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映画『ズーランダー』(2001/ベン・スティラー監督・主演)感想‣華やかなアパレル産業の舞台裏をチラ見…

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David BruylandによるPixabayからの画像
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映画『ズーランダー』のあらすじ概要

超売れっ子スーパーモデルのデレク・ズーランダーは、4年連続年間最優秀男性モデル賞を狙うものの強烈なライバルの新人モデル、ハンセンに敗れた為、途方に暮れてしまいます。引退を決意し故郷に戻り、家族の絆を確かめようとしますが、これもものの見事に失敗します。家族にまったく受け入れてもらえませんでした。そんなどん底に陥ったデレクでしたが、今まで一度もデレクを起用したことがなかったファンションデザイナー、ムガトゥから専属モデルにならないかとの突然の誘いを受けます。しかし、ムガトゥが彼を雇ったのは某国の要人暗殺のためという恐ろしい計画がありました。ズーランダーはそれを知らぬままファッションショーの舞台での特訓を受けることになりますが…

「リアリティ・バイツ」「ケーブル・ガイ」の監督ベン・スティラーが監督・脚本・1人4役で大活躍。ウィノナ・ライダーからベッカム夫人までセレブ40人が豪華カメオ出演していることは荒唐無稽のストーリー展開以上に驚きの映画。

2001年製作/89分/アメリカ
原題:Zoolander

Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像

映画『ズーランダー』のスタッフとキャストについて

ベン・スティラ―監督・主演(デレク・ズーランダー)・脚本・製作「メリーに首ったけ」でキャメロン・ディアスの相手役を務めて大ブレイクしています。

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オーウェン・ウィルソン(デレクのライバル、ハンセル/スーパーモデル):盟友ウェス・アンダーソン監督作品に多数出演しています。それ以外では、ウッディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」(11)、「マイ・ファニー・レディ」(14)、「ワンダー 君は太陽」(17)、ジェニファー・ロペスの相手役を務めた「マリー・ミー」(22)などで活躍。

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クリスティーン・テイラー(マチルダ・ジェフリーズ/『タイム』の雑誌記者):表情が豊かで、とてもキュート。ベン・スティラ―と結婚していました。

ミラ・ジョヴォヴィッチ(カティンカ):キエフに生まれる。

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映画『ズーランダー』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有り、要注意!】

ここまで馬鹿らしい内容の映画も珍しい。それを役者が真面目に演じているところが素晴らしい。目を見張るデヴィッド・ボウイ、ドナルド・トランプらカメオ出演者の顔ぶれにびっくり仰天しました。わたしは、ナタリー・ポートマン出演作品という事で鑑賞しましたが、彼女の出演はわずか数秒の一瞬でした。(セリフ有り…)

テーマは荒唐無稽な突拍子も無い『暗殺計画』です。ファッション業界を舞台にして男性モデルらを皮肉たっぷりにギャグ化しているところは、さすがに限界超えではないかと思います。パソコンの中にデータが保存(”保管”)されていると聞き、PC本体を叩き壊してデータを取り出そうとする仕草をします。今の世の中、さすがにそんな事を考える人はいないと思いますが、「もしかしたら・・・」と思うと笑うに笑えません…年間最優秀男性モデルに選ばれる程優秀なモデルであるにもかかわらず、4年連続を逸したことで、急転直下自信を喪失してしまいます。業界から引退し、故郷に戻り『家族の絆」を確かめようとしますが、何故か故郷ではたったひとり浮いてしまい、父親・兄弟からは見向きもされず、気の毒にも「帰れ!」と追い返されてしまいます…

舞台監督の意のままに動くファッションモデルを使っての”暗殺計画”、彼らは簡単にマインドコントロールされてしまうらしい。しかしながら、当初の計画は最後の最後に失敗するのですが、諦めずいきなり隠し持っていた「手裏剣」が飛び出すという発想などに、真面目な感想はもはや不要かも知れません…

最後まで映画をご覧いただければ、その恐ろしいまさかの結末(きめ顔!)に唖然とするはずです…

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