人間味溢れる演技で大モテ、大人気の「ブリジット・ジョーンズ」シリーズで知らない人はいない人気のレネー・ゼルウィガー。レネー(レニー)の名前よりもブリジット・ジョーンズの方が有名な気がします。役作りの為に⒑数㌔の増量・減量も自由自在だそうです(大変だったと本音を漏らしていますが…)大変魅力溢れる彼女の作品10作品を紹介します。まだ御覧でない作品があれば、次回観賞の参考にしてみてください。
『シンデレラマン』(2005/ロン・ハワード監督)
「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード監督とラッセル・クロウが再び組んで実在したボクサーを描く感動の伝記映画。
1930年代の大不況下のアメリカ。強力な右ストレートを武器にのし上がって来たブラドックは、負傷のためプロボクシングの世界から引退し、港湾作業員として日雇いの肉体労働者となっていました。しかし、不況の為収入もわずかばかりで一家5人が食べる事さえも困難な状況でした。借金の為、電気代も払えず電気を止められる様な極貧の生活を続けていました。
ジェームズ・J・ブラドッグが、愛する妻と子供のため、まったく勝ち目のない、ボクシング・ヘビー級王座に挑戦するシーンは、貧困に喘ぐ多くの人々を勇気づけ、スポーツ記者からは「シンデレラマン」と呼ばれていました。ジェームズのどん底から這い上がり栄光を取り戻すまでを描く感動の実話。
おすすめ映画|『シンデレラマン』(2005/ロン・ハワード監督)家族の為、貧困のどん底から再起を果たす実在のボクサーを描く!
『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001/シャロン・マグワイア監督)
出版社勤務の32歳独身女性ブリジットは、セクシーな上司に関心を持つが……。恋と仕事に奮闘する彼女の毎日を等身大に描く。
原作は日本をはじめ世界23カ国でベストセラーになった同名小説。原作者フィールディングが共同脚本と製作総指揮を担当。TVのドキュメンタリー監督出身のシャロン・マグワイアが映画初監督。主人公のブリジット・ジョーンズをレネー・ゼルウィガーが演じ、お下劣な上司のダニエル・クリーヴァーをヒュー・グラント、またブリジットにとって真実の恋人となるマーク・ダーシーをコリン・ファースが演じた。なお、ヒロイン役のレニー・ゼルウィガーが、役作りの為約20 ポンド (9.1 kg)増やして撮影に挑んだことが話題となりました。
32歳の独身女性。大酒飲み、ヘビースモーカー、小太り気味。冴えない自分を変えようと決心して書き始めた日記。映画『ブリジット・ジョーンズの日記』(感想)憎めない性格の彼女が大好きです!
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016/シャロン・マグワイア監督)
日本でも大ヒットを記録したレネー・ゼルウィガー主演のロマンティックコメディ「ブリジット・ジョーンズの日記」の前作から11年ぶりとなるシリーズ第3作。
43歳の孤独な誕生日を迎えたブリジットはテレビ局の敏腕プロデューサーとして活躍していたが、私生活では未だ独身のままでした。彼女がかつて愛したマークは他の女性と結婚し、ダニエルは事故で亡くなってしまっていました。ある日、同僚ミランダと野外ロック・フェスに参加します。ブリジットは偶然ハンサムで性格も良い、今話題の婚活サービスIT企業の経営者で大富豪ジャックと運命的な出会いを果たします。しかしその一方で昔の恋人マークとも再会し、2人の男性の間で揺れ動きます。
映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016/シャロン・マグワイア監督)‣感想 独身女性の悩み多き日常をリアルかつユーモラスに描いて人気のベストセラー小説の映画化第三段
『ジュディ 虹の彼方に』(2019/ルパート・グールド監督)
17才、「オズの魔法使」(39年)ドロシー役で抜群の歌唱力を披露し一世風靡、一躍スターの座を駆け上ったハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、47歳の若さで急逝する半年前の1968年冬に行ったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた伝記ドラマです。彼女が歌った「虹の彼方に」は当時世界中でヒットして、彼女の最も愛されるスタンダードダンバーとなりました。
「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレネー・ゼルウィガーが、ジュディの奔放で愛すべき女性像と、その圧倒的なカリスマ性で人々を惹きつける姿を見事に演じきり、第92回アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞など数多くの映画賞で主演女優賞を受賞しました。
舞台は1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに30年間君臨したジュディは、いっぽうで映画会社からは体重管理と撮影スケジュールを休みなしでこなすことを目的に、子役時代から大人たちに薬漬けにされていました。生涯にわたって不眠症、不安神経症、アルコールや薬物の深刻な問題を抱え苦悩することになります。その影響もあり、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていました。4番目の前夫と離婚後、住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演ステージ巡業へと単身旅立つ決意をします。本作品はその華やかな復活劇とその壮絶な終焉(薬物の過剰摂取によるもの)を描いたものです。
おすすめ映画|『ジュディ 虹の彼方に』(2019/ルパート・グールド監督) レネー・ゼルウィガーによるジュディ・ガーランドの半生
『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)
全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーの同名ベストセラー小説を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が映画化し、レニー・ゼルウィガーがアカデミー助演女優賞を受賞。激動の時代の中で、強く生き抜く女性の強さが感動を呼ぶ作品。
南北戦争末期、自ら兵隊を志願し戦争に参加してから3年、激しい戦いの只中に置かれることになったノイマンは、友人を失い、自分も負傷した為、故郷であるコールドマウンテンと、出発前の僅かな時間しか共に過ごすことが出来なかった最愛の女性エイダに再び会うため死を覚悟で脱走し、徒歩でコールドマウンテンに向かう旅に出た。
おすすめ映画|『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)米・南北戦争を背景にした大ロマン!?
『奇跡の絆』(2017/マイケル・カーニー監督
資産家とホームレスの友情を描いたノンフィクション小説「Same Kind of Different as Me」を、「ブリジット・ジョーンズの日記」のレネー・ゼルウィガー主演で映画化した人間ドラマ。なお、本作は日本国内で劇場公開されていない。
美術商として成功を収めた男性ロン(グレッグ・キニア)は他の女性との不倫を妻デビー(レニー・ゼルウィガー)に知られ、罰としてホームレスに給仕するボランティア活動に同行することに。そこで出会ったひとりの黒人のホームレス、デンバー(ジャイモン・フンスー)が自分の夢によく現れる男だと気付いたデビーは、デンバーとの出会いを神の導きによるものと確信し、ロンと一緒にデンバーの自立を手助けすることを決め、ロンにデンバーと親しくなって欲しいと言います。
当初はぎくしゃくした関係でしたが、徐々にデンバーも心を開き始め、交流を通し、生まれながらにしての不平等や運命の非情さを知ったロンは、今まで自分が家族としっかり向き合ってこなかったことを反省する。そんな中、デビーが(末期)ガンに侵されていることがわかります。
おすすめ映画|『奇跡の絆』(2017/マイケル・カーニー監督)レネー・ゼルウィガー主演の人間ドラマ
『砂上の法廷』(2016/コートニー・ハント監督)
キアヌ・リーブスが不利な状況から、一発逆転真実を追い求める弁護士を熱演した法廷ミステリードラマ。
莫大な資産を持つ大物弁護士が自宅で殺害され、17歳の息子が容疑者として逮捕されました。何故か少年は完全黙秘を続けます。一家の顧問弁護士・ラムゼイが少年の弁護を引き受けることに。法廷でも何も語らない少年をよそに、多くの証人たちが少年の有罪を裏付ける証拠、証言が語られます。すべてが少年にとって一方的に不利なものばかり。やがてラムゼイが、証言のわずかなほころびから証人たちの嘘を見破ると、有罪確実と思われていた裁判の流れが変わりはじめていきます。
そんな矢先、少年がついに沈黙を破り、驚くべき事実を告白します。リーブスが正義感あふれる弁護士ラムゼイに扮し、少年の母親役をレニー・ゼルウィガーがミステリアスに演じた。監督は、前作「フローズン・リバー」がアカデミー賞のオリジナル脚本賞ほか2部門にノミネートされた実績を持つコートニー・ハント。
映画『砂上の法廷』(感想)見終わって初めて”邦題”の意味が理解出来ました。予測絶対不可能な衝撃のラストに注目!?
『シカゴ』(2002/ロブ・マーシャル監督)
振付師として活躍していたロブ・マーシャルが初メガホンをとり、2003年・第75回アカデミー賞で作品賞を含む6部門に輝いています。1920年代、シカゴ。しがない自動車修理工の妻で、スターを夢見るロキシーは、ナイトクラブの舞台に立つヴェルマを憧れのまなざしで見つめていました。ロキシーは自分をショーに売り込んでくれるという男と不倫しますが、その言葉が真っ赤な嘘だったことを知り、逆上し彼をピストルで殺害してしまいます。
刑務所に送られた彼女は、同じく殺人罪で投獄されたヴェルマと出会います。ヴェルマはマスコミ操作に長けた敏腕弁護士ビリーを雇って自らを被害者として演出し、獄中にいながらも世間の注目を集めていました。ロキシーもそれを真似てビリーを雇い、ヴェルマを上回る人気を獲得しますが……。
映画『シカゴ』(感想)レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの本領発揮のミュージカル映画!
『ザ・エージェント』(1996/キャメロン・クロウ監督)
理想主義者のスポーツ・エージェントのジェリー(トム・クルーズ)は、業界の選手の年俸をつり上げるだけのやり方に疑問を持ち、会社に提案書を提出します。ところが、これが元で会社を解雇されます。ただ1人彼の提案書に共感してくれた会計係のドロシー(レネー・ゼルウィガー)と己の信念に従い独立します。ジェリーはクライアントのひとり、落ち目のフットボール選手ロッドとドロシーと共に、紆余曲折を経て成功を勝ち取ります。フットボール選手を演じたキューバ・グッディング・Jr.がアカデミー助演男優賞を獲得しています。
映画『ザ・エージェント』(1996/キャメロン・クロウ監督)‣感想 トム・クルーズのあたたかい人間味溢れる演技の大迫力!
『ベティ・サイズモア』(2000/ニール・ラビュート監督)
カンザスの田舎町に住むウェイトレスのベティは、女癖の悪い亭主に泣かされる日々を過ごしていました。でも彼女には大好きな昼メロという支えがあった。TVの医療連続ドラマを見ながら、自分が看護婦になって主人公の医師と恋をするという空想にふけるときが最も幸せな時間だった。一方、純情な彼女は、車のディーラーである夫のデル(アーロン・エッカート)が他の女と寝ているとは疑いもしなかったし、彼が陰でドラッグ取引にも手を出しているとは知りもしなかった。
だがある日、目の前で夫が殺されショックを受けたベティは、現場を目撃したベティは強いストレスによって現実乖離を起こし、現実と夢の境を飛び越え自分を昼メロの中の看護婦だと思い込んでしまいます。彼女は憧れの医師と結ばれるためハリウッドへと旅立ちました。夫を殺した犯人に追われているとも知らずに……。
映画『ベティ・サイズモア』(2000/ニール・ラビュート監督)感想‣夢と現実の区別のつかなくなった女性が、ドラマの主人公を追いかけ大騒動を巻き起こすナンセンス・コメディ
コメント