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映画『ファンタスティック Mr. Fox』(2009/ウェス・アンダーソン監督)映画‣父さん狐は己の欲望の為に愛する家族や仲間を危険にさらす!

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映画『ファンタスティック Mr. Fox』のあらすじ概要

『チョコレート工場の秘密(映画:チャーリーとチョコレート工場)』『魔女がいっぱい』で知られるロアルド・ダールの児童書「すばらしき父さん狐」を、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督が、全編をストップモーション(コマ撮り)・アニメで映画化。アニメ映画として異例の超豪華キャストを声優に迎えています。本作はウェス・アンダ―ソン監督初めて監督したアニメ映画。

(あらすじ)

Mr.フォックスは盗みをしながら暮らしていたが、妻のMrs.フォックスとちょっと変わり者の息子アッシュのために、妻狐の妊娠を切っ掛けに盗みから足を洗い、今は穴暮らしをしながら新聞記者として働く日々を過ごしていました。

しかし、「もっといい暮らしをしたい!」そんな欲求にかられた彼は、丘の上の大木の家を購入することに。しかし丘の向こうには意地の悪い3人の人間の農場主(ボギス、バンス、ビーン)が住んでいました。憧れの家へ引っ越し、人間に近づいたMr.フォックスは野生の本能が目覚めてしまい、人間たちの飼育場から昔のように獲物を盗むことに熱を上げていきます。日々、獲物を盗まれる人間たちの怒り心頭、ついに、結束した3人はトラクターを使って根こそぎ丘を掘り返しはじめた。父親として、”ファンタスティック”に生きたいMr.フォックスと土の中で生活する彼らの仲間たちは、野生の本能と誇りをかけ、人間たちと戦いを通して、自分らしく生きることの大切さをユニークに描き出します。

2009年製作/87分/アメリカ
原題:The Fantastic Mr. Fox

PexelsによるPixabayからの画像

映画『ファンタスティック Mr. Fox』のスタッフとキャストについて

ウェス・アンダーソン監督・脚本・制作

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共同脚本:ノア・バームバック

音楽:アレクサンドル・デプラ 『ベンジャミン・バトン数奇な人生』、『英国王のスピーチ』、『ハリー・ポッターシリーズ』、『ゴーストライター』、『ゼロ・ダーク・サーティー』などなど上げたらきりがないほどの名作映画を担当している実力派、

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(声の出演)

ジョージ・クルーニー(Mr. フォクシー・フォックス):
メリル・ストリープ(Mrs. フェリシティー・フォックス/妻狐):
ジェイソン・シュワルツマン(アッシュ・フォックス ):
エリック・アンダーソン(クリストファソン・シルバーフォックス):
ウォーリー・ウォロダースキー(カイリ・スヴェン):
ビル・マーレイ(クライヴ・バジャー):アナグマ

さらに、ウェス・アンダーソン作品の常連オーウェン・ウイルソン、更にウォレム・デフォー、ケイト・ブランシェットらも顔を揃えます…

Observations? Science needs your data www.inaturalist.orgによるPixabayからの画像

映画『ファンタスティック Mr. Fox』のネタバレ感想・見どころ

姿形は動物のままのアニメの動物たちがまるで人間と同じようなスーツを着たり、強盗用の帽子を被ったり動き回る仕草が何となく可愛らしい。想像を絶する時間を掛けて製作されたものと感じられますが、アニメ作り素人の目にもクオリティーの高さには目を見張るものがあります。

人間の立場からすれば、自分達が育てたり、作ったりする家畜や農産物を好き勝手に盗み出す”野生”動物を目の敵にするのは当然ですが、アニメの中の人間3人の農場主はまるで極悪非道の大罪人の様に描かれている点、児童文学として如何なものかという気はします。

また、本編の原書である「すばらしき父さん狐」で示されている子供たちに対する教訓が『親や大人達は聖人君子じゃない、一人の俗な人格だ。お前ら子供達は奴らに振り回されずに頑張って生き抜け。』という事らしく、原書に極めて忠実にアニメ化されているという事を知り、やはり元々一味二味も違った内容がベースにあった事を納得しました。

大人も子供も楽しめるアニメと紹介されていますが、どちらかというと『子供』向け作品という気はしました。

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