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おすすめ映画『オープン・ユア・アイズ』(1997/アレハンドロ・アメナーバル監督)感想‣夢と現実が錯綜する恐怖の世界体験!

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『オープン・ユア・アイズ』のあらすじ概要

ハンサムな独身貴族として人生を謳歌していた大金持ちのセサル。一度会った女には二度と会わないというポリシーの彼が、誕生日パーティーで会ったソフィアという女性に一目ぼれします。その晩、セサルに付きまとっていた女ヌリアは嫉妬から、セサルを乗せた車ごと崖から飛び降り心中を図ろうとします。なんとか助かったセサルだが、顔にひどい傷を負い、ソフィアにも見放されて自暴自棄の生活を送っていました。しかしある夜、酔いつぶれて目が覚めてみると自分の顔は手術で治り、ソフィアとの仲も元通りになっていました。彼の生活は元通りになるかに思われましたが、悪夢を見るようになり、夢と現実の区別がつかなくなってゆきます。後にハリウッドでリメイクされた(アメリカ版の題名は『バニラ・スカイ』)

 

98年東京国際映画祭グランプリ受賞。

 

1997年製作/117分/スペイン
原題:Abre los ojos

 

『オープン・ユア・アイズ』のスタッフとキャストについて

アレハンドロ・アメナーバル監督・脚本・音楽:15歳の頃から足しげく映画館に通い、その他には執筆や読書にも情熱を注いだという。97年の本作SFアクション映画『オープン・ユア・アイズ』は、ベルリン国際映画祭や東京国際映画祭で高評価を得ています。この作品はアルフレッド・ヒッチコック監督の1958年作『めまい』をアメナーバルなりにアレンジしたものであると語っています。

 

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ペネロペ・クルス (ソフィア):販売業の父と美容師の母の間に生まれ、幼い頃からクラシックバレエやジャズダンスを習う。15歳からTVやミュージックビデオに出演。「ハモン・ハモン」(92)でスクリーンデビューを果たしています。

 

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エドゥアルド・ノリエガ (セサル):学生時代にアレハンドロ・アメナバルと出会い、『テシス』と『オープン・ユア・アイズ』に出演してスペインのトップ・スターとなる。

 

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フェレ・マルティネス (ペラーヨ):

ナイワ・ニムリ(ヌリア):

『オープン・ユア・アイズ』のネタバレ感想・見どころ

主人公セサルは現実と夢の境界が不明瞭の為、ただただ恐ろしい悪夢に追い回され続ける人生を生きる事になります。親友ペラーヨが誕生日パーティに連れて来たガールフレンドのソフィアにぞっこん惚れ込んでしまい、親友には申す訳ない気持ちはあるものの。彼女への気持ちを断ち切れないところにそもそもの問題の原点となっていました。一方、セサルにはヌリアという情が深い女性に付きまとわれてしまいました。かなり、邪険な態度で振り払おうとします。しかしながら、彼女は事もあろうに二人で乗った車を断崖絶壁から転落した事故で無理心中を図ろうとします。九死に一生を得たセサルでしたが、顔の損傷が激しく、整形手術でも回生は困難な程の深手を負う事になります。

 

その後の経過については断片的な映像が、繰り返される為、実際に何がどうなっているのか、どれが真実か夢の中のことなのか不明瞭で五里霧中の世界を彷徨い歩く事になります。ソフィアとの仲が上手く行ったかと思うと、ソフィアが突然、死んだ筈のヌリアに変わっていたりします。自分の遺体を冷凍保存して、未来の医術に”運命”を任さるという契約書に調印していた様です…

 

本作は、ペネロペ・クルス出演作品という事で鑑賞しました。彼女は当時22,3歳という若さです。「ハモン・ハモン」(92)でスクリーンデビューしてからまだ数年しかたっていない頃の作品です。スクリーンからほとばしる笑顔全開の愛くるしさにドキリとしました…一方、アメナーバル監督も当時25歳という若さで本作を撮るという驚きの才能発揮に脱帽!

 

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