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映画『メタルヘッド』(2011/スペンサー・サッサー監督)感想‣人生の目的を見失った人々が、ある人との出会いによって、再び活力を取り戻す姿を描く!

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映画『メタルヘッド』のあらすじ概要

自動車事故で母を失った13歳の少年TJと、TJの父で妻の死から立ち直れないポール、人生に意味を見出せずにいる女性ニコールらの前に、長髪に無精髭、半裸の、かなりいかれた謎の男ヘッシャーが現れ、祖母のマデリンの家に住みついてしまいます。大音量でヘビーメタルを流し、粗野でデタラメで暴力的な言動でさまざまなトラブルを巻き起こすヘッシャーでしたが……。

心に傷を負った人々を、ヘビーメタルの音楽とワイルドな行動で再生させていくナゾの男ヘッシャーの姿を描く。CMやMTVの分野で活躍するスペンサー・サッサーの初監督作。ジョセフ・ゴードン=レビット、ナタリー・ポートマンらが出演。

2010年製作/106分/アメリカ
原題:Hesher

映画『メタルヘッド』のスタッフとキャストについて

スペンサー・サッサー監督・脚本・制作

ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ヘッシャー):破天荒で予測不能な行動の数々はまったく理解に苦しむ事ばかり、唯一TJのおばあちゃんとは親身に付き合いが出来る様で意思疎通には問題がなった様子。

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デヴィン・ブロシュー(TJ):13歳の多感な少年。2カ月前に交通事故で最愛の母親を失い、ショックから父親同様なかなか立ち直れずにいる。謎のヘッシャ―との出会い、ニコールへの淡い恋心などが立ち直りの要因になるのか…

ナタリー・ポートマン(ニコール)出演・制作:スーパーマーケットのレジ係。駐車場でいじめられているT.J.をとっさの判断から助ける事になります。黒縁の眼鏡を掛けた何となく地味な風貌で余りぱっとしない冴えない女性役…

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映画『メタルヘッド』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有り】

主人公であるヘッシャ―はどこの世界にも絶対に存在しえない人物像だろうと思いました。現在巷に満ち溢れている「忖度(そんたく)」からはもっとも遠い存在の人間ではないかと思いました。人間でなければ何か? 無精髭に、長髪、しかし出された食事は美味しそうにたくさん食べまくる、落書きっぽいチンケなタトゥを全身に彫っているまるで「貧乏神」のような風貌…

他方、憧れのナタリー・ポートマンの風貌も完全に期待外れの為、正直今回だけは非常にがっかりしました。スーパーのレジ係、どうやら週15時間しか働かせてもらえず、万年金欠に悩まされている女性役です。映画書評では『ナタリーが”新境地”を開く…』と評されていましたが、明らかに新境地に通じる道の扉を間違えてしまったかのような”悪夢”の扉が開かれた様な印象を受けました(ちょっと言い過ぎ…)しかも、事もあろうにこの「貧乏神」とどさくさに紛れて恋仲に落ちたところを、少年YJにばっちり目撃されるというショッキングな”事件”が発生します。この意外な展開に多くのポートマンのファンはびっくり仰天させられたことでしょう。

しかし、この「貧乏神」様は最後にとても思い切った行動を取り、名誉回復を図ることになります。ちょっと出来過ぎの話の展開ではありますが、乱暴狼藉三昧、無銭飲食の分はすっかり「恩返し」して尚且つおつりがくるような結末にもらい泣きする事はありませんでしたが、わずかばかりの勇気はもらえたかもしれません。それにしても、おばあちゃんの葬式の挨拶にもかかわらず、話の内容(突然の事故で”大事なもの”が一つ無くなったけど、もう一つは無事残っていたので助かった・・・)がとても切実な問題ながら、かなり場違いな話で大いに顰蹙ものです。

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