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「フィリップ・シーモア・ホフマン」出演のおすすめ映画10作品のご紹介(最近見た映画、見直した映画限定。順不同)

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絶対見逃せない映画 おすすめ
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高校時代からの知り合いであったベネット・ミラー監督による『カポーティ』でトルーマン・カポーティを見事なまでの憑依で演じ切った演技を評価され、アカデミー主演男優賞やゴールデングローブ主演男優賞等を受賞しています。また、大作にも脇役で出る事が多いですが、ポール・トーマス・アンダーソン監督などの個性的な監督の作品に数多く出演しています。『ダウト あるカトリック学校で』でのメリル・ストリープとの激しい対決シーンなど忘れることの出来ない大迫力の演技でした。しかしながら、2014年、ニューヨーク・マンハッタンの自宅アパートでヘロインや、その他の薬物の過剰摂取によるとみられている死因で46歳の若さで、惜しくも亡くなっています。

『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)

全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーの同名ベストセラー小説を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が映画化し、レニー・ゼルウィガーがアカデミー助演女優賞を受賞。激動の時代の中で、強く生き抜く女性の強さが感動を呼ぶ作品。

南北戦争末期、自ら兵隊を志願し戦争に参加してから3年、激しい戦いの只中に置かれることになったノイマンは、友人を失い、自分も負傷した為、故郷であるコールドマウンテンと、出発前の僅かな時間しか共に過ごすことが出来なかった最愛の女性エイダに再び会うため死を覚悟で脱走し、徒歩でコールドマウンテンに向かう旅に出た。

おすすめ映画|『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)米・南北戦争を背景にした大ロマン!?

『ダウト あるカトリック学校で』(2008/ジョン・パトリック・シャンリー監督

ジョン・パトリック・シャンリーによる戯曲『ダウト 疑いをめぐる寓話』を自ら監督して映画化した。

1964年、ニューヨーク・ブロンクスにあるカトリック系教会学校の校長シスター・アロイシスは、進歩的で生徒にも人気のあるフリン神父が学校で唯一の黒人生徒と不適切な関係を持っているのではないかと強い疑惑を抱き、「神の意に沿う行為を為すためには、神より遠ざかる手段をとることも辞さない」との信念を持ち、執拗にフリンの「罪」を追及してゆく。

主要人物は3人の聖職者。新しい時代の息吹を感じさせる神父と、古い価値観から逃れられない厳格な校長、そしてピュアな新人教師で描かれる心理・サスペンスドラマ。

トニー賞とピュリッツァー賞をダブル受賞した舞台劇を劇作家ジョン・パトリック・シャンリィが自ら映画化。メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、「魔法にかけられて」のエイミー・アダムスらが厳格な聖職者たちを熱演。

映画感想|『ダウト あるカトリック学校で』(2008/ジョン・パトリック・シャンリー監督)メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンが火花を散らす心理サスペンス

『マネーボール』(2011/ベネット・ミラー監督)

アメリカのプロ野球、メジャーリーグの貧乏球団アスレチックスを独自の理論で常勝球団に育て上げた実在の球団GMビリー・ビーンの半生を、ブラッド・ピットが演じる。

ビリーは、かつて超高校級選手としてニューヨーク・メッツからドラフト1巡目指名を受けたスター候補生だった。スカウトの言葉を信じ、名門スタンフォード大学の奨学生の権利を蹴ってまでプロの道を選んだが、鳴かず飛ばずの日々を過ごし、さまざまな球団を転々としたのち現役を引退し、スカウトに転身し、第二の野球人生を歩み始めた。自分の過去の苦い経験より、スカウトの言葉に余り信頼を置いていない。

全米約30球団の中でも下から数えたほうが早いといわれた弱小球団のアスレチックスを独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝球団に育てあげたビーンの苦悩と栄光のドラマを描く。監督は映画『カポーティ』のベネット・ミラーがメガホンを取る。

おすすめ映画|『マネーボール』(2011/ベネット・ミラー監督)ブラッド・ピット主演。弱小球団を常勝球団に育てあげた実在の人物ビリー・ビーンの半生を描く。

『リプリー』(1999/アンソニー・ミンゲラ監督)

アラン・ドロン主演「太陽がいっぱい」(1960)の原作として知られるパトリシア・ハイスミスの同名小説を、「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が再映画化。より原作に忠実なプロットとなっているという。

1950年代のニューヨークを舞台として始まります。地中海で遊び呆ける富豪の放蕩息子ディッキーを連れ戻す役目を負って、イタリアに渡ったトム・リプリー。贅沢だが刺激のない毎日を送っていたディッキーは、下層階級のトムを物珍しがり、ジャズクラブやセーリングに連れ回します。自由奔放なディッキーの人柄と優雅な生活に強く魅せられたトムは、イタリアでの毎日で彼との間に強い絆が結ばれたと思い込みますが、やがてディッキーの本心を知るようになると、トムはディッキーに成り替わろうというした下心が芽生え始めました…

映画『リプリー』(感想)アラン・ドロンが演じた太陽がいっぱいと同じ原作に基づく作品。あなたの好みはどちらですか?

『ザ・マスター』(2012/ポール・トーマス・アンダーソン監督)

第2次世界大戦直後のアメリカを舞台に、爆発的に信者を増やしていった新興宗教の教祖とその弟子となった男の関係を描き出します。

第2次世界大戦が終結し、赴任先からアメリカへ戻ってきた帰還兵のフレディ・クエルは、戦地ではまったアルコール依存症から抜け出せず、社会生活に適応できずにいました。そんなある日、フレディは「ザ・コーズ」という宗教団体の指導者で、信者から「マスター」と呼ばれているランカスター・ドッドに出会う。

ドッドは独自のメソッドで人々を悩みから解放し、フレディもドッドのカウンセリングで次第に心の平静を取り戻し、彼に尽き従うようになります。ドッドは行き場のないフレディをかたわらに置き、2人の絆は深まっていきますが、フレディは次第にランカスターの言葉に疑問を抱くようになります……。

映画『ザ・マスター』(感想)第2次世界大戦直後のアメリカを舞台に、爆発的に信者を増やしていった新興宗教の教祖とその弟子の生々しい姿を描出する

『あの頃ペニー・レインと』(2000/キャメロン・クロウ監督)

「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウ監督が自身の実体験を基に、15歳で音楽ライターになった少年の恋と成長を綴った青春映画。

1970年代サンディエゴ。大学教授であり教育熱心な母に育てられた少年ウィリアムは、18才になり独り立ちした姉が残していったレコードをきっかけに、ロック音楽にのめり込んでいきます。やがてウィリアムは、自分の書いた音楽記事を伝説的ロックライターのレスターに送って才能を認められ、彼が編集長を務める音楽誌で記事を書き始めます。さらに有名音楽誌ローリングストーンからも声が掛かり、仕事をもらうことに成功。取材のため、ブレイク間近で期待の新星として注目されるロックバンド「スティルウォーター」のライブ会場を訪れたウィリアムは、楽屋でペニー・レインと名乗るグルーピーの少女に出会います。

クロウ監督自身が実際に15歳で『ローリング・ストーン』誌の記者になっていたことから、半自伝的な内容となっています。

映画『あの頃ペニー・レインと』(2000/キャメロン・クロウ監督)感想‣1970年代のアメリカでロックバンドに熱狂する若者たちの青春と恋愛を描いた作品!

『ハードエイト』(1986/ポール・トーマス・アンダーソン監督)

「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」などの鬼才ポール・トーマス・アンダーソンが、1996年に手がけた長編監督デビュー作。母親を亡くした青年ジョンは葬儀代を稼ぐためにラスベガスで一発勝負に出ますが、失敗して一文無しになってしまいます。途方に暮れているジョンの目の前に初老の賭博師シドニーが現われ、コーヒーを飲みながら彼に救いの手を差し伸べ、カジノで勝つ方法を伝授して行きます。2年があっという間に過ぎ去り。一流のギャンブラーに成長。更に、恋人クレメンタインと知り合う事も出来たのですが、飛んでも無い事件に関わり合う事になります。それもシドニーの機転で上手く切り抜ける事が出来ました。ところが、ジョンの友人ジミーの存在がシドニーとジョンの人生に思わぬ波乱を巻き起こす事になります……。

おすすめ映画感想『ハードエイト』(1986/ポール・トーマス・アンダーソン監督)‣初老のギャンブラーは、運に見放された青年に興味を持ち、賭け事の勝ち方を伝授!?

『マグノリア』(1999/ポール・トーマス・アンダーソン監督)

死の床で息絶えんとするテレビの大物プロデューサー、彼が昔捨てた息子、プロデューサーの若い妻、看護人、癌を宣告されたテレビのクイズ番組の司会者、彼を憎む娘、彼女に一目惚れする警官、番組でおなじみの天才少年、かつての天才少年……LAに住む全く関係の無い様なさまざまな人間たちの24時間を描く。ロサンゼルス、マグノリア・ストリート周辺に住む、一見何の繋がりもない12人が、最後に不思議な糸に操られて大きな一つの物語に結び付けられていきます!? そして……信じられない様な“スーパーマン”が、やって来ます!

おすすめ映画『マグノリア』(1999/ポール・トーマス・アンダーソン監督)感想‣十二人のダメ男、ダメ女たちの物語を精巧に組みあげる!

『パンチドランク・ラブ』(2002/ポール・トーマス・アンダーソン監督)

カリフォルニア州ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレーで暮らすバリーは、トイレの詰まりを取る吸盤棒(ラバーカップ=スッポン)をホテルなどに販売する会社を経営しています。7人もの姉に囲まれて抑圧されながら育った彼は、突然キレたり泣き出したりと情緒不安定な一面を抱えていました。 そんな彼が最近の日課にしているのは、ヘルシー・チョイス社 (Healthy Choice)のプリンを大量に買うことでした。プリンの特典である、プリン代よりも価値が高い航空会社のマイレージをたくさん貯めることに余念がありません。

ある日バリーは姉の同僚であるリナと出会い、ふたりは次第にひかれ合うようになります。その一方で、バリーは何気なくテレフォンセックスのサービスを利用したことから、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。テレクラの裏の犯罪グループに拉致され、当時の三和銀行のATMから500㌦(一日の引出制限額?)を引出し手渡し、猛スピードで走って逃げる事になんとか成功します。

おすすめ映画『パンチドランク・ラブ』(2002/ポール・トーマス・アンダーソン監督)感想‣シンプルでハッピーで強烈なラブストーリー!

『カポーティ』(2005/ベネット・ミラー監督)

05年度アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞の5部門にノミネートされ、カポーティ本人に生き写しの演技を披露したフィリップ・シーモア・ホフマンが主演男優賞を受賞したドラマ。

1959年11月15日、カンザス州小さな町ホルカムで全く無防備な農家の一家が惨殺される事件が発生します。「ティファニーで朝食を」で名声を高めた作家トルーマン・カポーティは、この事件に興味を覚え、幼馴染で『アラバマ物語』(映画の中ではディルという名前でカポーティが出てくる)の女性作家ハーパー・リーと共に現場に向います。カポーティはノンフィクション小説「冷血」の執筆を決意し、現地へ飛び、事件の容疑者ペリーに対して密着取材を行います。

取材を進める中で、自分と同様に子供時代に家族に見捨てられた死刑囚と友情が芽生え始めます。死刑執行により事件が完了し、小説を早く完成させたい自分と、死刑囚を「友」として助けたい自分の間でカポーティの気持ちが大きく揺れ動き、精神的に疲弊していく様子が描かれていきます。

おすすめ映画『カポーティ』(2005/ベネット・ミラー監督)感想‣犯人を密着取材して、 小説作品「冷血」に結実させるまでの過程を追う!

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