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おすすめ映画|『九人の翻訳家 囚われたベストセラー』(2019/レジス・ロワンサル監督)

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九人の翻訳家 囚われたベストセラーのあらすじと概要

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世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」をはじめとするダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズの出版秘話をもとにしたミステリー映画。

シリーズ4作目「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳作業を行ったという前代未聞のエピソードを題材として描かれている。舞台はフランスの人里離れた村にある豪邸のロシアの富豪が核戦争に備えて作ったという広大な要塞のごとき地下室。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され前代未聞の缶詰状態、食事は豪華で週1日の休日のための娯楽施設も完璧だが、隔離施設であり人権蹂躙も甚だしい環境下に置かれる。毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく毎日が続く。

しかしある夜、出版社社長アングストローム(ランベール・ウィルソン)のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届いたことから、9名の翻訳家の中の犯人探しが開始されるというストーリー。但し、犯人探しと見せかけて、終盤の展開は別の真犯人を解明していくストーリーになるので、最後まで気が抜けない。

尚、本作品冒頭に書棚が燃えるシーンがあるが、これは問題の核心部分を暗示する内容になっている事に最後に気づかされることになります。

九人の翻訳家 囚われたベストセラーのネタバレ感想

ストーリーとテーマについて

完全密室の中で原文が手渡され、通信手段も遮断されている中で作業しているにもかかわらず、外部に情報が筒抜けになっているというトリックで、犯人探しが開始される。ストーリーの途中まではアレックス(英語)が中心となり翻訳家の内の何名かのメンバーを仲間に入れて、原稿を盗み出すという作戦が展開されていたように見せ掛けられているが、それは真っ赤な嘘である事が後々判明する。

犯人探しに躍起となったアングストロームが拳銃をぶっ放すが、たまたま胸にしまってあった本のおかげで弾丸が貫通せず、アレックスは一命を取り留めるなど激しいシーンもあるが、最後の最後のどんでん返しは誰もが想像出来ないと思う。

今回の舞台は大邸宅の地下室と言う密室の中であるが、最近の”お祭り”ホラー映画ミッドサマーは田舎の生活共同体という囲まれた集落が舞台の共通性-

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キャラクターとキャストについて

監督・脚本:レジス・ロワンサル 小さい頃から映画少年で、クラシカル映画が大好きとの事。長編デビュー作品『タイピスト!』(13)は話題となり日本でも大ヒットした。今回のミステリー映画とは一味違うカラフルでキュートなエンターテイメント映画となっています。

主演 ランベール・ウィルソン:1958年フランス生まれ、父親はアイルランド系フランス人俳優ジョルジュ・ウィルソン、母親はアイルランド人モデル。ロンドンで演技を学んだ。2004年の『キャットウーマン』で第25回ゴールデンラズベリー賞の最低助演男優賞にノミネートされた。最近では『パリに見出されたピアニスト』(19)に主演。身長191㎝の大男。・・・無慈悲な出版社社長。「デダリュス」の作者の正体を知るただ一人の人物。

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に主演として出演している。

9名の翻訳家は販売部数が多い国ごとに1名づつ選ばれている。(以下代表的な翻訳家)

カテリーナ・アニシノバ:ロシア語(オルガ・キュリレンコ)・・・ミステリアスで情熱的。孤独を好む。人の心をかき乱す誘惑的な人物。「デダリュス」のヒロイン・レベッカに危険なほどに感情移入している。

アレックス・グッドマン:英語(アレックス・ロウザー)・・・25才だが、永遠の子どものような雰囲気を持ち、ずば抜けて聡明。「デダリュス」海賊版の翻訳でファンの間で注目され、公式翻訳者に抜擢される。

コンスタンティノス・ケドリノス:ギリシャ語(マノリス・マヴロマタキス)・・・公務員への給料の支払いもままならない国で、大学からの給料を補うために翻訳者をしている。知識人風だが、本質的な考え方は陳腐でシニカル。

等々。

ローズマリー・ウエクス(サラ・ジロドー)・・・典型的な優等生。エリックからひどい扱いを受けているが、文学への愛だけを糧に仕事に取り組む。いつか自身で出版を手がけたいと思っている。

ジョルジュ・フォンテーヌ(パトリック・ポーショー)・・・フォンテーヌ書店店主・・・以外にも本作品のストーリーのカギを握る人物なので注目。

まとめ

ストーリーとしてはネタバレになるが、遠隔操作というか予めプログラムされたタイミングでメールが発送されるというシステムを使っている為、完全に密室から通信を計ったという事ではない。最終結果がかなり意表を突く内容なので、観客はなんだ、そうなのかとわずか肩透かしを食った印象が残るのではないか。

わたしの評価は87点。

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