2011年にはカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『ツリー・オブ・ライフ』にブラット・ピットの妻の役で出演し、一躍脚光を浴びたジェシカ・チャスティン。数多くの有名作品、大作に次々に出演、演技派女優として大活躍を見せています。その中で、最近見た作品を10作品取り纏めていました。映画観賞の参考にしてみてください。
- 『モリーズ・ゲーム』(2017/アーロン・ソーキン監督)
- 『欲望のバージニア』(2012/ジョン・ヒルコート監督)
- 『インターステラ―』(2014/クリストファー・ノーラン監督)
- 『オデッセイ』(2015/リドリ―・スコット監督)
- 『ツリー・オブ・ライフ』(2011/テレンス・マリック監督)
- 『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011/テイト・テイラー監督)
- 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017/アンディ・ムスキエティ監督)
- 『クリムゾン・ピーク』(2015/ギレルモ・デル・トロ監督)
- 『スノーホワイト 氷の王国』(2016/セドリック・ニコラス=トロイヤン監督)
- 『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012/キャスリン・ビグロー監督)
『モリーズ・ゲーム』(2017/アーロン・ソーキン監督)
「女神の見えざる手」「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステインが主演を務め、トップアスリートからポーカールームの経営者(レオナルド・ディカプリオやベン・アフレックらが顧客リストに載っていたという)へと人並み外れた才覚を発揮して世を渡り歩く姿を映す、実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。
「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞した名脚本家アーロン・ソーキンが、2014年に刊行されたブルームの回想録をもとに脚色し、ソーキンの映画監督デビュー作です。
おすすめ映画|『モリーズ・ゲーム』(2017/アーロン・ソーキン監督)ギャンブルの世界に飛び込んだ元アスリートの実在の女性を描く
『欲望のバージニア』(2012/ジョン・ヒルコート監督)
1931年、アメリカ禁酒法時代に、本作品の舞台であるバージニア州フランクリンは世界一密造酒の製造が盛んで非合法的に密造酒を売るボンデュラント兄弟の実話に基づく復讐劇が描かれています。密造酒ビジネスで名を馳せたボンデュラント3兄弟のリーダー格である次男フォレストは、シカゴから来た女性マギーを経営する酒場に雇いますが、彼女に心を奪われ恋仲になります。三男ジャックは牧師の娘バーサに恋をしたことから、何となく頼り甲斐に掛けるものの、活発に動き回り、兄弟の力関係に微妙に変化が起こり始めます
一方、新しく着任した特別補佐官レイクスは高額の賄賂を要求しますが、兄弟はこれを拒否。するとレイクスは、脅迫や暴力によって兄弟の愛する女性や仲間たちに執拗に危害を加え始めます。
おすすめ映画|『欲望のバージニア』(2012/ジョン・ヒルコート監督)アメリカ禁酒法時代に実際にあった復讐劇を映画化。
『インターステラ―』(2014/クリストファー・ノーラン監督)
「テネット」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品。
世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。
主演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインほか。
おすすめ映画感想【インターステラ―】(2014/クリストファー・ノーラン監督)宇宙空間への時空を超越した『飛行』を愉しむ!
『オデッセイ』(2015/リドリ―・スコット監督)
火星の砂嵐の事故で、火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルと生きていることに気づかないで見捨ててしまい、彼を救いだそうとする周囲の人々の奮闘を、緻密な科学描写とともに描いた、アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」の映画化作品。
極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰還への希望をもって生き続ける主人公マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、「エイリアン」「ブレードランナー」などSF映画の傑作を残してきた巨匠リドリー・スコットがメガホンをとった。
映画『オデッセイ』(感想)一人取り残された火星という極限状態から人間性を失わず、地球帰還への希望をつなぐ壮絶なサバイバルドラマ!
『ツリー・オブ・ライフ』(2011/テレンス・マリック監督)
「天国の日々」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック監督が、ブラッド・ピット、ショーン・ペンを主演に描くファンタジードラマ。
1950年代半ば、オブライエン夫妻は3人の子供に恵まれ、中央テキサスの田舎町で幸せな夫婦生活を送っていました。しかし夫婦の長男ジャックは、信仰にあつく男が成功するためには「力」が必要だと説く厳格な父に厳しく育てられます。一方、子どもたちに深い愛情を注ぐ優しい母との間で葛藤する日々を送っていました。やがて大人になって成功したジャックは、自分の人生や生き方の根源となった少年時代を過ごした日々について回想していきます……。
おすすめ映画|『ツリー・オブ・ライフ』(2011/テレンス・マリック監督)自然の壮大さに圧倒され、理屈を越えた癒しの中に神の存在を感じとる
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011/テイト・テイラー監督)
1960年代の公民権運動を背景とし、人種差別が多く残っていた米ミシシッピ州ジャクソンを舞台に、白人女性スキ―ターと2名の黒人家政婦(メイド)たちの友情が旧態依然とした街を変革していく様子を描いたベストセラー小説の映画化。
南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、事実を話したくても、話した事が公になった場合、自分の身に降り掛かる禍を気にして、誰もが口を閉ざすばかり。
実際のメイドに対する待遇は理不尽で、不平等そのものでした。「雇い主のトイレに入ってクビになった」「どんなに困っていてもわずかなお金さえ貸してくれない」「泥棒呼ばわりされた」などなど、気の毒な話が満載でした。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展して行きます。
おすすめ映画|『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011/テイト・テイラー監督)
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017/アンディ・ムスキエティ監督)
スティーブン・キングの小説「IT」を映画化し、世界各国で大ヒットを飛ばしたスティーヴン・キングのホラー小説を原作に、1990年にテレビ映画化された『IT/イット』を二部作としてリメイクした作品の後編にして完結編であるが、本作品だけ見ても十分楽しめるというか凄く恐ろしい映画に仕上がっている。決して誇張ではなく、見るのには多少の覚悟がいるのではないか。169分と多少長目の上映時間だが連続して迫る恐怖のシーンは最後まで続く。
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。映画 レビュー
『クリムゾン・ピーク』(2015/ギレルモ・デル・トロ監督)
20世紀初頭のニューヨーク州北西部のバッファローが最初の舞台。10歳の時に死んだはずの母親を目撃して以来、幽霊を見るようになった小説家を目指している女性イーディス。実業家であった父親の謎の死をきっかけに恋人トーマスと結婚することになった彼女は、トーマスや彼の姉ルシールと一緒に今度はイギリスに帰り、彼らが先祖代々受け継いだ屋敷で暮らしはじめます。その屋敷は、重厚で豪華絢爛の装飾がほどこされていますが、とてつもなく薄気味悪く、また、屋根が壊れており内部まで雪が降る様にかなり老朽化しています。冬になると地表の赤粘土のお蔭で降る雪を赤く染めることから「クリムゾン・ピーク」と呼ばれる山頂にありました。ある日、イーディスの前に真っ赤な何ものかのものすごく恐ろしい亡霊が現われ、「クリムゾン・ピークに気をつけろ」と奇妙な警告を聞くうちに、同地に隠された恐ろしい秘密に近づいていきます。
鬼才ギレルモ・デル・トロ監督の世界観に酔い痴れるホラー映画『クリムゾン・ピーク』、ミア・ワシコウスカとジェシカ・チャスティン美の競演!
『スノーホワイト 氷の王国』(2016/セドリック・ニコラス=トロイヤン監督)
グリム童話の「白雪姫」を大胆にアレンジて描いたアクションファンタジー「スノーホワイト」の続編。しかし、続編とはいうもののストーリーとしては前作『スノーホワイト』の前日譚として主人公のエリックが白雪姫と出会うまでを描いた作品となっています。ハンターのエリックを主人公に、前作でスノーホワイトとエリックによって滅ぼされた邪悪な女王ラヴェンナの過去や、ラヴェンナの妹で「氷の女王」と呼ばれるフレイヤの存在を描きます。
映画『スノーホワイト 氷の王国』(感想)ストーリー展開よりも豪華三大美女の競演に注目!
『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012/キャスリン・ビグロー監督)
2011年5月2日に実行された、911全米同時多発テロの首謀者で、テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン捕縛・暗殺作戦の裏側を、「ハート・ロッカー」で史上初の女性によるアカデミー監督賞をを受賞したキャスリン・ビグロー監督が映画化。
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