続き、闇の暗黒街を描き1940年〜50年代の犯罪映画フィルム・ノワールを意識して重厚に描かれていきます。

ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生します。史上最狂のサイコな知能犯リドラー(ポール・ダノ)、犯罪者を容赦なく殺し、動画映像を通じ犯人として名乗りを上げます。リドラーは犯行の際、必ず「なぞなぞ」を残し、警察や優秀な探偵でもあるブルース宛レターを残すなど自己顕示欲が強く、挑発を繰り返します。やがて政府の陰謀、汚職検事やブルースの両親の過去、父親が犯した罪などが次々に暴かれていきます……。

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