きっちりしたネクタイとスーツ姿ががとても似合う、いかにも英国紳士というイメージで、数多くの名作映画に出演しています。『キングマン』でのド派手なアクションシーンにはびっくり仰天しましたが・・・最近見た新たな10作品(第二弾)をご紹介します。まだ御覧では無い作品がありましたら、是非次回観賞の参考にしてみてください。
第一弾はこちら➢【2021年版】コリン・ファースのおすすめ映画10作品(最近みなおしてみた作品限定・個人的な好み順)をご紹介)
- 『マジック・イン・ムーンライト』(2015/ウッディ・アレン監督)
- 『レイルウェイ 運命の旅路』(2013/ジョナサン・テプリツキー監督)
- 『裏切りのサーカス』(2011/トーマス・アルフレッドソン監督)
- 『恋におちたシェイクスピア』(1998/ジョン・マッデン監督)
- 『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』(2016/マイケル・グランデージ監督)
- 『潜水艦クルスクの生存者たち』(2018/トマス・ビンターベア監督)
- 『イングリッシュ・ペイシェント』(1996/アンソニー・ミンゲラ監督)
- 『キングスマン ゴールデン・サークル』(2017/マシュー・ボーン監督)
- 『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016/シャロン・マグワイア監督)
『マジック・イン・ムーンライト』(2015/ウッディ・アレン監督)
ウディ・アレン監督が1920年代の南仏リゾート地を舞台に描くロマンティック・コメディ。出演は「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンがつとめる。
英国人マジシャンのスタンリーはニヒリストで毒舌家だが、天才的なマジックの腕前で人気を博していた。ある時、幼なじみのハワードから、南仏コート・ダジュールにいる、ある大富豪が入れあげている米国人霊能者の真偽を見抜いてほしいと依頼されます。魔法や超能力など存在しないと信じるスタンリーは、ペテンを見抜いてやろうと自信満々で噂の霊能師ソフィのもとへ乗り込む。しかし、彼女の透視能力を目の当たりにして価値観を揺さぶられ、さらには容姿も性格も完璧な彼女にほれ込んでしまうのですが、、、コリン・ファース(撮影当時53歳)とエマ・ストーン(撮影当時25歳)の年齢差がありました問題はまったくありません!
おすすめ映画|『マジック・イン・ムーンライト』(2015/ウッディ・アレン監督)
『レイルウェイ 運命の旅路』(2013/ジョナサン・テプリツキー監督)
コリン・ファース、二コール・キッドマン、真田広之らの共演で、第2次世界大戦時、日本軍の捕虜となり、過酷な鉄道建設に狩り出された英国兵士と日本人通訳らが、数十年の時を経て、憎しみを超えた絆を築き合ったという“信じられないような実話”を映画化したヒューマンドラマです。
鉄道好きで平凡な人生を送るはずだった英国軍兵士のエリックは、シンガポール陥落時に日本軍に捕らえられ、タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設現場で過酷な労働を強いられます。そこでは、戦時下での容赦のない尋問と過酷な労働という辛い体験、どれほど人間が人間に対して残酷になれるのかという姿が生々しく映し出されて行きます。
約50年後、当時の記憶に苦しめられながらも、愛する妻と平穏な日々を送っていたエリックは、やがて、鉄道の建設現場にいた日本人通訳の永瀬が、悲惨な戦争体験を伝える為、現在もかつての捕虜収容所であったタイの戦争博物館に暮らしていることを知ります。
映画感想|『レイルウェイ 運命の旅路』(2013/ジョナサン・テプリツキー監督)コリン・ファース、真田広之とニコール・キッドマン共演の実話に基づくヒューマンドラマ!
『裏切りのサーカス』(2011/トーマス・アルフレッドソン監督)
スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ(実際に英国情報局MI6で自ら諜報活動に従事した)のスパイ小説が原作の代表作を「ぼくのエリ 200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソン監督、ゲイリー・オールドマン主演で映画化したスパイスリラー。1960年代のロンドン。東西冷戦の後期が舞台のある作戦の失敗でイギリスの諜報機関サーカスを引責辞職したジョージ・スマイリーに、ある日特命が下される。それは、いまもサーカスに在籍する4人の最高幹部の中にいる裏切り者=2重スパイを探し出せというものだった。共演にコリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、ベネディクト・カンバーバッチほか錚々たる俳優が出演する。
なお、時折名前が出てきますが、姿を現さない『カーラ』という人物がいます。これは敵国旧ソ連のスパイ組織の親玉だそうです。この人物名を記憶しておくと分かりやすいかもしれません。
おすすめ映画|『裏切りのサーカス』(2011/トーマス・アルフレッドソン監督)
『恋におちたシェイクスピア』(1998/ジョン・マッデン監督)
若き日の文豪シェイクスピアの秘められた恋の行方を、虚実織り混ぜながら描いた恋愛歴史劇。
16世紀末のロンドン、ペストが蔓延し劇場の閉鎖が相次ぐロンドン。人気劇作家シェイクスピアは漸く長いスランプから抜け出そうとしていました。ある日、彼の新作のオーディションにトマスと名乗る若者がやって来ました。実はトマスは、裕福な商人の芝居好きな娘ヴァイオラが女人禁制の舞台に立つために男装した姿だったのです。逃げるように去ったトマスの後を必死に追って商人の屋敷に潜り込んだシェイクスピアは、そこでヴァイオラと出会い恋に落ちます。
しかし彼女には既に、親によって定められた貧乏貴族の婚約者がいました。燃え上がる恋心に創作意欲を刺激され、新作「ロミオとジュリエット」を書き上げていくシェイクスピアでしたが…
おすすめ映画感想|『恋におちたシェイクスピア』(1998/ジョン・マッデン監督)【U-NEXTで視聴】
『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』(2016/マイケル・グランデージ監督)
コリン・ファースとジュード・ロウが初共演、1920年代にアメリカ文学の名作を数多く手がけた実在の編集者と37歳で生涯を閉じた天才小説家の人生と友情を描く人間ドラマ。
「武器よさらば」「老人と海」のアーネスト・ヘミングウェイ、「グレート・ギャツビー」のF・スコット・フィッツジェラルドら世界的な作家を世に送り出したスクリブナーズ社の伝説的なカリスマ編集者マックスウェル・パーキンズの元に、無名の作家トマス・ウルフの原稿が偶然に持ち込まれました。一読して直ぐにその才能を見抜いたパーキンズはウルフを父親のように支え、処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーへと導きます。更なる大作に取り組んだ2人は、昼夜を問わず執筆に没頭し第2作を完成させますが、ウルフは「この本をパーキンズに捧げる」と献辞を付け足し、ヨーロッパへと旅立ってしまいます。
映画『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』伝説的なカリスマ編集者と新進気鋭の天才作家、傑作小説誕生の舞台裏を描いた映画【感想】
『潜水艦クルスクの生存者たち』(2018/トマス・ビンターベア監督)
乗艦員118名を乗せ、軍事演習のため出航し、3日目に原子力潜水艦クルスク艦内で突然魚雷が温度上昇により突然暴発する事故を起こします。事故の爆発規模は凄まじく、3000度近い熱波が一瞬にして8割の船員を焼き尽くし、ノルウェーなど近隣諸国はその爆発の衝撃を、海底火山の噴火か地震と誤認するほどだったと記録されています。
司令官ミハイル(マティアス・スーナールツ)は、爆発が起きた区画の封鎖を指示し、部下と安全な艦尾へ退避を始めますが、艦体は北極海の海底まで沈没します。実際は深水100㍍の地点。生存者わずか23名という大惨事となってしまいます。生き残ったかれらは、海の底で希望を捨てずあらゆる手を尽くしつつ救助を待つのでしたが、
海中の異変を察知した英国の海軍准将デイビッド(コリン・ファース)は、ロシア政府に対して救援の意志を伝えるが、沈没事故の原因は他国船との衝突にあると主張するロシア政府は乗組員の救出よりも軍事機密の隠蔽を重視した為、他国の救助艇をクルスクには近寄らせようとしなかった。このような乗組員の生命よりも国家の威信を優先するロシア政府の態度に、ターニャ(レア・セドゥ)たち乗組員の家族たちは怒りをあらわに抗議しますが、ついに最悪の事態を免れる事はできませんでした…
立川キノシネマで見られる新規公開映画『潜水艦クルスクの生存者たち』(2018/トマス・ビンターベア監督)潜水艦クルスクに運命を翻弄された名もなき男たちの実話
『イングリッシュ・ペイシェント』(1996/アンソニー・ミンゲラ監督)
ブッカー賞を受賞したマイケル・オンダーチェの小説「イギリス人の患者」を原作に、アンソニー・ミンゲラが監督・脚本を手がけています。
1944年、イタリア。砂漠の飛行機事故で全身に火傷を負い、記憶を失った男が野戦病院に担ぎ込まれました。その男アルマシーは徐々に記憶を取り戻し、看護師ハナに断片的な思い出を語り始めます。彼は、ハンガリーの伯爵家に生まれた冒険家であり、アフリカのサハラ砂漠で地図製作に没頭していました。1938年、アルマシーはイギリスから来た人妻キャサリンと激しい恋に落ちるのですが……。
アルマシーを「シンドラーのリスト」のレイフ・ファインズ、キャサリンを「ミッション:インポッシブル」のクリスティン・スコット・トーマス、ハナを「ポンヌフの恋人」のジュリエット・ビノシュが演じています。第69回アカデミー賞で、最多12部門でノミネートされ、作品賞を含む9部門を受賞しています。
映画『イングリッシュ・ペイシェント』(感想)ある人妻との、砂漠での熱狂的な恋の物語を戦地の病床で回想する
『キングスマン ゴールデン・サークル』(2017/マシュー・ボーン監督)
世界的ヒットを記録したイギリス製スパイアクション「キングスマン」の続編。イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルのミサイル攻撃を受けて壊滅してしまいます。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にある米・ケンタッキー州の中立的なスパイ機関ステイツマンに協力を求めますが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。
映画『キングスマン ゴールデン・サークル』(2017/マシュー・ボーン監督)感想 格調高いイギリス製スパイアクションを期待するか、面白いコメディーを期待するかで見方は微妙!?
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016/シャロン・マグワイア監督)
日本でも大ヒットを記録したレニー・ゼルウィガー主演のロマンティックコメディ「ブリジット・ジョーンズの日記」の前作から11年ぶりとなるシリーズ第3作。
43歳の孤独な誕生日を迎えたブリジットはテレビ局の敏腕プロデューサーとして活躍していたが、私生活では未だ独身のままでした。彼女がかつて愛したマークは他の女性と結婚し、ダニエルは事故で亡くなってしまっていました。ある日、同僚ミランダと野外ロック・フェスに参加します。ブリジットは偶然ハンサムで性格も良い、今話題の婚活サービスIT企業の経営者で大富豪ジャックと運命的な出会いを果たします。しかしその一方で昔の恋人マークとも再会し、2人の男性の間で揺れ動きます。
映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016/シャロン・マグワイア監督)‣感想 独身女性の悩み多き日常をリアルかつユーモラスに描いて人気のベストセラー小説の映画化第三段
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